テレビでマインドフルネスの番組が放送されました。
Eテレ(教育テレビ)なので見逃した方もいらっしゃるかもしれません。
3/1(金)の11:00~11:45に 再放送される予定です。
番組の内容をいつもよりもていねいに書いていきますが、長くなるので半分に分けます。(備忘録も兼ねて)
心を落ち着かせる効果があるとして注目される「マインドフルネス」。めい想を通して行うストレス低減法だ。一体、どんなものなのか?お笑い芸人、ハリセンボンの近藤春菜さんが体験!最新の脳科学でもマインドフルネスの効果がわかってきた。深い悲しみにおそわれていた女性がたちなおるまでの軌跡も紹介。10年近くめい想を行っている精神科医の名越康文さんがスタジオで解説! (番組HPより)
N(ナレーション):ストレス社会と言われる現代。朝から晩までハードに仕事をこなし、家庭では家事や育児などに追われ、みなさん、ストレスは溜まっていませんか?
「ストレスだらけ、ストレスだらけです(笑) 子供が3人、小さい子もいるので何かしたいときにできない。」(30代幼稚園勤務の女性)
「中間管理職なので、上と下に挟まれたときに、イライラが多いと思います。」(40代保育士の女性)
N:そのストレスは、放っておくと、心身を蝕む可能性も。
そんな中、今、注目されているのがマインドフルネス。マインドフルネスはとは『気づき』という意味。
アメリカで開発された、瞑想を通じて行うストレス低減法です。
最新の脳科学で、脳に影響を与え、心を落ち着かせる効果があることがわかってきました。
日本でも今、マインドフルネスに取り組む人が増えてきています。自分に向き合う静かな時間。回数を重ねるうちに変化を感じる人も少なくありません。
「仕事が忙しい時が多いのですが、会議とかこういう場でも『こうすべきじゃない』とか冷たく言っていたところがあったんですけど、そこが、一言一言考えられる余裕が持てるようになりました。」(40代IT企業勤務の女性)
「イライラを続けていって、恨みつらみに発展していったりだとか、やっぱりそういったところって我知らずにやってしまうので、めい想っていうのは心苦しまずに生きるための有効なトレーニングじゃないかと思います。」(マインドフルネスめい想指導者)
近藤春菜さんが体験!
N:近藤春菜さん、何やら湯呑みらしきものを持って、一体何をしているのでしょうか。
これもめい想??
近藤さん「集中している自分もとっても気持ちいいなと思いながら、過ごせた感じですね。」
医療現場でも導入
マインドフルネスは、心を穏やかにする効果から、心療内科や肥満治療にも導入されています。
「衝動的な食欲求に対してマインドフルネスを用いることによって、うまくコントロールできれば、減量だけでなく、その後のリバウンドも防止する効果が期待されます。」(心療内科医師)
N:後悔や不安に囚われず、今を生きるためのマインドフルネス。
心穏やかに生きるコツ! ~マインドフルネスめい想~ をお伝えします。
A(アナウンサー):マインドフルネスという言葉、最近よく耳にするようになりましたね。賀来さん、どんなイメージが?
