今日もよい日

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ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

【人生100年時代】に現実味 / 2020年版 厚生労働白書

 

 

 

2020(令和2)年版の厚生労働白書が発表されました。

 

私のお仕事(ヨガ、介護予防運動)に関わる分野だけざっと見てみました。

 

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令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-(本文)|厚生労働省

507ページあります(^_^;)

 

 

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◆高齢化がピークを迎えるとされる2040年にかけて平均寿命が2年延びる見通し

 

2040年に65歳になる人は女性の2割が100歳まで、男性の4割が90歳まで生きると推計

 

◆2040年には人口の半数が20~64歳となる

 

◆単身世帯は全体の4割になり、生活の支えが必要な高齢者世帯は1.5倍に増える

 

◆2019(令和元)年の平均寿命は、男性81.41年、女性87.45年であった

 

◆2040(令和22)年の平均寿命は、男性83.27年、女性89.63年になると推計

 

◆2040年においては男性の42%が90歳まで女性の20%が100歳まで生存する と予測

 

◆男女とも65歳以上のいずれの年齢階級においても、体力が向上しており、若返りが確認される

 

◆2016年の健康寿命は男性72.14年、女性74.79年

 

◆インターネットが広く普及し、2010年代半ばには65~69歳の約7割、70~79歳の約5割まで利用が広がっている

 

 

 

 

厚生労働白書を詳しくみていきます。

 

 

今後は、高齢者数の伸びの鈍化と64歳までの人口減少の加速により、高齢化率の伸び が鈍化し、人口全体が減少する

 

2040(令和22)年の高齢化率(推計)は35.3%になり、20~64歳人口が人口全体のちょうど半分を占めるまでに減少すると推計されている。

高齢化率の伸びは鈍化するものの、2035(令和17)年ま では85歳以上人口の大幅な増加が続くことがわかる。

85歳以上人口の全人口に占める割 合は1990年においては1%に満たなかったが、2019年においては4.7%、2040年には 9.2%に達する。

 

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2040年の人口ピラミッドは、高齢期に膨らみをもった縦に細長い形へ変化している

 

人口の推移を人口ピラミッドの形の変化によって見ると、年齢構成が大きく転換していくことがわかる。

我が国では戦後、1940年代と1970年代の2回ベビーブームがあり、 人口増をもたらしてきた。

第一次ベビーブーム(1947(昭和22)~1949(昭和24)年) の間に生まれた「団塊の世代」は既に高齢期に入っており、その子ども世代として第二次 ベビーブーム(1971(昭和46)~1974(昭和49)年)の間に生まれた「団塊ジュニア 世代」は2030年代後半から高齢期に入っていく。

こうした人口の多い世代が高齢化する 一方で、第三次に相当するベビーブームは起きなかったため、2040年の人口ピラミッド は高齢期に膨らみをもった縦に細長い形となる。

こうした人口構成となっ た社会において、年齢のみで支える側・支えられる側を区別し続けることは、社会の持続 可能性の観点から厳しい面があるといえよう。

 

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平均寿命は、平成の30年間に約5年以上、2040年にかけても約2年伸びる見込み

 

1990(平成2)年に男性75.92歳、女性81.90歳であった平均寿命は、2019(令和元) 年までの約30年間で約5年以上伸びて男性81.41年、女性87.45年となった。今後の約20年間でも約2年伸び、2040(令和22)年には男性83.27年、女性89.63年になると推計されている。

 

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2040年に高齢者となった男性の約4割が90歳まで、女性の2割が100歳まで生存するとみられる

 

平均寿命は0歳児の平均余命であるため、新生児死亡等の影響を考慮すると、実際には 平均寿命よりも長く生きる人が多い。

1989(平成元)年において死亡数が最も多かった年齢は、男性で79歳、女性で81歳であったが、2018(平成30)年においては男性で85 歳、女性で91歳となっている。

また、1989年、2019年、2040年の各時点で、65歳で ある人が90歳、100歳まで生存する確率を見ると、1989年においては男性の22%、女 性の46%が90歳まで、男性の2%、女性の7%が100歳まで生存するとされていたのに対し、2040年においては男性の42%が90歳まで、女性の20%が100歳まで生存するとみられる。

さらに、海外の研究では、2007(平成19)年に生まれた我が国の子どもの半数が107歳より長く生きるとも推計されている。これらのデータから「人生100年時代」が本格的に射程に入ってきていることがわかる。

 

 

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人々の意識における「高齢者像」も大きく変化

 

寿命が伸びる中で、人々が「高齢者」ととらえているのは何歳以降であるかについて、その意識の変化を見てみると、過去の調査では「60歳以上」「65歳以上」とする回答割合 がより多く、「80歳以上」「75歳以上」といった高年齢寄りの回答が少ないことからすると、人々の意識における「高齢者像」は、より高年齢寄りに変化してきているといえよう。

また、「年齢では判断できない」とする割合が近年かなり増えてきている。

 

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高齢期における身体機能が若返る中で健康寿命が延伸している

 

高齢者の身体機能について見ると、例えば、体力テストの合計点では、2018年におい ては、男女とも65歳以上のいずれの年齢階級においても、20年前の5歳下の年齢階級の 水準を超える水準となっているほか、歩行速度についても、1996(平成8)年と2006 (平成18)年の10年間で同様に向上しており、若返りが確認される。

