今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

どこにでも潜んでる、軽く見られている、でも おぞましい行為。

 

 

【前置き】

時系列バラバラですが、体験したことを淡々と書いています。書いているのはこんな人。

     ↓↓↓↓↓ 

・女性

・競技スポーツをしていた

・体育会系の職場に所属していた

・ヨガのインストラクター

 

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こんなニュースがアップされていました。

 

 

 

・アンケートの提出先が担任の先生である可能性が高い

教育委員会はもともと先生だった人たちの出世先

・深刻な被害に遭っている子はそもそも声を上げられない

 

ので、正しい結果とはいえない気がしますが、アンケートを実施したということは評価できると思います。

 

声を上げることは他の被害者を減らすためにも大事なことなので、声を上げやすい環境を作って、アンケートは今後も年に1回くらい実施してほしいなと思います。

 

 

今回のニュースは、知識のない子どもや、弱い立場にいる人に対して、大人がする卑劣な行為について。

 

『セクハラ』などという薄っぺらいカタカナの略語にするのも、事の重大さを軽く見せてしまっているような気がします。

 

 

タイトルを

 

どこにでも潜んでる、軽く見られている、でもおぞましい行為。

 

としたのは、教育現場から離れたところにも、問題は山積しているということを書きたかったからです。

(実名ブログなのでぼかしますが)

 

 

 

立て続けに部活の顧問が2人が転勤になった

 

高校生の時の話です。

スポーツ系の部活動の指導をしていた教師が、レギュラーをちらつかせて、生徒にわいせつ行為をしました。同じようなことが別のスポーツ系の部でもあったようです。

複数の被害生徒が勇気を出して声を上げ、噂になりました。

その教師たちは系列校に転勤、素知らぬ顔で教育現場に定年まで居座ったようです。

 

 

体育会系の職場にいた私

 

社会人2年目、社員旅行があって、有名な温泉地に一泊二日で行きました。部署15人くらいの小さな規模で、そのうち女性は3人でした。

夜、大広間でみんなで宴会。女性はお酌して回らないといけなかったり、男性上司のデュエットの相手にならなければいけませんでした。

私は年齢も立場も一番下なので拒否権はありませんでした。

イヤイヤやり過ごした後にさらなる悲劇が。

この温泉宿の売りは大きな家族風呂。

この社員旅行を計画した出入り業者(旅費も一部負担してくれていたと思います)が「家族風呂を予約しておきました!」とのことで、有無を言わさずみんなで家族風呂へ。

今思えば「おんなのこの日なんで…」とか嘘をつけばよかったのですが、頭が回らず。

ギュッとタオルを巻いて入りました。それも何度も剥ぎ取られそうになりました。

そのうち飲み過ぎて酔っぱらっていた男性社員が自分の腰に巻いていたタオルをパーッと取って…。

そこで初めて、女性3人、逃げ出すことができました。

 

  

 ヨガのインストラクターである私

 

詳細は割愛しますが、露出の高いウェアは着ません。

ヨガ以外でも、スタジオプログラムを持っている大人気の先生は、人気を落とさないため、会員さんとの接し方に苦心しているようです。

ここでも『人気商売である』という弱みに付け込んでのお客さんから受ける様々な問題行動があり、それは女性インストラクターだけにとどまらず、男性インストラクターでも被害に遭っている人がいます。

 

 

とある講習で

 

講師の先生がリスクマネジメントの実例としてこんな話を挙げていました。

 

スポーツジムのフロントスタッフの女性が受付カウンターから離れられないことをいいことに、カウンターで延々と雑談をしたがる客(男性)は、年齢問わず、どのクラブにも存在している。スタッフは仕事であるから笑顔で接するため、自身の行為が業務妨害になっていることに男性は気付かない。そういう人たちは『ジムはほぼ無料のキャバクラ』『フロントスタッフは指名料なしで話し相手になってくれる心優しいキャバ嬢』と、無意識に勘違いしていることが多い。

問題行動のある会員の氏名、年齢、発生した事案や話の内容はスタッフ間で共有され、問題行動をする人が受付カウンターに来ると、ヘルプで男性スタッフが代わりにフロントに入るということ(リスクマネジメント)も行われている。また若い女性をナンパするためにジムに来ている既婚男性』の情報も共有されている。

