今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

「昨日が初日で、今日が千穐楽です(笑)」中村屋生配信を観ました(^_^)/

 

 

大好きな 中村屋兄弟の舞台を、オンラインで観ました。

 

中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2020|

 

 

新型コロナウイルス(COVID 19)の感染拡大に伴い、多くの劇場がお客様をお迎えすることが出来ない状況になり、約4ヶ月が経ちました。歌舞伎公演も、今はまだ、再開しておりません。
中村屋が毎年行っている全国巡業公演を、今年は9月に開催予定でしたが、17ヶ所すべて中止となりました。ご来場いただくお客様、そして、出演者、スタッフ、すべての関係者の安全が確保出来ない状態では、実施することは難しいと判断したからです。その代わりに、今だからこそ出来ること、楽しみにしてくださっていたお客様のために出来ることがないだろうか、いろいろ検討いたしました。そして、初めての試みとして 「中村勘九郎 中村七之助 歌舞伎生配信特別公演」 を行うことにいたしました。2020年7月18日(土)、19日(日)の両日、中村屋ゆかりの地である東京・浅草の浅草公会堂の舞台から、中村勘九郎中村七之助中村勘太郎中村長三郎中村鶴松 他、中村屋一門が皆様に「元気」をお届けするため、ライブ配信にてお贈りいたします。演目は、この時期だからこそお届けしたい特別な舞踊や、芸談、思い出の映像の数々、です。
ぜひ、いろいろな場所で、皆様にお楽しみいただけますと幸いです。

 

 

記事のタイトル

【昨日が初日で、今日が千穐楽です(笑)】

勘九郎さんがフリートークの時におっしゃっていたものです(笑)

 

2日目は1日目の再放送、というわけではなく、1日目と2日目、同じ演目ですが、実際の舞台と同じように、別々のものを撮っています。

 

私は2日目を、追っかけ再生で観ました(本当はリアルタイムで観たかったのですが)。

 

 

簡単なご挨拶の後、舞踊の[お祭り]に少し肉付けした 新作[猿若揃江戸賑 厄祓浅草祭]。

 

[お祭り]は、劇場の大向こうさんが「待ってました!」と声掛けすると、「待っていたとはありがてえ!」と役者が返す、歌舞伎ではお馴染みの演目です。

 

リアルタイムで観ていた方々は、チャット機能で「まってましたー!(^_^)/」と大向こうを掛けることができたらしく、うらやましい(笑)

 

 

舞踊について私は、唄(歌詞)を聞き取る能力も知識もないので、なんとなく観ていましたが、仲のよい夫婦がお祭りに出掛けたところ、若い衆に絡まれる、というお話なのだと思いました(笑)

 

 

勘九郎さんと七之助さんが一緒に舞台に立つのを観るのは、いつ以来のことでしょう…。

 

勘九郎さんは大河ドラマ[いだてん]の撮影で、ずっと舞台から離れていて、いよいよ復帰と思った矢先のコロナ。

 

画面の中の二人は以前と同様、息もぴったりで、もうそれだけでありがたいものを観たという気持ちに。

 

勘九郎さんは軽やかに踊り、七之助さんは妖艶。

 

カメラに視線を送ってくれるので、ドキドキします。

 

 

二人に絡んでくる若い衆は、なんと、勘九郎さんのお子さんたち(笑)

 

2人は小学校1年生と4年生。若い衆とはいえ、若過ぎるでしょう(笑)

 

歌舞伎座でも何度か、お子さんたちのお芝居も観ましたが、しばらく見ない間に大きくなりました(笑)

 

下の子も、ぐらつきながらも、難しい姿勢を保持したままでいて、ただただすごいなと思いました。

 

配信を観ながら『子どもたちの頑張る様子を観たい!』と思ったりしましたが、主人公は勘九郎さんなので、カメラはそれを追っていて映らず(笑)

 

最後は、絵の場面のように、きっちりと決めていて、この瞬間の写真が欲しいと思いました(^_^)

 

 

 

舞踊の後は中村屋ヒストリー。

 

フジテレビで毎年やってるあれです(笑)

 

勘三郎さんの俊寛も出てきたりして、その頃の中村屋兄弟は若かった(笑)

 

勘九郎さんの子どもたちの、何年か前の旅の映像も出てきましたが、それぞれに個性があって、本当にかわいかったです。

 

 

最後は、フリートーク芸談)。

 

司会の方が視聴者から寄せられたツイッターなどを読み上げている中で

 

「小学5年生の子供さんから。[お小遣いを貯めて、今日見ています。]」

 

というものがありました。

 

それを聞いた勘九郎さん、感激したのか涙が出たようで、目もとをしきりに手ぬぐいで拭っていました。

 