賀来千賀子さん:あの、まだぼんやりしてますけど、めい想はわかるんですけど、マインドフルネスってどういうことだろうって思ってます。私ね、ヨガをね、ちょっとやってまして、自分の呼吸(腹式呼吸と胸式呼吸)で心を落ち着かせたり、整えている感じは自分でもあります。
A:マインドフルネスは、日本語では『気づき』という意味でして、めい想を通じたストレス軽減法の1つなんですね。心の中のイライラや不安を落ち着かせてくれる、というものなんです。今日はこのマインドフルネスにかねてから興味があったという方がゲストです。ハリセンボンの近藤春菜さんです。
近藤春菜さん:よろしくお願いします。
A:今回は番組のロケにも行ってくださったということですが。
近藤春菜:そうなんです。ものすごいマインドフルネスに興味がありまして、私もちょっと忙しくなると心に余裕がなくなって、人に優しくできない自分がいたんですね。あと単純に寝不足だったり、そういったところでストレスを感じていたところもあったと思うので。そんなときに周りの方から『マインドフルネスとかいいよ?』と聞いて、今日、本当にいい機会で、学ばせていただこうと。
A:マインドフルネス、いったいどんなものなのか、春菜さんが体験して下さった様子をご覧いただきましょう。
N:マインドフルネスは日本のビジネス界でも注目されています。
こちらの大手IT企業では三年前からマインドフルネスを導入しています。当初は研修を受ける一部の社員に、マインドフルネスを実施していましたが、今は希望する社員全員に行っています。
リーダー:「自分にとって楽な姿勢で、楽な呼吸をしていくことに、注意を向けて行きます。自分にとって自然な呼吸に身を任せて、注意を軽く向ける程度で大丈夫です。」
N:社員の心を整えることは企業としても、大切なことだと考えています。
リーダー:マインドとスキルを鍛えていく、そのスキルの中でも自分自身のことをきちんと知る、客観的に知ることが1つのカギということで、結果として生産性が上がったとか、ストレスが減ったということを聞くことも増えました。
N:その変化は社内でも評判となり、社員8000人のうち、一割以上がマインドフルネスを体験しています。
「以前の周囲の僕に対する評価は『急に怒り出してびっくりするときがある』と言われたときがあったんですが、そういうのは減ったような気がします。」(男性社員)
「ちょっとかっとなったりとか、嫌だなと思うことが多かったりが会議中にあったりもしたんですけど、それを少しコントロールして発言をしたり、アドバイスをしたり、そういうことができるようになったかなと思っています。」(女性社員)
N:そのマインドフルネスに近藤春菜さんが今回体験することに!
場所は、広い和室。
マインドフルネスを指導しているのは、心理カウンセラーでもある山口伊久子さんです。
近藤春菜さん:私も毎日、せかせか動いているな、働いているなという気持ちがあるので、何か自分を落ち着かせて、自分と向き合って、何かアウトプットしたいとか、そういう気持ちがあるので、今日は参加させていただきました。
N:まず、座り方の指導から。(二つ折りにした座布団をおしりの下にも敷いて高さを作ります。)
指導者:座る瞑想です。骨盤を前後に揺らして、姿勢が安定するところを探します。安定するところが見つかったらそこに身体を置いて、そして背骨を積み重なるようにのせて、手はハンガーのようにすっと伸ばしています。
あごを少し引いて、頭が上の方に伸びていることを意識して座ります。
ゆっくりと自分の意識を呼吸の方に向けていきましょう。吸う息、吐く息。そしてその呼吸と共に小さく動く、おなかのふくらみやへこみ、その動きにも気付いています。こうしている間も、頭の中でおしゃべりが始まったり、周りが気になる自分がいたり、それを無理にやめようとか止めようとかすることでさらにそれに囚われていくのではなく、『あ、今、そんな風にそんなことが起きているんだな』と心にメモしてから、そっと呼吸に戻る。それを繰り返し行っていきます。
呼吸をするたびに鼻に空気が出入りする感覚や、おなかのふくらみなど、呼吸に伴う感覚に意識を向け、気づき続けます。
N:そして、別の瞑想を指導してくれました。飲むめい想です。
湯呑みに触れ、指先に伝わる感覚、何か感じるところがあるでしょうか。温かさや冷たさ、指先から伝わる感覚、ただ受け止めています。
今度はお茶の入った湯呑みを頭の方に動かして、お茶が湯呑みの中で動く感覚にも集中するのです。
どこに湯呑みがあると安心するでしょうか。
N:お茶を飲むときも、そのお茶の香りを意識します。そして、ゆっくりと口に含み、口の中の感覚も捉えます。徹底的に1つ1つのすべての動きに、意識を向け続けるのです。
N:1時間半のめい想が終わりました。近藤さん、いかがですか?
近藤春菜さん:すごく落ち着いていました。普段せかせか生きている中で、全然落ち着ける性格ではなくて、何か時間が空いたりすると、SNSを見たりとか、何か情報を入れたがるところもあるんですけど、こういう呼吸に集中している自分もとても気持ちいいなあと思いながら、過ごせた感じです。自分のことを俯瞰で見ることがとても心地いいな、大事なことだなと思いました。
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近藤春菜さんが指導を受けていた山口先生のところで、私も瞑想の指導を受けたことがあります。
番組に登場していた場所ではなく、もっと広い和室で、さらに素敵なお庭。
よい環境の中で、朝から夕方までの1日リトリート。
たくさんの種類の瞑想をした中に、お茶の瞑想もありました(^_^)
後半に続きます。