今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

仙台でお勉強してきました 4

 

 

ジョン・ケプナー先生は、アメリカのヨーガ・セラピストの団体(IAYT)の責任者です。

 

IAYTは、ヨガを西側諸国で認められた治療法として確立するという使命をもって、論文審査のある医学専門誌への投稿から、学術研究会議への参加まで、積極的な努力を払ってきた。国立衛生研究所助成金を利用して、ヨガセラピーの厳格な基準を作成し、現在は養成講座を認定したり、セラピストの大学院生に資格を与えている。

(yoga jaurnal online HPよりお借りしました)

 

 

ケプナー先生は次のようにおっしゃっていました。

 

・ヨガの教えと実践を通して、個人が健康促進と幸福へと進めるように力をつけていく。

 

・免疫はがん細胞に対して誤作動を起こすこともある。誤作動の原因はストレスと悪い生活習慣。

ヨガをすることでセルフコントロール能力が養われ、誤作動を防止することができる。

 

アメリカのがんの病院には、ヨガ科があり、保険が使えない治療だけど患者さんに人気がある。

 

・腰痛、循環器系疾患、がんに効果が認められている。

 

(ケプナー先生の講演はここまでです)

 

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『ハリウッド女優にも人気!』という感じで、美容面にフォーカスしたかたちで取り上げられることが多かったヨガですが、ここにきて、西洋医学と組み合わせることでの相乗効果に注目する動きが、ようやく目立ってきました。

 

アメリカでは日本とは違い、公的な保険に入っている人がごくわずか。

医療費が高額になるケースが多いそうです。

 

予防医学としてのヨガが広まっていったら、高額な医療費を払わずに済むかもしれません。

 

 

日本でも、2025年には団塊の世代が75歳の『後期高齢者』になります。

国民医療費は今よりも25兆円増えて、65兆円になるという試算があります。

支える現役世代は少子化の世代。頑張って働いても、厳しいものがあります。

 

お医者さまも やみくもに薬を大量に撒き散らすのではなく、予防や再発しないように指導する。

患者は指導を守り、どの世代も、できるだけ病気にならないように、悪い生活習慣から変えてみる。

生活習慣の改善には強い心が必要です。

ケプナー先生もおっしゃっていたように、ヨガの継続で獲得できるセルフコントロール能力が役に立ちます。

 

 

膨らみ続ける医療費。

今のやりかたのままでは、国が転覆してしまいます。

そうならないためにも、まずは私たちでできることから始めてみませんか?

 

 

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会場のメインホールです。快適な環境の中でお勉強できました(^_^)