2022年のGWは5日間のサイレント リトリートにzoomから参加していました。
毎日6時~18時まで、沈黙を守ったまま、瞑想します。
スケジュール
5:30AM zoomの部屋がOPEN
6:00AM 瞑想
6:30AM 朝食
8:00AM 座る瞑想、歩く瞑想、インストラクターとの小グループ面談
12:00PM 昼食
2:00PM 講話
3:00PM 座る瞑想、歩く瞑想、インストラクターとの小グループ面談
6:00PM 夕食、瞑想実践(個々で)
赤文字にしましたが、3回、食事の時間があります。
この時間も瞑想。
食べる瞑想、マインドフルに食べるのです。
食べる瞑想のやり方
1.目の前の食べ物、どれから食べるか決める
2.それを見つめ、どんな味、食感であるか想像してみる
3.箸やフォークでとり、鼻に近づけ香りを楽しむ
4.唇に触れさせ、どんな感じであるか
5.口の中に入れ、噛まずにそのまま、どんな舌ざわりであるか
6.一回だけ噛んでみて、歯ざわり、染み出る味を感じる
7.感覚に集中しながらゆっくり噛み続ける
8.噛み続けることで、固形からどろどろになっていく過程を楽しむ
9.飲み込むときも、喉ごしを楽しむ
10.飲み込んだら、口の中がからっぽになっていることや、口の中に残る香りを楽しむ
繰り返す
私が初めてこの食べる瞑想を体験したのは、2016年の春のこと。
東京の、素敵な日本庭園を持つ会場で開催された マインドフルネス瞑想の1日リトリートの時でした。
先生がおいしいお惣菜を何種類も買ってきて下さって、ちょこっとずつお皿に盛り、小さな1プレートに。
先生のガイドに合わせて、時間をかけて一口目を終え、食べる瞑想の仕方を理解したら、各自好きな場所で、好きなペースで続けました。
大食いの私ですら、この小さな1プレートを食べ終わる前におなかがいっぱい(^_^;)
これはすごいと思いました。
今回の5日間の食事も できるだけこの食べ方で。
事前アナウンスに「5日間の食事の計画を立てておくと、買い出しのための外出をしなくて済みます」とあったのでそのようにしました。
また、リトリート中の食事の時間は、1時間半から2時間とってあるので、zoomのお部屋からは抜けて(パソコンもOFF)食べることに集中しました。
(昼食の時は「昼寝してもいいですよ」とアドバイスもありました(笑))
食べる瞑想、まどろっこしいと思う人もいるかもしれません。
でも、時間をかけて一口をいただくことにはいいことがいっぱい(^_^)
おやつの時間、手順5~8だけでも試す価値があると思います。
・すぐに満足感が得られるので小食で済む(笑)
・食材の味がとてもよくわかり、ありがたみすら感じる
・よく噛んでから胃袋に落とすので胃の負担が軽くなる
・便通もよくなる(らしい。 もともとよいので(笑))
デメリットを挙げるとしたら…
・まどろっこしい(笑)
・顎が弱い人だと疲れる(逆に言うと口周りのトレーニングに)
・時間がかかる
・他人様と一緒に食事をする時は迷惑がかかるのでできない(笑)
・コース料理のお店ではやってはいけない(笑)
小学校4年生くらいから急にたくさん食べられるようになり、大食い人生を歩んできました(笑)
コロナ前はビュッフェとか食べ放題によく行っていました。
食べる瞑想を覚えてからは、食べ放題の翌日は夕食を食べる瞑想にしていました。(胃袋を労わる(笑))
5日間連続3食やってみるのは初めて。
胃袋が慣れてしまったのか、サイレントリトリートが終わってから、普通に食事すると『胃袋きついな(^_^;)』と感じるようになりました。
胃袋がささやきます
「ここが大食い人生脱出の分水嶺ですよ…」
(^_^;)
そして、胃がからっぽの時間が長くなった感じがあります。
朝起きて、ヨガしたり瞑想するとき、胃の中になんにもないことが快感。
体も軽いし、頭もクリア。
ヴィッパッサナー瞑想10日間によく行く人たちが周りにいるのですが、彼ら(彼女ら)はびっくりするくらい体が細い。
もしかして、この【胃袋空っぽの快感】を知っていて、それを日常的に楽しんでいるからなのか…
私は、5日間で2kgほど軽くなりました。(筋肉が減ったのかも)
2kg減る前の体重がちょうどいいと思ってる私。
大食いの暮らしに戻るか、胃袋空っぽの快感を追い求めるか…
悩ましい(笑)
なんで選択肢が2つしかないのよ(笑)
野菜をよく噛んでいたよのイメージ(笑)