NHKで『病院ラジオ』という番組がありました。
サンドイッチマンのお二人が、がんの専門病院に臨時のラジオ局を開設し、流してほしい曲のリクエストを受け付けながら、その病院に入院、通院なさっている方からお話を聴くという番組。
合間には、病院での日常の場面も差し込まれています。
私は番組を見ながら、
泣きました。
笑いました。
感情が忙しかったです。
素晴らしいなと思ったのは
サンドイッチマンのお二人の、傾聴の姿勢。
ラジオ局開局中にブースにきてお話をしてくれるのは
がんの患者さんやその家族です。
サンドイッチマンのお二人は
むやみに励ますこともなく
かといって悲しむわけでもなく。
フラットな感じで聴いているのだけど
ちゃんと寄り添っているという絶妙なバランス。
そして時々、笑いも。
話をしてくれている患者さん本人も楽しそうにしている人いて、これはサンドイッチマンのお二人相手だからだと思いました。
患者さん本人の強さには感服します。
告知を受けたときはきっと取り乱して
絶望もしたと思います。
その段階を乗り越えてきた人のお話は
どれも尊くて素晴らしい。
「なんか、なんか…。がんになっちゃったけど
なんか幸せ っていう感じで」
と、小児がんになった小学生の女の子。
その言葉が出てくるまでに
どれほど泣いたりしたんだろうと想像するだけで
胸が痛くなります。
近くで聴いていたご家族も
「なんか幸せ」という言葉を聞いて、とてもうれしそう。
・・・うーん。
私が感想を書くとなんだかチープになってしまいます(^_^;)
再放送がある!と喜んでいたのですが、見間違いでした(^_^;)
再放送があったらいいのになあ…。
『NHKをぶっ潰す!』という人たちもいらっしゃるようですが、この素晴らしい番組はNHKだからこそ作ることができた、と私は思っています。