芸術の森を散策しまして・・・、
すっかりおなかもぺこぺこです(笑)
検索してみると、芸術の森から室生寺までは1kmちょっとの距離。
そして室生寺のすぐ近くには料理旅館がいくつかあるみたい。
名前だけで決めました(笑)
\ なかむらやっ!/(笑)
山菜定食です。
汁椀が、お味噌汁ではなくておそうめんなのも奈良らしくていいです(^_^)
どの小鉢もおいしかったのですが、茄子がいちばんおいしかった!
茄子の上にはくるみのお味噌がたっぷり。
五平餅大好きなので、これは最高!!(^_^)/
他の小鉢も、それぞれ味付けが違い、どれもおいしかったのですが、自然薯の小鉢は、お箸で掴めるとろろ芋。
普段はさらさらの山芋しか食べていないので、これは贅沢だと、ありがたみすら感じました(笑)
お店は、玄関も窓も全部開いていて、広いお座敷を気持ちのよい風が通り抜けていきます。
すごく居心地のいいお店でした(^_^)
(1時間に1本運行されている奈良交通のバスがすぐ前を通り過ぎるまでは(笑))
温かい大和茶をいただいて、おなかいっぱい。
お店に入った時にお店のご主人が
「室生寺はこれから行かれるの?それならここに車停めたまま行ったらいいですよ(^_^)」
と言ってくださったので、お言葉に甘えることにします。
橋の向こうは室生寺。
女人禁制だった高野山(和歌山)に対して、女性の参詣も認めていたので『女人高野』という別名で呼ばれるのだそうです。
もっと秋が深まるころには、美しい紅葉も見られます。
行った日は、なにやらあちこち工事中でしたし、数日前の雨で池があふれちゃったみたいです。
有名な五重塔です。
現在、東京国立美術館では奈良の仏様の展示があるようで…
東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 奈良大和四寺のみほとけ
金堂のところに、『十一面観音とお釈迦さまが出張中』みたいな張り紙がありました(^_^;)
ちょっとがっかり(^_^;)
でもその後、心奪われる、すごい仏様を観ることができました。
『如意輪観音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)』というお名前の仏様です。
※ 画像はパンフレットからお借りしました。
片膝を立てている仏様。
遠くにそのお姿が見えた瞬間、鼻の奥にふっくらとしたやさしい香りが届いたような、そして、なぜかジブリの『かぐや姫の物語』の『天人の音楽』も頭の中に流れ出します。
頭の中に流れたその音楽は、この記事に貼り付けてありますのでよかったら(^_^)
本物の(?)天人を拝むことができました(^_^) - 今日もよい日
すぐ近くで観ることができるようだったので、靴を脱いでお堂に入れていただきます。
その頃には、ワクワクと静けさが私の中に同居する、なんともいえない感覚に。
近くで観ても、美しく、優雅。
気品もあって素晴らしい…。
仏様にこんなに惹かれるのは初めてかもしれません。
リラックスした佇まい。穏やかさ、ゆとりを感じます。
近くでよく見ると手が6本あって、数珠やら輪宝やら蓮のつぼみを持っています。
物思いに耽るような、少し気怠さみたいなものもあるような。
他に観ている人がいないこともあって、ずーっと観ていられる仏様でした。
この仏様、『日本三如意輪』の一体である、とパンフレットにありました。
他のお寺の如意輪観音菩薩も見てみたくなりました(^_^)
とても久し振りに室生寺に来ましたが、静かで、荘厳な雰囲気がありました。
前回来たとき(10年くらい前?)も、如意輪観音も見ているのだと思いますが、記憶にありません…(^_^;)
この日はたくさん歩いてちょっとくたびれました(^_^;)
でも、芸術の森も、お昼ごはんをいただいた中村屋さんも、室生寺もいいところでした。
室生寺で。こんな綺麗な色のトカゲは初めて見ました(^_^)