二十四節季の 小暑(しょうしょ)です。
もう少しで梅雨が明け、本格的な夏がやってきます。
そして、この「小暑」と次の「大暑」を合わせた およそ1か月を『暑中』といい、 暑中見舞いを出す期間とされています。
子どものころは暑中見舞い、書いていたのですが(^_^;)
今日は七夕です
七夕の歌に「五色(ごしき)の短冊~、私が書いた~」という一節がありますが、この五色(ごしき)、陰陽五行でもおなじみの『五行説』の色が使われています。
5つの色とは [青・赤・黄・白・黒] 。
お裁縫の上達を祈って七夕の日に、この5つの色の糸や布をお供えしていたんだそうです。
時代が変わって、短冊に願い事を書くようになりました。
五行の五色(ごしき)が関わっていることでおわかりだと思いますが、七夕の風習は、中国から伝わったものなのです。
『災害がおさまり、平穏な気持ちになりますように』
小暑の過ごし方
湿度に加えて、暑さが(^_^;)
6月は梅雨の時期なのに、思っていたよりは雨が降りませんでしたが、湿度が高い日が続きました。
7月は気温の高さも加わって、過ごしにくくなってきます。
胃腸の疲れを感じていて、食欲がなくなっている方も多いかもしれません。
冷たいものは喉ごしもよく、身体をクールダウンさせてくれますが、胃腸が冷えることで、だるさが強くなってしまいますし、免疫力の低下にも。
冷たいものを召し上がったあとは、締めにあたたかいものを飲みましょう。
そして、身体に直接冷たい風を当てすぎないようにしましょう。
こむら返り
胃腸が弱ると食べたものの吸収が悪くなり、栄養不足の状態に。
栄養不足の時に脚を出して寝ていることで、暑い季節にはこむら返りが起こりやすくなります。
寝ているときのこむら返りは、びっくりしますし、睡眠の質を悪くします。
脚の冷え(=血流が悪くなる)と疲労と水分不足でこむら返りは起きるとされています。
こむら返りを予防するためには、暑いかもしれませんが、膝下も隠れるズボンを履いたり、薄手のレッグウォーマーをふくらはぎに装着して眠るといいです。
6月のレッスンでみなさんにしていただいた『足の親指をまんべんなく揉む』ことは、足の冷えとむくみを改善します。
こむら返りの予防にもつながりますので、特に親指の付け根を念入りにもみもみしてみてくださいね(^_^)
ついでにふくらはぎも揉みましょう。
タイミングとしては、夜、お風呂に入った時にするのがいいかなあと思います。
小暑の食べ物
旬の食べ物は、その季節にあった身体づくりにとても役に立ちます。
暑い時期全般に言えることなのですが、夏の野菜は身体を自然な形でクールダウンしてくれる働きがあります。
ウリ科の、ゴーヤ、冬瓜、きゅうり、スイカ、メロン などは、身体に溜まった無駄な水分(湿気)を排出し、熱を冷ますので、熱中症予防にも最適です。
(※ カリウムが豊富に含まれていますので、腎臓の数値が良くない方は、ご注意ください。)
また、冬至の日に食べることでおなじみの かぼちゃ ですが、最近、スーパーで値段が下がっているなあと思いませんか?
かぼちゃは実は、夏の野菜なのです。
エアコンや、冷たいものを食べたり飲んだりで冷えが強くなっている身体を温めてくれますし、自然の甘みは元気を養ってくれます。
トマト
私はトマトが大好きなのですが、トマトも熱を冷ましてくれる食べ物で、加熱してもその働きは損なわれません。
加熱することでリコピンの吸収率がアップしますので、脳も、お肌も、血管も、とっても元気になります。
水分たっぷりなので、夏の水分補給にもいい食材です。
トマト+たんぱく質のおかず、私が大好きなトマトと卵の炒め物はいかがでしょうか(^_^)/
作り方は簡単です。
① トマトをさいの目に切っておく
② 卵は溶きほぐして、鶏がらスープの素を混ぜておく
③ オリーブオイル(ごま油でもOK)をフライパンで加熱し、溶き卵を投入、ふわっと半熟状態でお皿に取り出しておく
④ 同じフライパンでトマトを炒め、火が通ったら、さっきの半熟卵をフライパンに戻す
⑤ 塩、こしょうなどで味をととのえる
簡単すぎるでしょう?(笑)
セロリとかロメインレタス、チンゲンサイなど、シャキシャキした野菜を入れてもおいしいですし、きくらげを入れても最高です(^_^)
野菜を足すときは、トマトを炒めるときに一緒に炒め、半熟卵は絶対に最後!! を守ると失敗なしです(笑)
また、オリーブオイルの代わりにマヨネーズで炒めるのもおいしいそうです。(まだやったことないです(笑))
塩、こしょうの味付けを濃くしたり、ちょっとお砂糖とおしょうゆを足したりして、ごはんに乗せてどんぶりみたいにして食べるのも。
暑い夏を乗り切るにはお肉を食べるといいそうですが、食欲なくてどうしても食べられないとき、たんぱく質補給に、卵をトマトと一緒にどうぞ(^_^)