今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

NHKで 鍼灸、漢方薬、ヨガの番組が(^_^) (鍼のつづき)

 

 第一部 鍼(前の記事のつづきです)

 

人知れず悩む人が多いのが頻尿

 

昼間頻尿にお悩みの人は3300万人、夜間の頻尿は4500万人にのぼると言われています。

 

インタビューに応じた女性は5時間で7回。つまり、1時間に一回以上の頻度でお手洗いに。

 

仕事などにも支障出ていそうです。

 

 

・尿意に至るメカニズムと過活動膀胱について

 尿がたまるとき、膀胱の筋肉がゆるみ膨らんでいく。いっぱいになると自律神経の指令によって、膀胱の筋肉が収縮を開始。このときに尿意がもたらされる。ところが自律神経の異常で膀胱の筋肉に収縮の命令が。膀胱に尿がたまってなくても尿意を引き起こす。これが過活動膀胱。

 投薬で治療できるけど、便秘、口の渇きなどの副作用が出ることも少なくなく、治療を続けられなくなる人もいるそうです。

 

 

番組で紹介されていたのが、会陰にあるツボを、ローラーでゆっくりやさしく刺激するというもの。指でしてもいいのだそうです。

 

番組では過活動膀胱なのかわかるチェックリストがありました。

 

過活動膀胱(ぼうこう)チェック! - 東洋医学 ホントのチカラ ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~ - NHK

 

そして、ローラーですが、検索したら下記のものがそれでした。

やり方など詳細はこちらのページでどうぞ。

 

 

・実験

 

過活動膀胱でお悩みの女性に先ほどのローラーを渡し、1日に最低でも1回、5日間会陰をさすってもらうようにお願いしていました。

 

みなさん、ローラーの形状とやり方に戸惑いながらも実験に参加。

その結果・・・

 

どの方もチェックリストの点数が大幅に減少、症状が改善(^_^)

 

トイレの心配から解放され、気持ちがとても楽になっているようでした。

 

 

解説では、会陰のツボ刺激が仙髄に伝わり、膀胱の過剰な収縮が抑えられることによって、症状が改善するということでした。

実験に参加したみなさんの改善ぶりに、スタジオのみなさんもびっくりされていました(^_^) ←私もびっくり(笑)

 

※ 会陰の刺激は指でもOK。さするのを強くしてしまうと、過活動膀胱の症状が悪化するのであくまでやさしく。

 

 

 

・女性におすすめのツボ

 

ツボの場所の詳細は 

簡単!セルフケア - 東洋医学 ホントのチカラ ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~ - NHK

に詳しくのっていたのですが、現在は見られなくなっています(^_^;)

 

 

押し方は息を吸って、吐きながら3秒くらいかけて垂直に押す、というのが基本です。

 

 

三陰交(さんいんこう)・・・血液やホルモンの分泌を招請して、子宮の機能をよくするツボ

 

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 三陰交の写真貼っておきます(^_^)

 

関元(かんげん)・・・腹部の血流をよくして、おなかの冷えを改善するツボ 寝た状態で膝を立てて、腹筋を緩めた状態で探します。下腹部を触ってみて、一番力弱く凹んでいるところにあります。

 

合谷(ごうこく)・・・経絡の大腸経のツボ。手の親指と人差し指の水かき部分の骨のきわにあります。

便秘にいいそう。

「首から上の症状にすべていいですよー」と、ヨガのクラスでもよく押すツボです(^_^)/

 

 

・逆子治療

 

他にも妊娠中の逆子をなおすのにも鍼灸治療が用いられていました。

横浜にあるせりえ鍼灸室の先生が登場していました。

 

逆子の状態をチェックしたあと、三陰交に鍼、至陰(足の小指の先)にお灸をしていました。

お母さんのお話によると、あったかくなると同時に赤ちゃんがぴくっと動いたのだそうです。

 

カニズムとしては、

ツボ刺激が子宮やへその尾の血流を高める→赤ちゃんの動きが活発になると考えられている、とのこと。

 

3回目の治療後、エコーでみたら、逆子がなおっていたのだそうです(^_^)

 

これまでの治療によると、何もしない群では12% 鍼灸治療群では66% の人が逆子の改善につながったそう。

 

今後も治療を続けて、逆子でお悩みの人たちの役に立つように、エビデンス(根拠)を作っていきたい、と産婦人科の先生もおっしゃっていました。

 

ちなみにこのコーナーに登場したお母さん、無事に出産されたのだそうです。よかったですね(^_^)

 

 

・美容鍼 

 

顔や頭に鍼をうつ美容鍼も紹介されていました。

 

菊池亜美さんが登場していましたが、before/ afterを見ると、それほど変化がないような(^_^;) 

あご下のたるみがほんの少し綺麗になった、くらいでした(^_^;)

 

でも血流量はきちんと上がっていたので、1度だけでなく、鍼を継続することで効果が出るのではないかなと思いました。

 

 

美容鍼は、顔や頭の血流をよくしてむくみ(老廃物)をとるという理論のもとに行われています。

(余談ですが、美容鍼で顔だけで100本刺す鍼灸師さんが結構いるそうなのですが、30本弱で効果があるのだそうです。100本刺しても効果がアップするわけではなく、たぶんお金儲けのためなのでは?と知り合いの鍼灸師さんが言っていました。)

 

赤血球の量が増加し、顔だけでなく身体にも鍼を刺すので、単なる美顔術ではなく、身体の中から美しさを引き出すのが美容鍼なのだそうです。

 

菊池さんの場合、2時間の施術後、強い脈がでて身体が元気になったようです。

 

 

・美のツボ

 

美容のツボも紹介されていました。ツボを押す時は息を吐きながら3秒押します。

 

巨髎(こりょう)・・・ほうれい線を薄くする働きのあるツボ 下から持ち上げるように押します。瞳と小鼻が交わるところにあります。

 

顴髎(けんりょう) 血流をよくし、むくみを取り、リフトアップが期待できるツボ  これも下から持ち上げるように押します。やってみたらちょっと痛いのですが、顔がすっきりする感じがありました(^_^)

ほお骨の下、やや耳寄りのところにあります。

 

 

そして、こんな施設を紹介していました。

灯台下暗し(^_^;)

行ってみたいです。予約制のようですね。

 

はりきゅうミュージアム

Welcome to Harikyu Museum

 

鍼灸では牛や馬の治療法もあるんだそうです。

 

それからお殿さまが大好きな鷹狩りの鷹にもツボがあり、その図解が(笑)

 

鷹が病気になったときに漢方薬を飲ませたり、人間にするのと同じように鍼灸で治療をしたのだそうです。

 

鷹もオーバーワークで大変ですね(笑)

 

 

そして現代。

 

14歳の犬が登場します。背骨の病気のせいで後ろ足がうまく動きません。

足が悪くて走れないわんちゃんです。

 

鎌倉にある動物病院で治療をすることになりました。

 

病名は変形性脊椎症、背骨の一部が突起のように変形して神経を圧迫、血流が悪化。

 

後ろ足の動きが悪い原因がこの病気だったのでした。

 

 

先生は鍼による治療で血流を改善させようと試みました。

 

腰の百会(すべての経絡が集まるところ)に鍼を刺します。

 

鍼は痛くないみたいで、わんちゃんはとてもおりこうさんに座ったままで治療を受けていました。

 

2か月の治療の後。

 

なんと走れるまでに回復!

 

飼い主さんもですが、わんちゃんも嬉しそうでした。

 

 

鍼のコーナーのまとめはここまでです。

 

第二部はヨガです(^_^)