ふかふかのソファに だらーん と座っている姿を想像して下さい。
背中や腰が丸くなって、洋服の、おなかのあたりにしわができています。
スマホに熱中している姿を想像して下さい。
首が前傾し、頭が前に飛び出し、やはり背中や腰が丸くなって猫背、洋服のおなかのあたりにしわ。
おなかのところにしわができる感じ=骨盤が後傾 ということになります。
腰痛の原因にもなりますし、胃腸が圧迫されることで、消化吸収能力や免疫力が低下します。
前かがみの姿勢は呼吸を浅くしますから、隠れ酸欠状態。
ストレスや疲れの原因になります。
一方。
ヨガのクラスでは「腰を立てて座ります」とよく言います。
「骨盤を立てて」という表現をすることもあります。
おしりの「坐骨(座骨=ざこつ)」という骨が、マットや椅子の座面にグサッと刺さり、そこに上半身の重みが乗っているのを感じます。
おなかのところにしわがなく、背骨もすっきりと立ち上がる形になります。
イメージ(笑)
坐骨を意識して座り、腰を立てることで、内臓の圧迫もなくなり、呼吸もしやすくなります。
本来、腰を立てた姿勢でいるのが正しい形なのですが、前述のとおり、ふかふかのソファやスマホの登場で、私たちは、骨盤後傾+前かがみの姿勢に慣れてしまっています。
股関節の硬さなども相まって、腰を立てて座ることが、苦痛だと感じることもあるかもしれません。
おしりの下に座布団を半分に折ったものを差し込むことで、腰を立てるのが楽になるかもしれません。
気が付いたときに腰を立てて座るようにすることで、衰えてしまった腰周りの筋肉を育て、腰を立てた姿勢が楽だと感じられるようになります。(一朝一夕には難しいです)
腰を立てると背骨も立ちます。
ここからはヨガっぽいお話。
背骨上には「チャクラ」と呼ばれるエネルギーの出入り口があるとされています。
7つのチャクラは、それぞれが体の器官や内分泌系、臓器に対応しています。
チャクラについて簡単に説明します。()内は対応する場所です。
これ、大昔に買ったCDのジャケット写真ですが わかりやすいので(^_^)
赤…第1チャクラ(下腹部神経叢)…生きる力、本能
オレンジ…第2チャクラ(膀胱)…性的エネルギーと精神的創造性。東洋医学でいうところの「下丹田」
黄…第3チャクラ(太陽神経叢)…体力と消化力
緑…第4チャクラ(心臓神経叢)…喜怒哀楽と愛情。「中丹田」
青…第5チャクラ(甲状腺)…コミュニケーション能力、表現力
紫…第7チャクラ(脳全体)…潜在意識
呼吸をすることで気=エネルギー(ヨガでは「プラーナ」といいます)を外から取り込み、取り込んだエネルギーは、背骨を通って各チャクラに運ばれ、チャクラの働きが活発になるのです。
骨盤が後傾し、背骨が丸くなったり、歪んだりすると、チャクラへのエネルギーの流れが阻害されて、心身に不調をきたすと考えられています。
ヨガの呼吸は、エネルギー(プラーナ)を体に取り込みます。
ヨガのポーズは、体のこわばりや背骨の歪みなどを解消し、エネルギーが流れやすい状態に導きます。
ヨガのクラスの最後にするシャバ・アーサナでしっかり休息することで、ポーズと呼吸で活性化したエネルギーを、自分の身体にしっかりと充電することができます。
シャバ・アーサナの時間では、一度リラックスの姿勢を作ったら、なるべく動かないようにしましょう。
ヨガをすることで、肉体の健康を手に入れることができ、肉体が健康になることで、心も健やかになっていきます。
怪しいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、チャクラがよく働くようになると、さらにもっとよいあれこれが(^_^)
気が付いたときに、坐骨を意識し、腰をすっと立てる。
胃腸への圧迫が解消されることで、消化能力が上がるかもしれません。
腰を立てることを習慣化することで、インナーマッスルも育ち、姿勢がよくなったり、腰痛や肩こりが解消したり、基礎代謝が上がるかもしれません。
まずは腰を立て、背骨をすっきり伸ばすことを始めて、肉体の健康を手に入れましょう。
+心の健康もお求めなら ヨガをどうぞ(^_^)/
持っているCD、レビュー見るとなかなかの高評価(^_^)