【きょういく】と【きょうよう】 。
漢字で書くと
【教育】と【教養】
が真っ先に思い浮かぶと思います。
わざわざ ひらがなで書いたのは
『その漢字じゃないんですよ(^_^)』
というお話だからです。
ずいぶん前に企業向けの健康セミナーに参加した時、
シニア向けの体操教室をしている先生が
【きょういく】と【きょうよう】について
お話になっていました(^_^)
答えを書くと
【今日行く】ところと
【今日用】があるところ
【きょういく】と【きょうよう】です(^_^)
この春『スポーツジムを辞めようかな』と思っている方が多いようです。
無料で休会できる『特別休会制度』も終了し、これまで、コロナ感染のリスクを考えて、ずっと休会なさっていた方が『休むのにお金払うくらいなら、辞めちゃおうかな…』と考えているようです。
ゆるい内容の私のクラスがなくなる&移動することで「参加できるクラスがなくなるから」と退会される方もいらっしゃるようで…。
はたまた、コロナ不景気によって閉鎖するジムもあり、行き場がない方も…。
思い出してみましょう。
昨年(2020年)の4月と5月、
スポーツジムの多くが休業しました。
ジムに通えない間、
ご自身で体を動かしていましたか?
6月になり再びジムに行けるようになったとき、
みなさんの体はどんな感じでしたか?
休業明け、クラスにご参加の方も「なんかしんどいわー(^_^;)」とおっしゃる方が多かったです。
その当時、ジム各社からは、インストラクター宛に
『休業明けなので、お客様の安全のため、強度を落とした内容にして下さい』
とお願いがあって、各クラス、強度を落としていたのです。
それなのに しんどく感じる…。
これ、お休みの間に、
筋力も心肺機能も落ちてしまった証拠。
また、バランス能力が著しく低下しているように見受けられました。
4月、5月の2か月間、みなさんが外出自粛要請をきちんと守って、家でじーっとしていたことの弊害です。
今は3月。
休業明けから 10か月が経ち、みなさんの体力も休業前と同じレベルに戻ったかもしれません。
でも。
ここでスポーツジムをやめてしまったら、
再び脆弱化が始まり、
今度は体が元に戻る機会をチャンスを失うのです。
特にシニア世代の方にお伝えしたいのは
今日行くところ と、今日用事するところ は
1つでも多い方がいい、ということです。
お買い物や図書館もいいですが、
スポーツジムにはメリットがたくさん。
運動するだけでなく、お風呂でさっぱりできて、お口のトレーニング(おしゃべり)もできる、という感じで、いくつもの楽しみを一か所で味わうことができます。
*感染予防は忘れずに!
コロナでなんとなく孤独感が強くなっている時代ですが、スポーツジムに行けば社会的なつながりも維持できます。
もっと言うなら、
ジムへ行くために、身なりを整え、家から出て、好きなウェアに着替え、楽しく動く。
参加できるクラスがなくても、この先の転倒予防のために、自転車をのんびり漕いでもいいし、マシンで筋肉に刺激を入れましょう。
帰り道、何かおいしいものでも買って、がんばった自分にごほうび(^_^)
これらすべてが体と心と脳によい刺激になります。
今日行くところ、今日の用事としてのスポーツジム。
できれば続けていただきたいな、と思います。
お金と筋肉は似ている=貯めるのは大変なのに
減るのは簡単であっという間(^_^;)