今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

ケガをするためにヨガをしていますか?

 

 

日本全国、梅雨が明けました。

 

梅雨明けとともに気温がぐっと高くなってきて、奈良のここ何日かの最高気温は36℃です(^_^;)

 

暑いときは不要不急の外出は控えて、家の中でもエアコンを使い、水分補給に努めましょう。

 

******* 

 

本題です。

 

 

最近、

 

「首を寝違えちゃいました(^_^;)」

「腰を傷めました(^_^;)」

「膝の痛みが最近強くなってきて…」

 

などなど、クラスが始まる前に、

痛みがあることを教えてくださる人が増えてきた感じがします。

 

 

私は「無理しないでくださいねー(^_^;)」

 

と言いながらも

 

『痛いのならお休みしたらいいのにー(^_^;)』

 

と思ったりも(笑)  ←実際に言ってしまうんですが(笑)

 

 

昔の私

 

私も、痛みを抱えたまま、お休みもせずにせっせとヨガに勤しんでいた過去があります。

 

私は腰に椎間板ヘルニアという名前の爆弾を抱えています。

 

中学生の時に始めたスポーツが、爆弾を抱えることにつながりました。

 

18歳の時にMRIで見つかりまして、数年前の撮影でもまだ出っ張りが健在なのを確認しています(^_^;) ←ながーいお付き合い(笑)

 

 

私がヨガを始めたころは、安全に配慮したヨガというものはあまりありませんでした。

 

おまけに、私が選んだヨガが割と激しい系だったので、いつも腰の痛みと闘っていました(^_^;)

 

 

朝起きるとき、腰が痛くてすぐに起き上がれない…、なんてことはいつものこと。

 

ヨガのクラスを受けていて、ポーズの最中にぎっくり腰を起こすことも。

 

周りの人はすっかり慣れてしまって『またか(^_^;)』と思っていたみたいです(笑)

 

『身体の声に耳を傾けずに、ただただポーズの完全な完成形を目指した結果だなぁ…』と、今ならよーーくわかります。

 

以前教えていただいていたアイアンガーヨガの先生は、東洋医学にも詳しい方だったので、私が勝手に無茶してぎっくり腰を起こしても、適切な対処法を教えてくださって、腰の痛みで「うーうー(>_<)」と唸りながら動けない状態から、何度も救ってくださいました。

 

 

痛みや無理とはさようなら。でも心身ともに強くなった。

 

これはクラスでもたまにお話をするのですが。

 

今のお師匠さんと出会ってからは、ヨガのスタイルが変わりました。

 

腰の痛みに悩まされること、そして、ポーズをしているときに腰の爆弾が爆発するんじゃないかという不安がなくなりました。

 

『このポーズはどこをどうしたいのか』

『どこの筋肉に効かせるのか』

 

という目的をちゃんと理解して、その目的に対して、無理のない形で、でも最大限に身体に効かせる方法を教わったからです。

 

私自身の練習に ものすごく生かされているからこそ、腰が毎日、無事でいられます。

 

 

その恩恵を、7月のクラスではお伝えすることができたなあと、勝手な充実感(笑) 

 

 

7月のクラスのこと

 

7月のクラスで取り組んできたトリコナアーサナ(三角のポーズ)のバリエーション。

 

1週目は手を置く位置について私が強くお伝えしなかったので、手の位置が人によってバラバラのままポーズをしました。

 

2週目はそれを踏まえて『手の位置をここにするのはなぜか』という説明を入れました。

 

「最初は物足りないかもしれないけど、安全性に配慮です。でも、効かせることができまーす(^_^)v」

という言葉を添えて。

  

その結果、みなさん無理のないところにそっと手を置いて、トリコナアーサナを作っていきました。

 

4週目ともなると、みなさんに余裕が見られたので、体幹をねじってからの手のお話をすることもできました。

 

始めの手の位置が物足りなくても、その先の積み上げ方によって、ポーズをぐっと深めることはできるのです。

 

 

最近は、安全性に配慮することを学んだ先生が増えてきまして、喜ばしいことです(^_^)

 

私も今の時期にヨガを始めたらよかった、と思うことも(笑)

 

そうしたら、クラスに参加しているときにぎっくり腰を起こしてうんうん唸ることはなかったと思います。

 

 

でも。

 

ぎっくり腰を何度も起こしたという経験があるからこそ、わかることもあるのかな、と。

  

 

腰の椎間板ヘルニアは割と重症で、20歳のときには片足全体の痺れから、引きずるようになり、歩けなくなりました。

 

お医者さんからは手術を勧められましたが、メスを入れるのが怖いという理由で断りました(笑)

手術しなくても、今、元気です(^_^)v

 

歩けなくなった経験のおかげで、椅子ヨガやヨガのクラスに、機能向上を目的に参加している方の、切実な気持ちに寄り添うことができているような気がします。

 

私がずっと元気なままだったら、たぶんわからなかったことだと思います。

 

 

『経験に無駄なものなし。』という言葉があります。

 

本当にそうだなあと思います。

 

 

鍼の先生のところに治療やメンテナンスに行っているおかげで、例えば、最初に書いた『首の寝違え』の方に、いい方法をお伝えすることができます。

 

鍼の先生から、首の筋膜リリースの方法を教えていただいたからです。

 

私自身のために学んできたことが、誰かのお役に立つなんて、素敵な循環だなーと思っています。

 

 

「ヨガしたらよくなるかと思って(^_^;)」と、身体のどこかに痛みのある中、ヨガのクラスに来てくださる人もいます。

 

そうした淡い期待に応えるためにも、これからもお師匠さんのところで学んで、たまに鍼の先生のところでもいろいろなことを教えていただき、みなさんとシェアできたらと思っています。

 

 

ちなみに

 

最初に書いた、首の寝違えや、腰や膝の痛みについてですが。

 

暑いのでエアコン必須の毎日です。

 

最近になって痛みが出てきた方。

 

お風呂あがりやクールダウンのために冷たい風を当て続けませんでしたか?

 

冷たい風を当てることで、筋肉は冷え、硬くなります。

 

硬くなっているところに、いつもなら問題ない動きや刺激が来ることで、筋肉に痛みが起こることがあります。

 

この暑さですから、水分不足などから身体のミネラルバランスが狂っていることでも、筋肉を傷めやすくなります。

 

 

・冷たい風を当て続けない(冷やし過ぎない)

・こまめな水分とミネラル補給

・夜は早めに寝て、疲労回復に努める

 

 

この3つは夏風邪の予防&早い回復にもよいので、心に留めていただけたら(^_^)

 

 

タイトルに戻ります(^_^;) 

 

タイトルの

 

『ケガをするためにヨガをしているの?』。

 

 

違いますよね?

 

 

私のクラスでは、私がこれまで経験してきたこと、教わってきたあれこれを詰め込んでいます。

 

「ちょっと小うるさいことを言いますがー(^_^;)」と言いながら、立ち方や手の指など細かいところを意識していただいたり、ポーズの形ややり方がちょっと変わっていたり。

 

すべては

 

『ヨガで身体を傷めないために』。

 

そして

 

『リスクを最小限にして、健康のための大きな効果を出せるように』。

 

 

なので、クラスに来てくださる方に、ケガをしないためのお願いです。

 

ぎっくり腰を起こしていたころの私のように、ポーズの最中に頑張りすぎたり、無茶をしないでくださいね(^_^;)

 

8月はヨガニードラ入れています(^_^)/

 

 白い睡蓮もなかなか(^_^)

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