※祖父と書かずにおじいちゃんと書きます(^_^)
遠方に住むおじいちゃんに会えるのは
数年に一度のことでした。
年末年始におじいちゃんのところに遊びに行くと、
おじいちゃんもうれしそうに迎えてくれました。
おじいちゃんの家では、
冬は石油ストーブを使っていました。
ストーブの上にはいつもやかんが置かれていて、
シュンシュンと静かに音を立てて
蒸気を出していました。
私が小学1年生の年末に遊びにいったとき。
おじいちゃんはストーブの上のやかんを一旦下ろし、
側面にお花の柄が入ったホーローのお鍋を載せました。
お鍋の中には牛乳がたっぷりと入っています。
お鍋で牛乳をあたためると、6つのカップ(孫たちの人数分+自分の分(笑))に楕円形のお玉を使って分け入れ、そこに茶色の粉を、スプーンに山盛り3杯ずつ。
そして、プラスチックでできた透明のピンク色のスプーンで、お砂糖をドバっと。
みんなそれぞれのカップを持ち、スプーンでぐるぐるとかき混ぜて、あつあつのその飲み物をいただきます。
とても甘くて、チョコレートの味のおいしい飲み物。
それは ミロ でした。
おじいちゃんちから自分の家に帰ってからも、
そのおいしい飲み物が飲みたくて、母におねだりし、
家でもミロを飲むようになりました。
牛乳をたくさん飲む習慣がついたので、
すっかり大きな大人になりました(笑)
緑色のあのパッケージを見ると
おじいちゃんとミロを飲んだことを思い出す、
あたかもパブロフの犬のよう(笑)
大きな大人になった今でも
ミロやココアを飲みますが、
お砂糖を入れることはもうありません(笑)
ミロが販売休止になったというニュースを見ました。
貧血の大人が改善したという夏頃のツイートから
ミロブームが来ていたとのこと。知りませんでした。
貧血の辛さはよく知っていますから
『治ってよかったね(^_^)』と思いつつも、
成長期の子どもにこそ飲んでほしいとも思ったり。
ましてや、
自分で飲まずに、転売して荒稼ぎを目論む人も、
1袋くらいは自分で。
おいしいミロを飲んでほっと一息、
優しい気持ちになってくれたら、と思います。
おいしいけど飲み過ぎは太ります(笑)