※虫の写真が何枚も出てきます。苦手な方は見ないほうがいいかもしれません(^_^;)
外に出たら、黒いトンボが止まっていました。
去年も同じように止まっているのを見つけて
『まっくろなトンボって初めて見た!』と思い
調べたときの記事がこちらです。
ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)という名前のトンボでした。
これは昨年やってきたトンボ。
全身まっくろのメスでした。
普通のトンボは翅(はね)を開いて止まっているのですが、このトンボは翅を閉じたままというのがめずらしいのだそうです。
別名神様トンボと言われています。
ハグロトンボは羽を閉じて止まるという特徴があります。
そして、なにかに止まっている間には羽を開いたり閉じたり。
それがあたかも神様に合掌をするように見えるので、神様トンボという、なんともありがたい名前が付けられたようです。
また、蜻蛉は前に進むのみで、後退はしません。
なので、蜻蛉のことを縁起のいい虫、勝ち虫と呼ぶそうです。
今年、やってきたのは・・・
胴を見るとピカピカとした青緑色をしています。これ、オスなんだそうです。
メタリックでかっこいいですね(笑)
見つかる場所は?
おもに平地から低山地のヨシなどの挺水植物(ていすいしょくぶつ)や、エビモ、バイカモなどの沈水植物(ちんすいしょくぶつ)などが茂る、ゆるやかな流れの川に生息する。翅が黒いのが特徴で、斑紋はない。オスは体色が全体的に黒く緑色の金属光沢があるのに対し、メスは黒褐色である。ほかのトンボのように素早く飛翔したりホバリングしたりせず、チョウのようにひらひらと舞うように羽ばたく。その際「パタタタ……」と翅が小さな音を立てる。
特徴
本種の生息は、 水生植物(特に沈水植物)の茂る安定したゆるやかな流れと 、薄暗い林が隣接した環境の存在を示す。かつては普通に見られたが、 生息環境の減少により、 個体数が減っている。東京では絶滅危惧I類、青森では絶滅危惧II類に指定されている。
そんな貴重なトンボだったとは知りませんでした。
割と敏感なトンボで近づくと飛び去ってしまうそうなのですが、近づいて写真を撮っても逃げる気配はありません(^_^;)
昨年、メスが遊びに来たとき『誰か亡くなったのか、ご先祖さまが遊びに来たのか…』と思ったのですが、今年もオスが遊びにきているのを見ながら、同じことを思っています(^_^;)
ご先祖さまが遊びに来たというのなら大歓迎なのですが…
そして。
その日の夜、外から帰ってきたときに見たら、まだいます!!
胴と翅(はね)の距離がとても近くなっていて、これは休んでいるところなのだそう。
夜だから寝ているのかな(^_^;)
フラッシュを焚いても逃げません(^_^;) ←ごめんね
明るい時間に見たオスがそのまま滞在中のようです。
翌日の朝。
あれれ。
止まっている枝が違うような気がしますが、まだいます。
神社の神職さんが書いているブログにハグロトンボについて、
ハグロトンボといえば、お盆の時期にご先祖さまの御霊を導いてくれるトンボ。
見つけても追いかけちゃいけないし、触ってはいけないし、捕まえてはいけない。
とあったので、ツンツンと触って生きているのか確認もできず(笑)
滞在したいだけ滞在してくれたらいいのですが、ごはん食べなくてだいじょうぶなのかなと思ったりもします。
お読み下さいましてありがとうございます(トンボより(笑))