『インターハイ(全国高校総体)が中止になりそう』というニュースを以前から見ていて、心がヒリヒリしていました。
甲子園で開催される夏の高校野球に比べると
報道&応援の熱量がかなり低いインターハイ。
『たかだか高校生スポーツの全国大会じゃないの?』と思っている人もいるかもしれません。
夏休みに開催されるインターハイに出場するまでには、予選会があります。
競技によって違いがありますが
支部大会(4月)→都道府県大会(5月)→地方大会(6月)と3回あり、全て6位以内に入らないと次のステージには進めません。
4月の支部大会で勝つために、前年のシーズン終わりあたりから、弱点を強化するために練習します。
シーズンに入ったら、試合があるたびに、練習量や食事、メンタルを調整します。
インターハイ絡みではない試合もいろいろあるので、そのたびに、です。
どの競技も同じだと思うのですが、試合の日まで地道な努力を継続し(故障もしないようにして)、そして、それを支え、応援してくれる家族や友達、顧問の先生やコーチの存在があります。
なのに、インターハイが中止になるなんて(涙)
・・・。
なぜ長々とこんなことを書いているのかというと
私も部活動に情熱を傾けていた女子高生(笑)だったからです。
中学2年生の時に
将来やってみたい職業が2つ定まりました。
1つは親に反対&説得されまして
納得の上、もう1つを選択。
3年生の時の担任の先生に、どういうルートを通ったらその職業に就けるか聞き、アドバイスをいただきました。
おのずと目指す大学もその時点で決まりました。
(まだ中学3年生(笑))
中学3年生の時、部活動で、運よく全国大会に出場できまして、勧誘してくれる高校がいくつもありました。
その中で将来の夢への最短ルートになりそうな高校に入学。
のんびりしていた中学の時とは違い、強豪校にありがちな厳しい環境でしたが、ここでも運よく全国大会(今日お話ししているインターハイ)に出場。
目指していた大学から勧誘をいただけて入学。
大学でも競技は続けました(社会人になってもしばらく続けました)。
そして、大学卒業と同時に
就きたかった職業に就くことができました。
「8年越しの夢が叶った」とか言っちゃったら、ちょっとかっこいい(笑)
トントン拍子に聞こえるかもしれませんが
まあ、それなりに紆余曲折もあり、山あり谷ありでした。 (先輩からの嫌がらせだったり、腰のヘルニアだったり、靭帯切っちゃったり)
つまり、私は競技実績を残した結果、高校や大学から勧誘をいただけたので、どちらも受験勉強をせずに入学しているのです(^_^;)
道はさらにその先につながっていて
就きたかった職業に就くこともできました。
話をインターハイに戻します。
熱心に部活に取り組み、全国大会に出ることで
一芸入試的な感じで進路が決まる という、私みたいな高校生は結構いるはずです。
中止が決まった今、インターハイで競技実績を残すことはできなくなりました。
頑張ってきた子たちの気持ちを想像し
私自身が通ってきた道を思い出すと、本当に胸が痛い。
新型コロナウイルスの影響で、自粛自粛で我慢を強いられ、思うように学校生活も練習もできない中でのこの仕打ち。
グレたとしても文句言えないくらいの衝撃です。
(でも踏みとどまってほしい)
2年生のシーズンに実績を残せた子はまだ救いがあるかもしれません。
ずっと芽が出ず、でもコツコツと頑張ってきて
2年生の冬あたりから、さらに頑張ってパフォーマンスが向上してきた子にとっては、頑張りを披露できる大舞台が1つ消えてしまったので、本当に辛いと思います。
競技によっては、夏のインターハイの後に
もう一度チャンスはあります。
国体(国民体育大会)や日本選手権がありますが
インターハイ出場より狭き門。
そもそも開催されるかどうかも危ういです。
学閥のしがらみや えこひいき、駆け引きなどを超えて、顧問の先生が「この子いいですよ!」と推薦したら、もれなくそこに入れる、という感じになったらいいなと思います。
コツコツと努力を続けてきた子たちが
どうか報われますように。
偏ったお話を熱く語ってすみません(^_^;)