『林先生の今でしょ!講座』で、東洋医学が取り上げられました(^_^)
ツボのまとめです。
NHKの東洋医学の番組がものすごく反響があったので、林先生の番組でも題材にしたのかなあと思ったりも(笑)
NHKの番組では東洋医学の中にヨガを入れて下さっていたので、私も熱心に見ました。
ヨガ、お灸・鍼、漢方薬について、とてもいいことを私達に教えてくれた番組なのですが、再放送がないのが残念なのです。
今回の番組ではヨガの取り扱いはなし(^_^;)
冬にオススメのツボ5か所と、漢方薬3つを教えてくれました。
東洋医学のスゴいパワー ツボ&漢方薬講座
東洋医学は世界でも注目されているワードで、トップアスリートが身体のメンテナンスに取り入れるなど、私たちの生活の身近に感じることができますが、新年を迎えた今こそ、東洋医学のパワー、ツボ&漢方薬について勉強します。
これを知っておけば、急に寒くなってきたこの冬を健康に乗り切って、2019年の生活が少し変わるかもしれません。
東洋医学と西洋医学の違いとは?
東洋医学…1800年以上前に中国で始まり、東アジア地域の経験的な医学。長年の経験則から患者の病状を観察し、退室を改善してツボや漢方薬などで人が本来持つ生命力を高める医療。つまり、東洋医学とは、我々の祖先たちが培って作り上げた人体実験の叡智である
番組に登場していた東洋医学の並木先生(千葉大付属病院のお医者様)は、人の身体を森に例えていました。
(次の記事の漢方薬のパートも並木先生の解説です)
西洋医学…空から木を見て、病気の木(原因)を見つけてその木を治す
東洋医学…森全体を見て元気がないと見立てたら、風通しをよくしたり、綺麗な水を引いたりして、森全体の状態を治す
ツボ講座
ツボのパートは 川嶋先生(東京有明大学の教授)が解説してくださいました。
Q1.ツボって身体にいくつある?
WHOが1989年に数が定め、それによると全身に361か所あるとされています
Q2.そもそもツボってなに?
ツボは東洋医学では経穴(けいけつ)と呼ばれています。東洋医学の概念に『気』というものがあり、その『気』が身体の中をめぐっていて、その『気』の通り道を経絡(けいらく)といいます。経絡を全身を走る路線(線路)に例えると、駅に当たるのがツボ。ツボには気が集まりやすくて、気の出入り口ともいわれているし、悪い気がツボに集まってくるので、そこを治療点として使うことができるのだそうです。ツボ治療は2000年以上前からあったとされる東洋の医療技術なのだそうです。
☆『図星』と言う言葉
江戸時代に、身体の治療法を学ぶための『図法師(ずぼうし)』というツボの図譜(身体の部位を示した図面や人形)があり、その『図法師』が変化して、『図星』になったいう説があります。このことから『図星』には急所、大事なところという意味もあるそうです。
(これは重要なお話ではないなあと思いました(笑))
冬におすすめのツボ ベスト5
番組では、名医がおすすめする、冬の悩みを解消してくれる、自宅で簡単に押せるツボが紹介されていました。
ランキング形式で5位から発表です(笑)
5位 頭痛
風池(ふうち)
ツボの場所…肩から首すじを上がっていき、髪の生え際にある左右両側のくぼんだところ
押し方…頭を包み込むように持って、親指を風池にあてる。3~5秒押して1秒休む。これを3~5回繰り返す
首や肩の血流の悪化によって頭痛が起こることも。冬場は寒さによって血流が悪くなり老廃物が溜まりやすくなって神経を刺激してしまう。風池を押すことで首の血流がよくなり、肩こりや目の疲れが和らぐ。
※片頭痛によいツボ
片頭点(へんとうてん)
ツボの場所…薬指の第二関節の外側
押し方…薬指の第二関節の外側を挟み込むようにグリグリと揉む
※ツボが押せているか確認する方法
鈍痛がある場所がツボ。場所が数ミリ動くことがあるので、自分で押して確かめるといい。
第4位 腰痛
腰腿点(ようたいてん)
ツボの場所…手の甲に2か所ある。1つは人さしと指中指の間、もう1つは中指と小指の間の二か所。指の間から手首に向かってなでていき、骨の交わるところにくぼみがある。
(ぎっくり腰の鍼治療では、腰に直接鍼をうつことで痛みが強くなってしまうことがあるので、手の甲のツボに鍼をする)
押し方…強く押しても大丈夫な場所なので、強めにグリグリと揺らすように1~2分、交互に押す
※棒などで押してもいいですか?
ピンポイントでツボがわかるならつまようじ一本で刺激してもいいし、つまようじを束にして、きゅっと軽く押し付けてもいい。痛い場所がわかったら、ちょっと触るだけでも効果はある。
※お灸も鍼もツボを刺激しているのですか?
刺激している。熱で刺激するのか、物理的に刺激するのかの差。ツボ押しは力で刺激している。
※鍼治療は痛くない?
鍼先に工夫が施されているので、ほとんど痛みを感じることはない。鍼灸の針は髪の毛くらいの太さしかなく、先端も入りやすい形状になっているので、針が入るときの痛みはほとんどない。ただ、深刺しをしていくと、手でツボを押したときのような鈍痛を感じることはある(響き)。
第3位 冷え性
三陰交(さんいんこう)
ツボの場所…内くるぶしの頂点に小指をあてて、指4本分上、人差し指が当たっているところ
押し方…10回くらい押す。おふろに入っているときに押してもいい
女性にとっては万能のツボ 生理痛、頭痛 血流を増やすので冷え性のツボとしてもおすすめ。生理痛など痛みがあるときは、痛みが和らぐまでグリグリと揉むといい。
第2位 肩こり
合谷(ごうこく)
ツボの場所…親指と人差し指の間を手首に向かってたどり、三角形の頂点でくぼんでいるところ
押し方…人差し指側に押し込むように30回。痛いくらい押してもOK。
いろいろな痛みに効き、下痢、便秘、目の疲れ、不眠、ストレスなど、治療の幅が多いツボ。
※左右どちらでもいいですか?
どちらでもいいけど、もし痛みが左右で偏っているのであれば、痛みのある方を押す
第1位 目の疲れ
攅竹(さんちく)
ツボの場所…左右の眉頭の少し下のところ
押し方…親指の腹を使って頭蓋骨に向かって上に押し込むように10秒ほど押す。
目の疲労、ドライアイ、頭痛によいツボ
(ツボの位置の画像はすべて、ネットからお借りしました)
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スタジオのゲストのみなさんも自分でツボを探していましたが、わかりにくいところも多いようでした。
先生はプロですからピンポントで見つけ、押してあげると、飛び上がるくらいに痛かったようです(笑)
ツボにパチッとはまっていると、押したときに軽い痛みがあったり、ズシッと響きます。
血行不良の場所でもあるので、なでたりさすったりしてみると少しへこんでいたりもします。
ツボによって押し方があるようですが、素人の私たちが押す時は、吐く息でゆっくりと押し込んで、吸う息でふわーっとゆるめます。
ヨガのクラスでもツボ押しをしています。今月は胃腸を元気にするツボです。
参加して下さる方の健康維持に少しでもお役に立てるように、ヨガだけでなく、身体によいさまざまなことをクラスに取り入れています。
ツボ押しは簡単で効果絶大だと思うのですが、そればっかりやっていると、ヨガのポーズの時間が短くなってしまうのが悩みどころです(^_^;)
今日からえびす祭りですね(^_^)