屠蘇散です。
手元に屠蘇散がいくつかあったので、いろいろ試してみることにしました。
詳しい作り方はこちらに書きました
手元に屠蘇散が4包。いろいろ試してみよう(^_^)♪ - 今日もよい日
今日の記事はその結果です(^_^)/
1.お酒+屠蘇散=基本のお屠蘇
清酒180mlにみりんを20ml混ぜ、そこに屠蘇散を浸し、一晩寝かせました。
よいみりんを使いました。
とても飲みやすいお屠蘇ができまして、もっと作っておけばよかったと(笑)
(写真なし(笑))
2.赤ワイン+屠蘇散=洋風お屠蘇(笑)
360ccの赤ワインに屠蘇散を2時間ほど浸しました。
年末の計画ではホットワインにするつもりでしたが、そのまま飲んでしまいました(笑)
不思議な香りのするワインでしたが、おいしくいただきました(^_^)/
最後は「はっさく」を入れて潰しながら飲みました。
自家製サングリア(笑)
3.みりん+屠蘇散=屠蘇シロップ
屠蘇散をみりん180mlに浸けて一晩置き、お鍋に入れ煮詰めました。
↓
煮詰めすぎて1/3になってしまいました(笑)
かなり濃厚な感じになりまして、ちょっと舐めるだけで体がぽかぽかです。お湯で割ったり、ミルクティーに混ぜてチャイにしたり。
ヨーグルトに混ぜてみたら、あまりおいしくなかった(笑)
4.番茶+屠蘇散=ノンアルお屠蘇、屠蘇茶(笑)
沸騰したお湯(360cc)に番茶を入れて1分煎じます。火を止め、屠蘇散一包を入れて3分待ちます。
番茶は川柳(かわやなぎ)という種類を使うのが正しい作り方(?)と、奈良の薬草園の方から教えていただいたので、川柳を手に入れました(笑)
川柳はこんな茶葉です
川柳単体でも飲んでみましたが、荒茶のようで、渋みも少なくあっさりとした感じのお茶でした。
それプラス屠蘇散。屠蘇散の香りがマイルドな感じになって、とても飲みやすかったです。
お鍋で緑茶を作るというのが新鮮でした(笑)
4種類作って、それぞれ飲んでみましたが、どれもおいしく飲めまして、体がとても温まりました(^_^)
実は私、シナモン(肉桂、桂皮)の香りが、子どものころから苦手なのですが、屠蘇散と戯れているうちに慣れてきたようで、苦手感が薄くなりました(笑)
それと、屠蘇散を使った飲み物を飲んでいると、やたらとおなかが空くのです(笑)
屠蘇散は、胃腸のはたらきをよくする生薬が使われていますから、当然と言えば当然なのですが。
今はちょうど冬の土用。(1/17~2/2まで)
土用は、脾(胃腸全体)のはたらきが弱くなる時期なので、屠蘇散を使った飲み物は、冬の土用の養生によいのかもしれません。
小豆粥もおすすめです(笑)
「お屠蘇はお正月限定のもの」と思っていましたが、ネットではいつでも販売されているようですし、奈良の菊岡漢方さんでも年中取り扱っているとお聞きしました。
胃腸のはたらきを助けるだけでなく、体を温め、喉や気管支を守り、風邪の予防にもよい屠蘇散、お茶にすることもできますから、冬の健康維持に使いたいと思います(^_^)/
年が明けてから売れ残りを見つけたので全部買い占めました(笑)
こちらの屠蘇散は
桂皮、山椒、陳皮、桔梗、大茴香、丁子、浜防風という組み合わせ