キクイモをご存知でしょうか。
漢字で書くと「菊芋」です。
菊に似た花が咲き、根っこがお芋みたいなので、菊芋(笑)
メジャーな野菜ではないので、スーパーなどにはあまり出回っていないようです。
キクイモには、素晴らしい栄養がぎっしりと詰まっています。
白い食べ物に分類されるので、乾燥するこの時期の身体と心に、うるおいを与えてくれる食べ物でもあります。
一般的には、野菜としてではなく、健康食品やダイエット食品として販売されていることが多いそうです。
キクイモを乾燥させて粉末状にしたものを摂取することで、健康増進効果を望むようです。
キクイモ、買いました(^_^)
これが生のキクイモです。
見た目はショウガそっくりですが、別物です。
5年くらい前におじゃましたごはん屋さんで、サラダとして初めて口にしました。
シャキシャキとしたその食感と、栄養がすごいというお話を聞き、興味を持ちました。
そのさらに何年か後に、大宇陀(奈良県)の道の駅に売られているのを発見しました。キクイモとの再会(笑)
タイミングのよいことに、キクイモの生産者さんがお店に搬入に来ていて、キクイモについていろいろと教えて下さいまして、キクイモとのお付き合いが始まりました(笑)
キクイモの栄養価
●「イヌリン」という食物繊維が豊富
・中性脂肪を下げる
・食後の血糖値の上昇を抑える
・腸内の乳酸菌(ビフィズス菌、乳酸菌)が働くための栄養になる→腸内環境が改善される
・カルシウムやマグネシウムの吸収をよくする
、などがイヌリンのよい働きで、糖尿病によいとされています。
イヌリンは「天然のインシュリン」と呼ばれているそうです。
●「カリウム」も豊富
塩分(ナトリウム)の排泄にはカリウムは欠かせません。
高血圧の方にもよいそうです。
●お芋なのですが、でんぷんが少ないのでカロリーが低いそうです。
食べ方
皮はものすごく薄いので、剥かなくてもそのままで大丈夫です。
とんがったところの色がピンク色に変わっていたら、その部分はカットして捨てます。
そして、生のまま食べられます。
ショウガにそっくりですが、辛みもなく、味もないです(笑)
大宇陀の道の駅で出会った生産者さんは「このままいけるよ!(^^)」と、自分で持ってきたキクイモを、私の前でガリガリとかじって見せてくれて、私にも勧めて下さいました(笑)
家で食べる時は、薄くスライスしてサラダに乗っけます。ごまドレッシングで食べるのが好きです。
ただ、泥臭いなあと感じる人もいると思うので、そういう方は加熱調理をおすすめします。
半分に切って、素揚げにするのもおいしいです(^_^)
生の時の食感はシャキシャキしているのですが、素揚げにするとぽくぽくとした甘みととろける感じが味わえます。
私はやったことありませんが、キクイモがたくさん手に入ったら、薄くスライスして天日干しにしてもいいみたいです。
キクイモスライスはお味噌汁の具にするとおいしいそうです。
スライスしたものを、ミルサーでパウダー状にしてしまえば、自家製の健康食品です(^_^)
キクイモ、食べてみてください!
生産者さんがおっしゃっていましたが、キクイモは生命力がとても強く、その畑の養分すべてを吸い取ってしまうので、連作はできないそうです。
キクイモ自体にそれだけの栄養がぎっしりと詰まっているのです。
キクイモは先に挙げたように私たちの身体にとてもよい働きがあります。
大宇陀の道の駅でも売っていますし、橿原市のまほろばキッチンにもあります。
(私が今回買い求めたのは、まほろばキッチン。400g入って200円でした(^_^))
奈良県はキクイモの産地なのかな。
もしどこかで見かけたら、ぜひ買ってみてくださいね。
✳2019年1月追記✳
昨年の12月ごろから近鉄百貨店奈良店にもキクイモが販売されているのを見掛けるようになりました。
お店の方のお話では、糖尿病にキクイモがよいと、テレビ番組で取り上げられ、問い合わせと購入が増えたのだそうです。
店頭のキクイモに貼られているラベルに『葛城産』とあったので、道の駅かつらぎや、道の駅ふたかみパーク當麻でも販売があるかもしれません。
おいしく食べて健康に(^_^)/
甘酢漬けもおいしそう