今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

自作チラシ。プロに斬られる!(笑)(伝えることのお勉強へ)

 

 

素人製作チラシをプロに見てもらうことに !(^_^;)

 

昨年春、外ヨガのイベントをさせていただく機会がありました。

 

ものすごく張り切って、生まれて初めてチラシ原稿を作り、プリントパックに発注しました!(私でもなんとかできました!)

 

出来上がったチラシをお店に置いてもらったり、警察署で道路使用許可をいただき路上で撒いたり、ヨガのクラスに来てくださっている方にお渡ししたりしました。(受け取ってくださった方、ありがとうございます(^_^)/)

 

そのチラシを、デザインの本も出版されているプロのグラフィックデザイナーさんにみていただく機会がありました。

 

まずはそのお話から。

 

 

裏面

 

チラシはおもて面と裏面で構成されています。

 

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これはチラシの裏面です。

 

 

以下、チラシを見てくださったデザイナーさんからのお言葉です。

 

「文字数はもうちょっとダイエットできるかも」

 

「おいしそうなお弁当の写真をうすーく加工して背景に使ってるけど、これすごくもったいないから、ちゃんと写真で載せたほうがいいのでは?」

 

というご指摘をいただきました。なるほど納得。

 

時間の都合上もあったのだと思いますが、配置や体裁については特に何もありませんでした。

 

・適度な余白

・文字の端っこを揃える(架空の四角い枠の中にきっちりと収める)

・素人は色使いを少なめに

 

という基本ルールを一応おさえたつもりです(^_^)v

 

 

おもて面

 

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こちらはおもて面です。

 

『わかってる脳(ヨガの世界の人目線)』でチラシを作ってしまったんだなー、と気付けるご指摘がありました。

 

いちばん目立つ『外ヨガ+マクロビ』の文字を見て→

「このイベント、インスタグラムやってるおしゃれ女子が参加しそうだから、私なんかじゃ参加できないなー、って思っちゃう。」

 

 

・・・おお(^_^;)

 

 

お店にチラシを置いてもらうとき、おもて面が見えるように置いて頂いていました。

 

デザイナーさんがおっしゃるように、おもて面の文字を見て『ムリ(^_^;) 』と思い、チラシを手に取らなかった人がいた可能性もあります。

 

まず手に取ってもらわないことには、裏面を読んではもらえません。

 

ターゲット(チラシを見てもらいたい人)にとって、おもて面がどれだけキャッチーで、興味を引くかが大事、ということを学びました。

 

 

ここからはチラシの作り方の基本

 

実はチラシ作り(広告デザイン)のお勉強に出掛けていました。

 

事前に「見てもらいたいものを持ってきてください(※厳しい指摘を受けても  へこたれない方)」とアナウンスがあったので、私のチラシも見ていただいた、というのが、斬られることになった経緯です(笑)

 

ここからは座学というか、学んだことをダダーッと書いていきます。

 

 

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1.デザインする前に必ず決める2つのこと。それはターゲット&ゴール。

 

ついチラシの見た目から入りがちなんだけど、先に情報デザイン(原稿)をしっかり決めておく。

 

☆ターゲット=どんな人向けに訴求したいのか

よくある「どなたでも大歓迎♪」→ターゲット広過ぎ。

どんな人に来てほしいのかしっかりとイメージを作っておく。

 ターゲットが決まっていると、チラシに書くべき内容、配色やフォント選び、チラシを置く(まく)場所も決めやすい。

 

○効果効能がターゲット目線で書かれているか。

一方的に書きたいことを書くのではなくて、

メリット(商品の特徴やウリ)とベネフィット(商品の特徴やウリによってもたらされるよいこと)きちんと分けて書く。

 

 

☆ゴール設定をしっかり=チラシを見た後、どんなアクションを期待するのか

・イベント告知→イベントに来てもらう

セミナー告知→申し込んでもらう

・メンバー募集→HPやSNSを見てもらう

 

※ここで注意

アクセス先としてSNSをたくさん並べている人がいる。

申し込む側から見て便利そうに思うけど、選択肢が多いとどれを選ぶか迷う時間が生まれ、そのスキに逃してしまうことも。

実は窓口は絞っておいたほうがアクセス率がアップ。

 

 

2.レイアウトの鉄則

主役(いちばん伝えたいこと)を大きく表示!

