奈良県と三重県の県境に 大台ケ原(おおだいがはら)という場所があります。
国定公園にも指定されていて、とても気持ちのよいところ。
登山を楽しむことができます。
最近、山に登りたがる私(笑)
大台ケ原へは、車では何度も行ったことがありますが、私の住むところからでもかなり遠い(^_^;)
これまで大台ケ原山(日出ヶ岳)に登ったことはなく、登ってみたい!
でも…。
山登りでクタクタの後に、車を運転するのは厳しいなあと(^_^;)
いろいろ調べていた時に見つけたのがこちら
奈良から出発、4月~11月の期間限定運行のバスです。
・大台ケ原行きのバスのりばがある、大和八木駅(近鉄大阪線)/ 橿原神宮前駅(近鉄南大阪線)までの近鉄電車の往復乗車券
・バスで大台ケ原まで 片道2,700円(往復で5,400円)
・記念品
がセットになっています。
近鉄電車の乗車駅によって価格設定が違います。
例えば難波駅からだと
難波駅→大和八木駅 640円(所要時間40分前後)×2(1,280円)
バス往復5,400円
合計6,680円
が、探勝きっぷ購入で5,750円
930円お得 になります(^_^)/
阿部野橋駅(各線 天王寺駅)→ 橿原神宮前駅でも設定料金、お得さとも同じ。
これは!と思って、きっぷの案内サイトで料金を調べたら、私の最寄り駅からの設定はなし(^_^;)
でも購入窓口で【最寄駅からいちばん近い、設定のある駅発】で、きっぷを発行してもらいました。
窓口の方が「改札引っ掛かるかもしれませんが、説明してもらったら大丈夫です」と。
実際に、行きも帰りも改札でピンポン鳴りました(笑)
無人駅だったらどうするんだろう(^_^;)
でも、お昼ごはん1回分くらい浮きました(笑)
https://www.narakotsu.co.jp/rosen/rinji/2022spring_oodaigahara.html
行き
近鉄電車に乗り、無事にバスのりばに到着。
バスは少し遅れてやってきました。
市バスではなくて、遠足のバスみたいなタイプで、乗り心地はいいです。
車内にお手洗いはなく、リクライニングはできません。
私が乗った日の乗客は10人。
ガラガラなので席使い放題(笑)
窓際に座り、隣の席には荷物を置きました。
(頭上に網棚あります)
ときどき、音声ガイダンスによる、通行している地域の案内があり、奈良県民でも知る人が少ないマニアックな知識を得られます。(私は耳栓して寝ていた(笑))
途中、【道の駅 杉の湯 川上】でお手洗い休憩。
いくつかバス停を過ぎ、全長18km弱の大台ケ原ドライブウェイに入ります。
https://www.narakotsu.co.jp/rosen/rinji/2022spring_oodaigahara.html
バスはギアを変えながらずんずん登っていきます。
見晴らしのよい場所から大峯の山々が見えて(釈迦ヶ岳とか)、音声ガイダンスも、1つ1つの山の名前を挙げていきます。
バスの乗客はみんな山好き、窓の外を食い入るように見ていました。
運転席側の窓際に座るといいと思います。
乗車から3時間、定刻よりちょっと早く到着。
みんなそれぞれ、山登りに向かいます。
帰り
バスの出発時刻は16時。
1日1往復なので、バスはずーっと停まっているのですが、ドアが開いて乗れるようになったのは15時45分。
それ以前に並んでいる人も何人かいました。
帰りは行きより乗り込む人数が増えていました。
宿に泊まっていた人も乗ったりしているのかな。
それでもゆったりと乗れました。平日だからかな。
帰り道はもう暗くなっていましたが、車内では「大台ケ原はいかがでしたか?」から始まる音声ガイダンスが時々流れ、行きと違うお話を聞かせてくれました。(私はほとんど寝てたけど(笑))
探勝きっぷおすすめポイント
・お得
・楽(山道を自分で運転するのはしんどい)
・当日の朝でも買える
・ガイダンスを聞けば、奈良の吉野~大台ケ原界隈に詳しくなる(笑)
探勝きっぷのハードル
・購入できる窓口が限られている
・使用する日を指定しないといけない(払い戻しもできます)
・滞在時間が決められている(11時過ぎに到着、帰りのバスは16時)
・16時出発がプレッシャーになるかも(笑)
・ところどころ狭い山道。渋滞あると到着が遅れる
・土日祝も座れるのかな?
デメリットの数の方が多くなりましたが(笑)、大台ケ原をゆっくり時間をかけて歩くのなら、このきっぷはおすすめ(^_^)
・耳栓
・使い捨てスリッパ
・ネックピロー(首枕)
があるとバス車内でも快適です(^_^)
車内はマスク着用ですし、窓がほんの少し開けられていて、エアコンもガンガン効いています(行きは寒かった)。
大台ケ原はこれからが紅葉シーズン。
バスの運行は11/23(祝・水)まで。
滞在時間がちょっとあれですが(^_^;)、ご興味あるかたはぜひ。
いただいた記念品は吉野杉で作られたお箸でした