ヨガのクラスでも、咳をする方が多くなってきました。
お聞きすると「風邪のひき始めかなぁ」とおっしゃる方が多いです。
台風による気圧の大きな変化も体調に影響しているでしょうし、夏から秋へと季節が移ろい、急激な気温変化があったり、空気が冷たくなり、乾燥が始まっていることも関係していると思います。
そして、夏の疲れを今も引きずっている方も多いようです。
今年の夏は例年に比べたら、本当に暑さが厳しかったと思います。
夏バテ知らずで元気だった方でも「今年の暑さは堪えたよー」とおっしゃる方がとても多いのです。
のどからくる風邪ひきさんにも、秋バテさんにもおすすめしたいのがはちみつです。
はちみつは身体にいいこといっぱい
はちみつの主成分はブドウ糖と果糖です。吸収されやすいかたちの糖質です。
糖質は身体を動かすためのエネルギー源ですし、抗菌作用(風邪の予防)、整腸作用(おなかを整えることで免疫力アップ)、保湿作用(のどやお肌に潤い)もあります。
お砂糖に比べるとカロリーも低く、虫歯になりにくいそうです。
またブドウ糖単体に比べると、血糖値の上昇も緩やかなんだとか。
ダイエットにもいいそうです。
アーユルヴェーダ(インド伝統医学)では、大さじ1のはちみつを、40℃以下のぬるま湯に溶かして、毎日飲むことを推奨しています。
身体についた余分な脂肪を落とすことができるそうなので、よかったらお試しください。
はちみつの使い方
ティースプーンですくってそのまま舐める、というのがシンプルでいいと思います。
1日に3回くらいまでで、朝起きてすぐに舐めると、寝ぼけている脳と身体にスイッチが入っていいと思います。
せっかくとろみがあるので、ゆっくり口の中で味わうように、のどを通過させる時もできればゆっくりと。(むせないようになさってください)
虫歯の心配をされる方もいらっしゃると思いますが、はちみつには歯石をつきにくくする働きもあるそうなので、歯周病予防にも(^_^)
「毎朝コーヒーを飲むからそれに入れてもいい?」というご質問をいただきましたが、摂取しないよりはいいかなと思います。(これについては後に書きます)
煮物や豚の角煮にはちみつを加えると、仕上がりの色がちょっと黒っぽくなりますが、お肉がやわらかく仕上がったり、コクがアップするそうなので、お試しください(^_^)
はちみつ小さじ1杯分で、お砂糖大さじ1杯分くらいの甘さになるそうです。
はちみつの注意点
・1歳以下の赤ちゃんには食べさせてはいけません。まれにボツリヌス菌が残っているので、命の危険があります。
・下痢や軟便気味の人は控えめにしてください
・加熱しすぎない
よいはちみつは結晶化します。
私も固まったはちみつを溶かそうと熱いお湯で湯煎したことがあります(^_^;)
65℃以上になるとはちみつの成分変化が起こります。
せっかくのよい天然成分が壊れてしまいますので、湯煎の温度も65℃より低くしましょう。
また、先ほど書いた「コーヒーにはちみつ」ですが、これもアツアツのコーヒーだとせっかくの効果が半減してしまうと思います。
ぬるめのコーヒーに入れるか、飲み物に入れずにそのまま舐めるといいと思います。
・混ぜものに注意
安価なはちみつの成分表示を見ると、水飴が混ざっていることがあります。
これははちみつの割合を少なくして、値段を下げるために行われます。
はちみつ本来の栄養を摂取したい場合は、混ぜもののないはちみつを選びましょう。
混ぜものチェック in 成城石井(笑)
はちみつの話をヨガのクラスでしようと思っていたので、先日、成城石井に行って、片っ端からはちみつ容器の裏を見ていました(笑)
ガラスのびんに入ったものやポリ容器に入ったものなど、大小20種類くらいのはちみつがありました。品数豊富です。
私が見た店舗では、混ぜもの(水飴など)が入っているはちみつはゼロ。
中国産のものは1種類だけ。
産地はハンガリーのものが多かったように思います。
国産のものはちょっとお高めでした。
アカシアの花のはちみつは、はちみつの中でも血糖値の上昇が最も緩やかと聞いたこともあります。
混ぜものなしのはちみつをお求めの方は、成城石井がおすすめです。←回し者ではありません(笑)
のどの痛みには大根とはちみつの飲み物をどうぞ。
簡単に作ることができて、効果絶大です(^_^)/
瓶のままだと使いにくいので(左)、私は成城石井で買ったポリ容器のもの(右)に詰め替えています(^_^)