マインドフルネスにがっつり取り組んだのは昨年の春。
あれからほぼ1年が経ちました。
マインドフルネスの正式なプログラムの中に『終日声を出さず、誰とも目を合わさず、沈黙を守る』という終日プログラム(サイレント・リトリート)があります。
卒業してから2回目の終日プログラムに参加してきました。
今回は、受講中の人が19人くらい、卒業生は私を含めて14人くらい、そしてオンラインで参加している人も何人かいらっしゃったようです。
やっぱり寝てしまっていました(^_^;)
静坐瞑想から始まり、臥位のヨガが終わり、ボディスキャンです。
このボディスキャンが、私が克服すべきところで、自分で意識しているときは大丈夫になってきたのですが、音声ファイルの誘導だと80%くらいの確率で寝てしまうのです(^_^;)
最近は音声ファイルでのボディスキャンはあきらめつつあって(笑)、その時間は、3月の終わりにプラユキさんから教わった手動瞑想に替えたりしていました。
で、今回のリトリート、ボディスキャンを先生が誘導して下さるのですが、癒しの声・・・。
あおむけでのんびりとヨガをした後だったので、身体も緩んでいて、たぶん、2割くらいしか意識がなく、終わって伸びをするところの2回目で『ハッ!』と目覚めたのでした。
全然成長してません(^_^;)
寝たおかげで(笑)眠気はすっかり抜けて、静坐瞑想の時間になり、チョイスレス(ひとつのところに限定して意識を向けるのではなく、すべての対象に意識を向ける)をしまして、午前の部は終わりました。
お昼ごはんの時間も、サイレントに瞑想します
お昼ごはん=食べる瞑想の時間です。
40分間がそれに充てられているので、食べることに意識を向けます。
受講中にこれをしたとき、東京で食べる瞑想の経験があったのにすっかり忘れ、普通の大きさのお弁当を持って参加していました。
こちらの記事の後半部分にも書きましたが、食べる瞑想は、ほんのちょっとの量でもおなかいっぱいになります。
初めて参加したとき(普通サイズのお弁当)は、マインドフルに食べているうちに、いつの間にかあと5分になっていて、でもまだお弁当が半分くらい残っていて、残り5分で慌てて掻き込んだという経験があります(^_^;)
そんなのはもうイヤなので、今回は手のひらサイズのお弁当にしました(笑)
それでも時間ぎりぎりになってしまい、歯みがきに行けませんでした(笑)
普段は「どこに入っていくの?」と食べ放題のお店でもよく言われる私ですが(かなりの大食い)、マインドフルに食べると、手のひらサイズでもおなかいっぱいになる不思議。
普段はテレビを見ながら、スマホを見ながら、本を読みながら、飲んだり食べたりする方もいらっしゃると思います。
ながら食いをしていて『いつの間にかこんなにたくさん食べてしまった!』ということは、私も経験があります(^_^;)
マインドフルに食べることで、満腹中枢が働き始める前に胃袋にとにかく詰め込む!ということはなくなります。
そして、間違いなく言えるのは、胃にやさしい(^_^)
よく噛む+少量で済むので、胃腸の弱い方にもいいのではないかと思います。
もっと書いてしまうと、よく噛む+少量ということは、早くにおなかが空いてくるのですが(笑)
毎日の食事でマインドフルに食べるということは、なかなか難しいのではないかと思います。
私はたまに、一日の食事のどれか一回の、最初の一口目だけ、マインドフルに食べるようにしています。
食べ放題に行った後の食事をマインドフルに食べることで、胃を労わっているつもりでいます(笑) ←食べ放題に行かなければいいのですが(笑)
『マインドフルに食べる』をやってみたい方は、こちらの記事のまんなかあたり、『食前セレモニーのやり方』のところをご覧ください。
午後もあれこれとします
午後からは歩行瞑想をしました。
先日、プラユキさんのところでも歩行瞑想をしましたが、普通のスピードで歩くというものでした。
マインドフルネスの正式なプラクティスでは、いろいろなスピードで歩きます。
基本はとてもゆっくり。そこを基準として、比較のために普通の速さを感じてみるという感じなのかな。
遡ると、お寺で初めて瞑想をしたときも、ものすごーくゆっくりのスピードで仏様の周りをぐるぐるしていました。
ヨガで「心のスピードをゆっくりにするには、動きのスピードをゆっくりと(繊細な心に働きかけるにはまず粗雑な肉体から)」と習っているので、私はゆっくりの方が、頭の中のおしゃべりが落ち着きやすいように思います。
その後は座って『山の瞑想』。自分自身がどっしりとした山である、とイメージをして座ります。