 

 

競技スポーツをしていた私

 

試合の日は袖なしで露出面積も大きく、タイトなユニフォームを着ていました。練習着も動きやすさから、下は体にフィットするものを履いていました。

同じ競技の男性たちは私たちのウェアを見てもなんとも思わないようですが(本当のことはわからないけど)、他の競技の選手とも共有するトレーニングセンター(ジム)では、男性からの視線を感じることもありました。

 

社会人になっても現役選手として競技を続けつつ、審判の資格を取っていたので、自分の試合のない日は審判のお仕事をしていました。

空き時間に頼まれる特別な仕事がありました。

それは見回り業務。一般客がいるスタンドで、とてもとても大きな望遠レンズ(普通に写真を撮るのなら不要だと思います)をつけて撮影している一般人を見つけ、レンズの先に何があるのか、2人1組になって後ろから確認するのです。性的な意図でレンズを向けているのを見つけたら、注意/警告してくれるスタッフ(顔の怖い先生)を召喚するために本部に連絡する、というお仕事でした。

 

 

何日か前のニュースにも

 

被害は以前からあり、競技団体は頭を悩ませてきた。日本体操協会は2004年から観客の撮影を原則として認めていない。フィギュアスケートは、観客による写真の無許可販売が多発し、05~06年シーズン以降、撮影を禁止。日本水泳連盟は、許可証なしの撮影を見つけた場合、中止を求め、従わない場合は退場させることもある。

 

とありました。

 

 

 

 

ユニフォーム姿の選手が性的な目で見られるのは、時が流れても相変わらずのようです。

 

この傾向が顕著になったのは、個人的な考えですが、ビーチバレーのユニフォームがビキニタイプに変更されたことがきっかけではないかと推測します。

 

かたや、男子のユニフォームは今でもタンクトップにハーフパンツです。

 

女子のユニフォームも、タンクトップにハーフパンツという組み合わせにしてもいいのではないかと思います。 

 

 

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・学校で行われたセクハラに関するアンケート

・女性アスリートの競技写真を性的対象に

 

2つのニュースが報道されたことで、この記事を書いてみました。

 

 

異性に対して好奇心を持つのは人間のサガなので仕方ない面もあるのかなと思うのですが、今回挙げた実例(男性が加害者)については、さっぱり理解できません。

 

理性でコントロールできる人がほとんどだと思いますが、そうでない人の目立ち方が尋常じゃない感じがします。

 

そしてそういう一部の人のせいで、理性ある人も冷ややかな目で見られることもあるかもしれません。

 

 

・女性は見世物ではありません。

・女性は無遠慮に見ていいものでもありません。

・誰に対しても愛想がいいのは仕事と割り切っているからかも。

・女性を力(立場)でねじ伏せてはいけません。

・女性は虐げられ、搾取される存在ではありません。

・女性は、すべての男性の性的欲望を無条件に受け止める存在ではありません。

 

それは逆も然り、【女性】を【男性】に置き換えることもできます。そして、大人、子供も関係なくです。

 

 

セクハラは、する側とされる側とでは、認識、捉え方に差があります。

 

それは、今これを読まれている方の感じ方にも表れます。

 

『ふーん』と思う方。

『うわー!』と思う方。

『うるせー、黙ってろ』と思う方。

いろいろです。

 

 

 

 

どこにでも潜んでる、軽く見られている、でもおぞましい行為。

 

これからの子どもたちが性的被害に遭わないために、大人ができることは何でしょうか。

 

それは、

 

・性的なことへの好奇心や欲望が、男性と女性では違うこと

・欲望と理性の強さには男女問わず、個人差があること

 

などを子どもたちにきちんと教えていくことだと思います。

 

そして

・自分のことは自分で守るということ。

 

これらは、今どきの、家出をして、簡単に、知らない男性の家について行ってしまうような子どもへの教育にもなり得ます。

  

 

子どもの頃に誰しも教わっている、

 

人の嫌がることはしない。

 

男性も女性もそれを思い出して、想像力(妄想力ではない)を働かせ、お互いに理性と思いやりを持って生きていくことが、抑止力になるのかもしれません。 

 

もしあなたの娘が 同じ目に遭っていても 平気でいられますか?

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