ご挨拶のときもそうなのですが、勘九郎さん、真剣にお話をされているとき、ずっと目元に涙が浮かんでいるようで、瞳がうるんでいて美しいです……。

 

・無観客だけど久し振りに舞台に立てたこと

・やっぱり歌舞伎が好きであるとわかったこと

・そして、配信を観ているみんなからの温かい励ましに対して、感謝の気持ちが湧いて

 

の、あの涙だったようです。

 

 

芸談の時は質問コーナーもあって、七之助さんの髪の毛に対して【八王子在住の笹野高史さん(笑)】(中村屋の舞台に、現代劇の俳優さんなのによくお出になっています(笑) 屋号は淡路屋(笑))からの質問がいくつか出ていました(笑)

 

七之助さんも「笹野さん、髪にこだわるなぁ…(笑)」みたいなことをおっしゃっていました(笑)

 

配信を観ている人たちからは、白髪のままでもいいという意見が多数だったようで、久し振りに黒く染めた七之助さんは「染めるのお金かかったんだけどな(笑)」みたいなことをおっしゃっていて、笑えました。

 

 

他にも七之助さんの髪の毛については「襟足が気になる」というのがあったようで。

 

実は、それには明確な理由があったのでした。

 

女形をしていると、襟足が綺麗であることが大事。かつらをかぶるときに羽二重をかぶるけど、髪の毛の長さがある程度あったほうが、羽二重に綺麗に収まるし、残り毛を剃りやすくなる というのが理由なのだそうです。

 

私も『なんで後ろの毛、整えてないのかな』と思っていたので、謎が解決(笑)

 

[いつか、幅が広めのツーブロックで、金髪にする]という謎の約束を、七之助さんがさせられていました(笑)

 

「せっかく育てた髪の毛が」というつぶやきのような発言、聞き逃しませんでした(笑)

 

 

勘九郎さんのお子さんたちは、芸談の時もかわいかったです(〃'▽'〃) 

 

ひょっとこのお面(裏面の突起を口にくわえて顔に固定する)を、七之助さんが長三郎君(下の子)にくわえさせるのですが、実際の踊りのとき、うまくいっていない様子でした。

 

その時のことを長三郎君が

「お口のすぐ下のところに(突起が)当たっていて、そのままおじじ(七之助さんの呼び名(笑))がぐいぐいしてくるから、僕がひょいっと下に下がって、お口に入ったの。」

と、お手柄のようにお話していて(笑)

 

それに対して七之助さんは「なかなか入らないなーと思ってたんだけど(笑)」といいつつ、冗談で長三郎君に対して土下座(笑)

 

勘九郎さんは「やめなさい(笑)」といいつつ「半沢よりも先に土下座したな(笑)」とも(笑)

 

兄弟の仲がよくて、本当に微笑ましいです(^_^)

 

 

子どもたちは、お父さんのことが大好きで、認めてほしくて、質問に答える時も、お父さんのほうをじっと見つめて答えていました(^_^)

途中で「質問してくれてる司会の人の方をちゃんと見て」という感じでやんわり注意されていましたが(笑)

 

 

芸談の中でお二人が言っていましたが、配信という新しい形には不安があり、緊張もしたとこのこと。

 

でもやってみると、反応(みんなの心の声がチャット機能によって文字化される)もあって、とても楽しいし、『つながり』を感じられるとおっしゃっていました。

 

 

七之助さんは「高齢のお客様で、コロナが怖くて観に行けないという方に対して、新しい形で観て頂けるのではないかと。実際の舞台をしながら同時に配信で。」というようなことをおっしゃっていました。

 

今日、私も追っかけ再生で観ていて、配信という形があったら、東京から離れて住む私にとっても、ありがたい方法だなぁと思いました。

 

もし、配信が実現するとしたら、贅沢なことを言いますが、カメラの切り替えを、こちら側で選択できたらいいな。 (Zoomのギャラリービューみたいな感じで)

 

今日も、勘九郎さんより、子どもたちを観たかったので(笑)

 

 

でも新しい試み、ありがたかったです。

 

観に行きたかった3月明治座や、5月の赤坂(台本できて暗記し始めたころに、コロナで中止と決まったのだそうです)も、配信でもいいので、いつか観たいなぁ……。

 

 

8月には、座席数を減らし、間隔を開けた状態で、

歌舞伎座も再開するようです。

 

生の舞台で中村屋兄弟を観られたら最高ですが、

いろいろ怖いので、今はじっと我慢します。

 

安心して観られる日が来ますように

何年か前に撮ったお昼の歌舞伎座です(^_^)

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