立位のヨガをして、慈悲の瞑想。苦手な人の幸せを祈ります。
前回参加したときは「嫌いな人に対してそう思うのは難しいです」とおっしゃる方もいました(笑)
私は難なくクリア(笑)
外に出て、春の喜びを感じながら瞑想
歩く瞑想の外バージョンです。
私はこれが好きです。普段、外歩きをするときも、時々マインドフルに歩いています。
室内の歩く瞑想よりも、五感に飛び込んでくる外からの刺激が強く、一点に意識を向けるのが難しそうな気もしますが、意外とそんなこともなく。
いつもなら見過ごしてしまう、雑草の小さなお花の、花弁や色合いを楽しんだりしていると、あっという間に時間が過ぎます。
桜が咲き、
菜の花も鮮やか、
ローズマリーには優しい紫色の花がついていました(^_^)
ローズマリーは眠気を覚ましてくれますし、記憶力にもよい作用をして、身体を元気にしてくれます。
風邪や花粉症の症状も和らげてくれるそうです。
葉っぱをふわーっと撫でて手に香りを移し、その場で『香る瞑想』(勝手に命名(笑))をしばらく楽しんでいました(笑)
春らしさの中、30~40分ほど外で歩く瞑想をして、部屋に戻ります。
ローズマリーの香りの余韻を味わいながら、静坐瞑想して終了。
これで沈黙を解いていい時間になります。
参加する理由。それはシェアの時間が楽しいから(笑)
沈黙を解いてから、近くの人とペアになって、今日一日どんなことに困難を感じたか、どんな発見があったかなどをシェアしますが、急にしゃべるといけないそうで、ヒソヒソ声でシェアします(笑)
お隣の方(先に卒業された先輩)が「毎日、瞑想する人なんていないと思うんだけど」と仰ったので、思わず「毎日してます(^_^;) 」と脊髄反射(^_^;)
1日、マインドフルに過ごした成果はここには見当たりません(笑)
『即反応ではなくて、一拍置いて反応できるようになりたい』と以前から思っているのですが(^_^;)
そして4人グループになったときに「ここに来ると、いつもやっている瞑想が自己流になってしまっているな、と気付けます。」と仰った方がいて、確かにそうだなあと私も思いました。
こんな感じでそれぞれの気付きをシェアすることで勇気づけられますし、発見もあります。何よりも楽しいのです。
ヨガのお師匠さんのところで瞑想しますが、昔からシェアする時間が好きだったなーと思い出します。
シェアすることで世界が広がる感じがします(^_^)
今回初めて気付いたこと
『糧となる言葉』という時間が2回あって、先生たちの好きな言葉や詩などに耳を傾ける時間があります。
禅の書に書かれている言葉だったり、新渡戸稲造だったり、宮沢賢治だったり、金子みすゞだったり。
在籍中を含めて3回目のサイレントリトリートだったのですが、3回目にして『全然響かない・・・(^_^;) 』ということに気付いてしまいました。
ヨガでも似たような時間があって、その言葉は割と難解です。
学ぶときは、私たちの日常でも教えを生かすことができるように、お師匠さんはわかりやすい例えでお話をしてくださいます。
ブラックジョークも散りばめられていたりで、面白いのです。
しかし『糧となる言葉』は、書いてあるものを読み上げるだけ。
在籍中に資料として手元にその文章があっても、あまり興味が湧かなかったことを思い出してしまいました(^_^;)
他のみんなはどうなんだろうなあ・・・。心に響いているのかな。
終わってみて
自己流になっていることに気付けましたし、初めてお会いする人が多いので、シェアでの新しい気付きもあって、参加してよかったなと思いました。
次回は筋肉痛になりそうな動きはあらかじめ避けて、サイレント・リトリートに臨みたいです(^_^;)
今回は筋肉痛のため、じーっと座っていると固まってしまって、次動き出すときに、辛かったのでした(笑)
おまけ:聞き忘れたことが(^_^;)
心理テスト活用法のお勉強に行ったときに、マインドフルネス尺度を測るテストを初めて見ました。
そのテストは、受ける側になった時にちょっと解釈が難しかったり、何を聞きたいのかちょっと謎な項目があるのです。
後から見たら、テストを作った人の名前の中に、先生らしきお名前があったのでした。
なので、もし先生が作ったものだったら、教えていただきたいことと、改訂されたものが出る予定があるのか、などを聞こうと思っていたのですが、久し振りの仲間に話し掛けたりしているうちに、テンションが上がっちゃって、そのまま帰ってきてしまいました(^_^;)
今月末に、また先生に教えていただく機会があるので、その時は忘れずに質問したいと思います(笑)
瞑想は考えるより実践です(^_^)