「暑いですね」という言葉では、生ぬるすぎるくらいの厳しい暑さが続いていますね(^_^;)
私は普段の体温が36℃後半なのですが、それを超えた暑さ(37℃超え)なので、毎日、発熱しているような錯覚を起こしそうです。
外の尋常じゃない暑さと室内の涼しさの間をうろうろすることでも体調を崩してしまいますから、もう外に一歩も出ないで、部屋の中を28℃くらいにして、じーっとしているのがよさそうな気もします(^_^;)
水分補給はこまめにちびちびと、で、お願いしたいと思います。
つまずき、転倒の新しい原因
テレビを見ていましたら『つまずき、転倒の新しい原因』というお医者さんの新しい研究結果が放送されていました。
街中の、健康に強い関心を持つ人々は、つまずきや転倒を予防するために足腰を鍛えています。
しかし、足腰が鍛えている人でも、つまずいたり、立て直せなくて転倒してしまう人がいるとのこと。
・・・何か別の原因があるのかもしれません。
番組に登場した スポーツクラブに通う50代男性 は 、歩幅のテストで標準よりも歩幅が狭いことがわかります。(標準とされる数値は 身長×0.45 だそうです)
お医者さんによると、この歩幅の狭さが、つまずき、転倒のリスクを高めるのだとか。
では、どうして歩幅が狭くなるでしょう?
50代男性はパソコンを使うのが仕事で、常に前かがみの姿勢(前傾姿勢)でいます。
前かがみの姿勢が続くと、腹筋が縮み、背筋が伸びるという状態で身体が固まってしまいます。
この男性の背骨のMRI画像を見たら、背骨の自然なS字カーブが消失し、背骨が一直線になってしまっていました。
こうなってしまうと、立っているとき、常に膝が曲がったままになり、足(太もも)が上がりにくくなり、歩幅が狭くなるのだそうです。
足が上がらなくなったら、確かにつまずきやすくなりますよね。
足腰の強さも大事ですが、前傾姿勢と背骨のS字カーブがなくなることが、つまずき、転倒のリスクを高くするのだそうです。
歩幅のチェックは、固定されてしまった前傾姿勢やS字カーブの消滅のチェックも兼ねていたというわけです。
まっすぐになってしまった背骨を改善する方法
この50代男性に試してもらったのが、座布(ざふ)代わりの巻きタオルでした。
座布というのは禅で使うまるっこい小さな座布団です。
私がマインドフルネス瞑想を教わった先生も、この座布を使って座っていました。
バスタオルを半分に折ることを3回しまして、それをくるくると丸めて、両端を輪ゴムで留めます。これだけ。
座るときにそれをおしりの後ろ半分にいれるのです。
骨盤が立ち、縮んでいた腹筋が伸びて、伸びきった背筋が縮みます。
男性は椅子に座るときはいつも、この巻きタオルをおしりの下に入れて座りました。
真面目に続けたことで、背骨のもともとのS字カーブを取り戻せました。
歩幅のテストを改めてしたところ、見事、狭かった歩幅が改善されていました。
膝も上がるようになり、つまずきにくくなったというお話でした。
見た感じは、歩く姿勢も颯爽として、若々しさすらありました。
つまずきの原因が、背骨と姿勢にあったのですね。
めでたしめでたし(^_^)
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私のクラスに来てくださっている方なら、もしかしたらピンと来たかもしれません(^_^)
バスタオル、イベントクラスの時に使いますよね?(^_^)
あの巻き方でいいのです。
あれを、おしりの下に入れて座ります。
ただ、巻きタオルは形がつぶれやすい(^_^;)
イベントクラスの時も、タオルを巻き直してもらっていますよね。
なので、床に座るときは、座布団を二つ折りにしたものを使う方が、巻き直す手間が省けますし、安定しますから、よかったら座布団で試してみてくださいね。
そして、普段のクラスの呼吸法のときを思い出してみてください。
呼吸法のとき、座る形を作る時にお願いすることがありますよね?(^_^)
あの形を作ったら、巻きタオルもいらないのです。
呼吸法の時に仙骨を立てて座ることで、背骨が自然なS字カーブを描きます。
背骨はエネルギー(東洋医学では気と呼ばれています)の大きな通り道です。
呼吸法は、酸素と二酸化炭素の交換だけでなく、外からのエネルギーを身体に取り込む作業も兼ねています。
背骨がきちんとしていると、気の通りがよくなるので、その姿勢を呼吸法の時にお願いしていたのですが、まさか、つまずきや転倒の予防につながっていたとは!(^_^)/
早くこの番組の話をヨガのクラスに来てくださるみなさんにお伝えしたくて、ワクワクしています(^_^)
座り方を工夫することで、骨盤が立ち、背骨がすーっと伸びます、のイメージ(笑)