今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

スマホで内斜視になる人 急増中。ヨガで予防しましょう(^_^)

 

 

2019年6月17日の朝の番組『ビビット』で眼科の先生が「スマホの影響で斜視の人が急増している」とおっしゃっていました。

 

 

斜視とは

眼球がずれることで視点が合わなくなる病気。外側にずれると外斜視、寄り目になると内斜視。(他人から見ても、眼球がずれているのがわかります。)

 

 

内斜視とは

目とスマホの距離が近いと寄り目になり、内直筋(目の内側の筋肉)が緊張したまま戻りにくくなる。ものが2つに見えたり、ずれて見えたりする。

子どもはピントを合わせる能力が大人よりも何倍も高いため、内斜視になりやすい。

 

 

近くを見ることでの眼球の動きの比較

 

・本を読むとき→文字を上下左右に追うので目が動く

スマホ→画面が動く(動かす)ので目が動きにくい

 

目が動くか動かないかで、内側の筋肉の緊張度合いが変わります。(固まるのがよくない)

 

 

内斜視の症例1:男子高校生。お母さんの顔を見なくなった。

状況:1日10時間以上スマホを使用している

主訴:お母さんの顔がタブって見えることがイヤで、お母さんの顔を見なくなった。(スタジオから『思春期特有のアレじゃないの?(笑)』との声も(笑))

ボールも二重に見えるし、夜間に自転車に乗っていたとき、対向車のライトが二重に見えて、どっちに逃げたらいいかわからなくて怖かった。

 

内斜視の症例2:38歳女性。職業は携帯販売員。

状況:携帯の販売という職種であるため、1日7~8時間スマホを使用している。

主訴:目がまんなかによる自覚があり、モノが二重に見える。

 

 

長時間、スマホ見つめ続けることによって、目の筋肉が緊張し続け、緊張が緩まず内斜視になっていく人が、大人でも増えているということでした。

 

 

内斜視かどうかのチェック方法

・フラッシュをたいて写真を撮ったときに、光が黒目の中心にあったらOK。光が黒目の外側にあったら、内斜視の疑いが。

 

・5m先のものを見る。見たものを今度は片目ずつ隠して見る。位置が大幅に(番組では50cmと言っていました)ずれていたら斜視の可能性があります。

 

 

内斜視になったら…ハードル低い順に4つの対処法

① 生活改善…スマホ使用時間の見直し

② プリズムメガネという特殊のメガネで見え方を補正

③ ボトックス注射で、過緊張の内直筋を緩める(必ずよくなるわけではない)

④ 手術…内直筋の位置を変える。手術時間30~45分程度、費用は保険適用で15,000円~。

 

 

内斜視にならないための予防法

・メガネ、コンタクトレンズなどで視力を適正に保つ(見えすぎる過矯正もダメ)。

・『3010法則』…30分スマホを見たら、10分間目を休ませる。手元⇔遠く、上下左右を見たりして眼球を繰り返し動かす。(目の緊張を和らげる)

 

 

 

ヨガで目の緊張を和らげましょう(^_^)

 

① 首の後ろで手を組む。頭は後ろに倒そうとするけど、手はそれの邪魔をするように押し合う。全力の半分の力で8カウント。(息を止めないように)

 

② 8カウントで手をゆっくりと下ろし、8カウントほどお休みする。

 

③  組んだ手をおでこに置いて、頭は前に倒そうとするけど、手はそれの邪魔をするように押し合う。全力の半分の力で8カウント。(息を止めないように)

 

④ 8カウントで手をゆっくりと下ろし、8カウントほどお休みする。

 

⑤ できるだけ素早くまばたきをする(30回)←慣れないと難しいです(^_^;)

 

⑥ 手のひら同士を素早くこすり合わせて温める。

 

⑦ 温めた手のひらを丸めるようにして、目を覆う。手のひらの温かさを、目でじんわりと感じながらお休みする。←パーミングといいます(^_^)

 

 

①~④ は、首や肩周りの筋肉の凝りを和らげて、首から上への血流を促進します。

 

⑤ の素早いまばたきは、目の周りの筋肉の過緊張を緩めます。

 

⑥~⑦ は、目の周りの血流を促進し、リラックスします。

 

 

スマホからの休憩の時にやってもいいですし、眠る直前にやっても、よくリラックスできます。深い呼吸やブラーマリーと組み合わせてもいいですね(^_^)

 

ときどき、目の周りを指でマッサージするのもいいと思います。

 

 

 

目の酷使による意外な影響

 

東洋医学では目を酷使すると、目や脳が疲れるだけでなく

 

・不眠

・白髪や抜け毛が増える

・肝臓へ悪影響

・婦人科系の臓器に悪影響がある

 

と言われています。

 

昔から「妊娠中や産後は針仕事をするな」と言われていますし、最近ではお産を終えたお母さんにも「スマホや読書は控えてくださいね。」と産婦人科の先生が言ったりしています。

 

お産で受けたダメージを早く回復させるために、目を使わないように指導するのだそうです。

 

東洋医学では目も婦人科系の臓器も『肝』に属していて、つながりがあるとされるからです。

 

 

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スマホやパソコンなどからの強い光は、私たちの想像以上に身体のあちこちにダメージを与えるようです。

 

ヨガのクラスでも「ヨガにちゃんと取り組むと、セルフコントロール能力がつきますよー(^_^)」とお伝えしています。

 

少しでも隙間時間ができるとスマホを見つめる暮らし。

頭ではわかっているけど、つい…ですよね。

 

番組で眼科の先生が『何時間もスマホを使い続けるのはよくない』とおっしゃっていたという事実をご理解いただいて、スマホの甘い誘惑に負けず、時々お休みできるように変わっていくといいなあと思っています(^_^)

 

 自然の緑は目を休めます(^_^)

 

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さあ、スマホやパソコンはおしまいに(^_^)