今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

お題瞑想【シッダールタと4人のメッセンジャー】

 

 

2022年のGWはマインドフルネスのサイレントリトリート(5日間)に参加していました。

 

その中で【シッダールタと4人のメッセンジャー】のお話がありました。

 

かいつまんで書いてみます。

 

 

シッダールタ(悟りを開く前の若きころのお釈迦様のお名前)が生まれた時、王様は5人の賢者を呼び、観てもらいました。4人は「将来、立派な王様になります」と言いましたが、1人だけが「悟った人になります」と言いました。心配になった王様は、シッダールタに楽しみだけを与え続けました。

 

大人になったある日、シッダールタは従者を連れてお城の外の世界を見ることにしました。

最初に出会ったのは年老いた人でした。

 

シ「これはなんですか?」

従「老人です。誰もがこうなることから逃れることはできません。」

 

シッダールタはショックを受けましたが、元の生活に戻りました。

 

そしてまたある日、外の世界を見にいくことにしました。

出会ったのは病気の人でした。

 

シ「これはなんですか?」

従「病人です。誰もが病気になることから逃れることはできません。」

 

シッダールタはショックを受けましたが、再び、元の生活に戻りました。

 

そしてまたある日、外の世界を見にいくことにしました。

出会ったのは横たわり動かない人でした。

 

シ「これはなんですか?」

従「死人です。誰も死から逃れることはできません。」

 

シッダールタの心には深い傷が残りました。それまで楽しめていたあれこれをもう楽しいと思えなくなり「人生とは何か」と考え込むようになりました。そして自分自身を失ってしまいました。

 

そしてまたある日、外の世界を見にいくことにしました。

出会ったのは ぼろを纏ってはいるけれど、顔は穏やか、しっかりと足を踏みしめて歩く人でした。

 

シ「これはなんですか?」

従「サドゥー(修行者)です」

 

サドゥーを初めて見たシッダールタは「これが私の道だ、王様になるのは私の道ではない。時が来たら、ぼろをまとって宮殿から出よう。」

 

(以下省略)

 

 

このお話の後、【私をここ(5日間のリトリート)に導いてくれた人のこと】をお題瞑想しました。

 

時を遡りながら思い出したのが、以下のことです。

 

 

・2008年にヨガのリトリートに参加、お寺に泊まった翌朝、常行三昧を体験。これが歩く瞑想の初体験(その記憶も習慣も長続きしなかった)。

 

・2012年、ヨガの学校絡みで ヴィパッサナー瞑想の1日ワークショップ。ヴィパッサナー初体験。歩く瞑想で髪の毛が逆立つ(笑) その後、【マインドフルネスストレス低減法/ジョン・カバット・ジン著】を教えてもらい、購入。

 

・2016年、マインドフルネスの1日リトリートに参加する(東京)。食べる瞑想初体験。内容はとてもよかったけど、距離的問題もあり学びは継続はせず。(オンラインとか考えられなかった時代)

 

・2017年、ヨガの学校の心理系講義担当の臨床心理士の先生が【東洋の瞑想】みたいな学術集会でヨガの瞑想について講演、それを聴きに行く(京都)。のちにマインドフルネスのお師匠さんとなる先生も登壇されていて、その内容に心惹かれる。

 

・2018年、その先生のところでマインドフルネスを学び始める

 

・2022年、その先生のお知らせから5日間のリトリートに参加

 

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お題瞑想でたどり着いた答えは【ここ(マインドフルネス瞑想のリトリート)に導いてくれた人=教えてくれたいろいろな先生たちだった】ということ。

 

ヨガのお師匠さん、ヴィパッサナーのお坊さん、ヨガの学校の心理学系講義担当の先生、常行三昧を教えてくれたお坊さん、マインドフルネス1日リトリートをしてくださった先生、その人たちが正しく伝えて下さったおかげで、瞑想のおもしろさ、奥深さを体験。

 

時々休みながらも継続した結果、マインドフルネスのお師匠さんにつながりました。

 

 

ふー…。

 

記憶が整理されて、頭の中がすっきりしました(笑)

 

お題瞑想はこんな感覚を得られるので、私は好きなのです(^_^)

 

【シッダールタと4人のメッセンジャー】のお話と、ここに導いて下さった先生方に感謝します。