1995年の阪神淡路大震災の時も、2001年のアメリカの同時多発テロの時も、2011年の東日本大震災でも、私は自分自身をコントロールすることができず、TVに釘付けでした。
身近な人が被害に遭ったわけでもないのに、涙があふれ、夜、眠ることができなくなり、情緒不安定な状態がしばらく続き、日常生活に支障をきたしました。
2011年のその当時、同じ状態に陥っている人がいるというニュースを見ました。
震災報道のショックで急性ストレス障害に陥ったとのことでした。
私だけじゃないということに少し安堵したし、対処法(辛いニュースから離れる)もわかりました。
それをきっかけに浮上し、その後、ヨガの学校でトラウマやPTGについて学びました。
なのに。
今日の悲しい事件。
またテレビを見続けてしまいました。
事件現場も、搬送先の病院もよく知っている場所だから、目を離すことができなくなった。
どうしてこんなに悲しくて辛いのか探っても答えは見つからなくて、ただただ打ちのめされたような気持ちになって。
5月の集中瞑想後、感覚が鋭くなったことが悪い方に作用したのかもしれない…。
ずいぶん沈み込んでからようやく【見るのをやめる】という選択ができました。
ニュースの映像などで【その瞬間】を見ることができますが、それは、みんなが気軽に動画を撮れるようになったことでの大きな弊害。
自分の心は自分で守らないと。
心が健康じゃないときは、自分に【STOP】をかけることができません。
もし、同じような人がいたら、映像や情報から離れて下さい。
誰かとおしゃべりしたり、今の私みたいに文字化して、今の気持ちを俯瞰してみる。
落ち着く音楽を聴くのもいいと思います。
今は辛くても、私たちには回復力(復元力)があります。
それを信じましょう。
ため息の代わりに深い呼吸を(自戒を込めて)
西大寺の仏様と蓮です