・簡潔なタイトル

・質の高いイメージ画

・強いキャッチコピーで

 

 

3.フリー素材のこと

フリー素材にも著作権があるから気を付けて。

所在地などにGoogleマップを貼りつけている人もいるけど実は×。

 

 

4.デザインルール

 フォントは適材適所

・見出し→太いゴシック

・本文→ゴシックまたは明朝体

・個性フォントは長文だと読みにくい。ポップ体は×。

・個性フォントやポップ体はアクセントにおすすめ。

 

余白と整列

・文字の端を揃えること。

・情報を詰め込みたい気持ちはわかるけど適度な余白がある方が見やすい。

 

 

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ここからは実際に、受講者から持ち込まれたチラシや名刺を公開で斬るコーナーのお話。

 

『厳しい指摘を受けてもへこたれない方だけ提出してね』と案内にあったのですが、デザイナーさんはとっても優しい話し方で指摘して下さっていました(笑)

 

 

①行政製作のイベントチラシ

ごちゃごちゃしすぎ(笑)

片面印刷という縛りがあるからかもしれないけど、片面に情報詰め過ぎ。裏とおもてに分けたほうが見やすい。

「応援セミナー」という言葉を使っているけど、それはターゲット目線ではなく、行政からの目線になっている。

 

 

整骨院のホームページ

(デザイナーさんから見て)ターゲットがいまいちわからない。

ホームページのトップページに貼ってあるブログURLをクリックすると、院長の奥様の子育てブログにつながっている。整骨院で子育て法を教えるの?

ターゲットを絞った方がいい。

 

 

③運動系インストラクターさんのインスタグラム

ターゲットは誰?

インスタグラムの中に、講師のプライベート写真と、レッスン紹介の写真が混在している。しっかりと境界線を作ること。

写真がイマイチ暗い。明るくて綺麗な写真ならフレームや素材などで装飾しなくてもいいんだよ?

クラス参加者の声やメリットは大事だから記載する。動画を使ってみたらどう?

 

 

④自宅パン教室のホームページ

TOPページに目立つように「家でもパンが作れます」とある→パンを作ったことがない人は『パンを作るって手間がかかるんだろうな』と思っている。

ホームページを探っていくと、実はパン作りは面倒ではないとわかるページがある!

  =興味を持ってホームページを探っていかないとたどり着けない情報。(TOPページで逃している可能性が)

 

パン作りが楽にできるということが、一般の人には全く伝わらない構成になっている。

ファーストビューで「パン作りは思ったより簡単なのね♪」と思ってもらえるように。

「子どもでも作れます」と簡単さをアピールしたり、受講した人の感想も載せてみたら?

 

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そんな感じでこのチラシの講座は終わったのでした。

 

最後の『公開で斬る!!』コーナーが面白かったし、とても勉強になりました。

 

 

私が次にチラシを作るのはいつになるのかわかりませんが(^_^;) 、でもいつかホームページを持ったりするときに、絶対に役に立つ内容でした。

 

 

これからお勉強していくこと

 

これまでずっと、お師匠さんのところで伝統的なヨガを学びながらも、ヨガのクラスでお話できそうなことを学びに、あちこちにお勉強に出掛けてきました。

 

それはそれでよかったと思うのですが、昨年の春にイベントをしたときに気付いたのでした。

 

 

『お客さんに来てもらわないことには、お伝えできないよね…(^_^;) 』

 

 

スポーツクラブだと、何もしなくてもお客様はたくさん来てくださいます(いつもありがとうございます)。

 

でも、イベントや、カルチャーセンターのクラスはそうではないのです。

 

 

ヨガは、実際にやってみると楽しいし、継続することでのベネフィット(もたらされるよいこと)がたくさんあります。

 

 

まず、ヨガのクラスがあるということを知っていただくこと。

そしてクラスに足を運んでいただくこと。

 

 

ヨガや瞑想によって 健やかになる人が増えるように、これまでとは違う方面(お知らせの仕方)のお勉強も少しずつしようと思っています。

 

もちろん、ヨガのクラスに来た方に喜んでいただけるようなあれこれもお勉強していきます!