  

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こうした身体機能の変化などもあり、健康寿命で見ると、2001(平成13)年から 2016(平成28)年にかけての15年間で男女とも延伸している。

 

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 ※ちなみに平均寿命と健康寿命の差(自立して健康に過ごすことができない期間)は、男性8.84年、女性12.35年(2016年のデータ)、この期間を縮めていくことも課題です。

 

 

平成の30年間に、移動通信とインターネットが広く普及した

 

インターネットの利用状況は、2010年代半ばには65~69歳の約7割、70~79歳の約5割まで利用が広がっている。

その後、2010年代に入ってスマートフォンの普及などにより、インターネット利用の 中心はパソコンからモバイル端末へと移行した。

 

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*** 厚生労働白書の抜粋はここまでです***

 

 

 

今年、新型コロナウイルスの流行が見られたように、この先も 思いもよらぬ疫病が流行ったり、とても大きな自然災害がないとも言い切れないので、平均寿命の予測はあくまで予測だとは思うのですが。

 

今回の発表には2040年という年が頻繁に出てきます。

 

高齢化のピークが2040年にやってくると予測されているからです。

 

2040年に高齢者の仲間入りをするのは、2020年現在45歳の人たち。1975(昭和50)年生まれ。

 

白書では、男性の42%が90歳まで、女性の20%が100歳まで生きるとされています。

 

現在の高齢者(戦争前後の貧しい時代を生きてきた)と、45歳の人(飽食の時代)とでは、環境や食べ物の違いがあるので、45歳の人が本当に長生きできるのかは、個人的には疑問に思っています。(現代は、おいしいけど体によくなさそうな食べ物が氾濫)

 

ただ、医療の進歩はこれから先も続くので、平均寿命が予測通り延びたとしても『生きている』というより、医療によって『生かされている』人が多くなるのかもしれないな、と うっすら思っています。

 

また、尊厳死安楽死についての議論が進んでいくかもしれませんから、命の終わりをコントロールする時代が来ないとも限りません。

 

・・・白書を見ていると、あれやこれやと考えがどんどんと浮かぶのですが、ここまではあくまで私の勝手な予測(^_^;)

 

 

現実には、今の高齢者のみなさんが体力的にも若返っているというのは事実です。

 

2006年に国の施策『介護予防地域支援事業』が始まったことをきっかけに、デイサービスや市区町村での介護予防運動教室が活発になってきました。

 

若返りは、教室に参加したり、自主的にスポーツジムに通ったり、登山など体を動かすことを習慣化する人が増えてきたからです。

 

『アクティブシニア』という言葉が定着しているくらいですから、本当に素晴らしいことです。

 

体力的な若返りは、平均寿命と健康寿命の延伸に大きく関係しています。

 

特に、健康寿命が延びることは、増大する医療費の抑制につながっていたり、介護者や家族の負担が軽くなるので大歓迎です(^_^)/

(と現役世代は思う。)

 

  

などと喜んでいるのもつかの間、新型コロナウイルスが流行り出しました。

 

今年の春は、一か所に大人数で集まって運動することが難しくなりました。

 

ヨガのクラスはクローズ。

 

介護予防運動教室にも関わっていましたが、人を集めるわけにはいかず、教室を開催できませんでした。

 

 

白書まとめの一番最後に、高齢者のインターネットの利用状況についても載せてみました。

 

『集まれないならオンラインで一緒に運動しよう!』と思いましたが、現実はなかなかむずかしく。

 

本当につながりたい(=脆弱化予防のために運動が必要)私の周りの70歳以上の人たちは、インターネットに慣れ親しむ環境にはなかったようで、つながれないことが悩みどころでした。

 

夏前に、スポーツジムやカルチャーセンターのクラスは再開しましたが、コロナ禍の中で退会しまった方も多いようでした。

 

『運動の習慣が続いているといいけど…』と歯がゆさを感じたりもしています。

 

新型コロナの流行が続き、ワクチンやお薬の開発が遅くなればなるほど、高齢者のフレイル(虚弱化)が進み、今回の厚生労働白書の予測どおりにはいかなくなるかもしれません。

 

私は私のできることで、健康寿命の延伸のお役に立てたらいいなと思っています。

 

 

健康づくりは中年期からゆるゆると始めましょう!

 

中年期(40歳~)と高齢期(65歳~)では、健康づくりのポイントが違っています。

 

 

中年期のうちに、

 

・適正体重と適正な体脂肪率を目指す

・筋肉をつける

 (何もしないと筋肉は40歳以降、毎年1%ずつ減少)

・食べ過ぎない

・運動習慣を身につける

・夜は早く寝る(認知症予防は40歳から)

・ストレス解消の方法をいくつか見つけておく

 

 

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高齢期に入ったら、

 

たんぱく質、ビタミンC、鉄分をよくとる

・よく噛んで食べて、よくしゃべる(誤嚥防止)

・歯磨きをしっかり(誤嚥性肺炎防止)

・無理のない運動習慣を

・睡眠(6時間くらいでOK)

・体重の減少に注意(脆弱化)

・社会とのつながり(心の健康のために)

 

 

健康寿命を延ばすためには、このあたりに気をつけて、生活していただけたらいいと思います。

 

私もいずれ行く道。頑張ります(^_^)/

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