8月の終わりのころ。
夕方の関西のテレビ番組で、室生山上公園芸術の森(むろうさんじょうこうえんげいじゅつのもり)が紹介されていました。
前から存在は知っていましたが、特集を見たら「これは行きたい!」と思いました(^_^)
かんさい情報ネットten.という番組。
若一さんもサインをしてお帰りになったみたいです(^_^)
北入口から入り、駐車場に車を停めたら、施設塔に入ります。
この施設塔、太陽光がよく入る素晴らしい建物です。
入園料400円を払います。
JAFの会員だと、入園料が300円になりますから提示しましょう(^_^)
施設塔はエアコンも効いていて、椅子もあります。
いただいたパンフレットを散策の前によく読んでおくと、歩いていても楽しいと思います。
お手洗いもここで済ませておきましょう。
室生山上公園芸術の森
芸術の森はもともとは棚田があった場所に造られた公園です。
地滑りが起きやすい場所だったので、地滑り防止のための対策としてこの素晴らしい公園ができたのだそうです。
公園全体が、イスラエル出身の環境彫刻家、ダニ・カラヴァンという人の作品です。
園内はとにかく広い!!そして日陰なし!!(笑)
日焼け&熱中症対策をしっかりとしましょう。
『螺旋の水路』
水が不思議な感じで流れていきます。
一番奥にある美しい輪郭の木はキンモクセイなのだそうです。
突然ですが、北緯34度32分上にある
『太陽の道(レイライン)』はご存知でしょうか。
東は伊勢神宮や斎宮跡、西は淡路島の伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)を結んだほぼ一直線のライン。
大和盆地も『太陽の道』が通っていて、ライン上には、有名な遺跡や神社仏閣があります。
いくつか挙げてみますと、
・室生寺(女人高野)
などがあります。
さらに西を見ますと、
そこから海を渡ると
・淡路島の伊弉諾神宮(国生みの地)
に至るのです。
二上山頂上の看板に書いてありました。
伊勢・大和・淡路島を結ぶこのライン上の遺跡や神社仏閣は とても古い時代に作られたもの。
今のような高度な測量技術もないはずなのに、これらがほぼ一直線に並んでいるのはとても不思議。
なにか大きな力の存在を感じます。
園内の写真に戻ります。
これは『天文の塔』
実はこれ『太陽の道』の上にあるのです。
登れます(^_^)/
階段の一段一段の高さが意外とキツいです(^_^;)
てっぺんから見た景色です(^_^)
『螺旋の水路』と『螺旋の竹林』が見えます。
裏には何やらぽっかりと。
ぽっかりの入り口。
中はこんな感じ。
この日は30℃を超える気温だったので、中はすごく暑かったです(^_^;)
振り返り、天井方向を見るとこんな感じで…
『天文の塔』の大きさがわかりにくいと思うので、人が登っている写真を。
米粒以下(笑)
手前の、ゲートみたいになっている隙間が北緯34度32分。
太陽の道を可視化しているのです。
すごいことを思いつくなあと感心します。
『ピラミッドの島』
中はちょっとした隠れられるスペースが(^_^)
『螺旋の竹林』から空を見上げたところ。
太陽のおかげで、光が綺麗に入った写真が撮れました(^_^)
栗がたくさん落ちていました。
暑い日でしたが、秋はすぐそこまで来ているのかな。
10時過ぎに着いたときは、車も少なく、人も3組しかいませんでした。
写真を撮りながら1時間ほど散策して、いい汗かいて施設塔に戻ると、たくさんの人がこれから園内に入るところでした。
本格的なカメラを持った人たちばかりでした。
私と同じようにテレビ番組を見て来たのかな(笑)
とてもいい空間でした。
空も高く、開放感(解放感)があり、静か。
よく歩いて足は疲れましたが、心はすっきりしました。
車じゃないと訪ねにくい場所にあります。
平日は北入口からしか入れません。
狭い道を通らないとたどり着けませんから、車でお出かけの際はご注意ください。
朝は10時から。毎週火曜日がお休みです。
雪が降る1~2月いっぱいは休園です。
園内は飲食自由ですが、ゴミは持ち帰りましょう(^_^)