今年8月、Google社はアメリカ向けの新型コロナウイルス感染予測サービス「COVID-19 Public Forecasts」を発表。
その日本版「COVID-19感染予測(日本版)」は11/17に公開されました。
日本版のモデル開発は、
慶應義塾大学の宮田裕章教授が監修。
NHKの夜の番組、クローズアップ現代によくご出演の、サイヤ人みたいな先生です(^_^)
11/15と12/12を比較
11月に発表された、
11/15~12/12までの 28日間の予測です。
11/15と12/12を比較、項目ごとに書いてみます。
①11/15、②12/12、③増加数、④Googleが予測した増加数 の順番です。
③と④を比べることで
実際の数字と予測された数字 との差がわかると思います。
累計感染者数
①118,595 ②178,126 ③59,531 ④53,321
新規感染者数
①1,439 ②3,037 ③1,598 ④ (データ取得し忘れ)
累計死亡者数
①1,894 ②2,581 ③687 ④512
累計の感染者数と、累計の死者数しか見ていませんが、Googleの予想を実際の数字が上回っているのが現実です。
1週間経過で予測はどう変わったか
最新の予測データ(12/15~1/11)はこんな感じ。
12/15~1/11
↓
一週間前に出た予測。
12/8~1/4
一週間前発表の予測と最新の予測とを照らし合わせると
新規死者数 781→1,012(+231)
新規感染者数 80,453→131,437(+50,984)
たった一週間で予測される数字がこれだけ変化。
状況が悪化していくのは間違いないと思います。
別のデータですが、
11/19にこんなものが発表されました。
奈良県が2番目に来ています…
予測される数字と実際の数字を
あれこれ比べてみましたが、
Googleの予測の精度は
かなり高いようです。
今後の予測
死亡者数は横ばい、陽性者数は相変わらず増えていくようです。
年末年始の陽性者数が大変なことに…。
図が小さいですが、都道府県別予測です。
奈良は、この表では一番下にある新潟の次で、
死亡者数11人、陽性者数526人、
入院・療養者数357人 と予想されています。
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12/17(木)の新型コロナの感染者数は、
東京で822人、神奈川で319人、
宮城で54人と、
過去最多を更新しています。
同じ日、政府や東京都から、
いろいろな発表がありました。
油断している人たちに その内容が届くのか。
油断している人たちが危機感を持ち、
行動変容を起こすことで、
Googleの予測もいい意味で外れることになります。
しかし、国のトップたちはみんなで集まり、
おいしくステーキ会食。
油断している人向けに強い声がほしいなと思いますが
国を動かす人たちに危機感が全くなさそうなので、
それについては諦めモードです。
【新型コロナウイルスの後遺症は怖い】
粛々と感染予防に努めます
実とガクの毒々しい色。
「クサギ」という植物です。漢字で書くと「臭木」(^_^;)