今日は 二十四節季の 処暑(しょしょ)です。
「処」は「落ち着く、止まる」という意味で、「処暑」とは「暑さが止む」時期のことです。
暴力的な暑さが続いて熱中症の人も多かったこの夏、そろそろ落ち着いて、涼しくなるといいなあと思います。
台風の暴風は困りますが(^_^;)
処暑の過ごし方
朝晩は涼しくなってきましたが、日中の最高気温が30℃を超える日もまだまだあります。
一日の中での気温差が10℃あると、体調を崩しやすくなります。
夏の暑さでの疲れもあって、夏風邪をひく方も増えてくると思います。
涼しくなって活動しやすくなりますが、ここぞとばかりに遊びに行くのではなく、身体からのサインにきちんと耳を傾けて、ちょっと疲れているなあと思う日は、ゆっくりとお休みを。
・暑くても湯船にさっと浸かる
・身体を冷やし過ぎない
・きちんと睡眠をとる
・こまめに水分を摂る
などを実行することで、夏の免疫力低下を防ぎ、夏風邪を予防できます。
秋に向かって空気の乾燥も始まりますから、手洗いうがいもしましょう。
夏風邪をひいてしまったら
夏風邪をひいてしまったら、水分をしっかり摂るようにします。
白湯をおすすめしたいです。朝起きてすぐに白湯を飲むといいです。
白湯は一日に多くても800ccまで。後は常温のお水を積極的に飲みましょう。
また、お粥は冷えなどで弱った胃腸を元気にしてくれますし、水分補給にもなります。
夏風邪をひくと、おなかを壊すことも多いのですが、下痢止めはどうしてもの場合を除き、あまり飲まない方がいいと思います。
下痢は身体から風邪のウイルスなどを出そうとしているから起こるのです。
下痢は脱水を引き起こしますから、常温または温かい飲み物を飲んで水分を補いながら、ウイルス排出のお手伝いをしましょう。
ツボをあたためることでも、風邪の症状を和らげることができます。
処暑の食べ物
朝晩が涼しくなってきて、体調の変化を感じる方もいらっしゃるかと思います。
疲れがとれない、だるい、元気が出ない、口や喉がからからになる、手足がほてるといった症状があったら、もしかすると 秋バテ なのかもしれません。
暑いからといって冷たいものばかり飲んだり食べたりしていると、胃腸の機能が低下します。
胃腸が弱ると免疫力が低下しますし(夏風邪)、消化吸収が正しく行われなくなり、必要な栄養を食べ物から取り込むことができなくなります。
また、身体に老廃物が溜まるので、疲労感が強くなります。秋バテです。
季節の食べ物を食べていたら間違いないと、クラスでもいつもお伝えしています。
今が旬の、梨、レンコン、ぶどう、冬瓜、キクラゲなどは秋バテにもとてもいい食材です。
数日前にも書きましたがハチミツもいいです。
それとトマトもおすすめです。
トマトは身体を冷やす性質がありますから、暑い日は生のままで、涼しいときは加熱して食べるといいと思います。
加熱の場合はホットサンドに挟んだり、スープに入れたり、卵と一緒に炒めてもおいしいですよ(^_^)/
トマトと卵の炒め物については、こちらの記事に書いています。
夏の暑さで消耗したあれこれを、今の時期にきちんと回復しましょう(^_^)