今日の奈良の最高気温は 34.3℃でした(^_^;)
ちょっと歩いただけで、顔がお風呂上がり または ゆでだこみたいになってしまい、笑われてしまいました(笑)
熱中症にならないように、いろいろ工夫して、暑い毎日を乗り切っていきましょう。
まだ梅雨のはずなのに、この暑さ、ちょっとおかしいですね(^_^;)
こちらは蓮のつぼみです。
ふっくらと優しい感じがします。
何日か経つと、つぼみが開いて、綺麗な花を咲かせます。
蓮のつぼみの合掌
仏教での合掌には12種類あり、その中に蓮のつぼみの形の合掌があるそうです。
未敷蓮華合掌(みふれんげがっしょう)といいます。
普段行う合掌はてのひらも指の先もぴったりとくっつけます。
未敷蓮華合掌(みふれんげがっしょう)では手の指先はくっつけたまま、てのひらのところをほんの少し離します。
実際に手で形を作ってみますと、横から見たときのふっくらとした形が、蓮のつぼみにそっくりです。
だからこの名前なのです。
どうして普段の合掌とわざわざ形を変えて蓮のつぼみの合掌をするのでしょうか。
そこには仏教ならではの教え、考え方があるのです。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
蓮の花は仏像の台座にあしらわれていたり、お寺の仏像の前には金色の大きな蓮の花が置いてあったりします。
また生まれたばかりのお釈迦さまが歩き出して「天上天下唯我独尊」と第一声を上げた時に、蓮の花の上に立っていた、というお話を聞いたこともあります。
仏教において、蓮の花は神聖なお花です。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という言葉があります。
池の中に咲く蓮は、泥水の中です。
綺麗なお水ではありません。
泥水の中に根っこを張って、花を開く日をじーっと待っています。
やがてその時が来ると、茎は空に向かってすっくと伸び、花を咲かせます。
ずっと泥の中にいたとは思えない、けがれのない、うつくしい花です。
この蓮の様子を、仏教では人の生き方のお手本としているそうです。
どんなに汚れた環境にいても
それに染まることなく
清く正しく生きる
最初の方に 『どうして普段の合掌とわざわざ形を変えて蓮のつぼみの合掌をするのでしょうか。』 と書きました。
未敷蓮華合掌(みふれんげがっしょう)には
『手を合わせるたびに、仏教における蓮の捉え方を思い出す=どんなに汚れた環境にいても、それに染まることなく、清く正しく生きる』
という意味があるのだと思います。
瞑想をするとき、呼吸法をするとき、背すじをすっと伸ばして座りますが、蓮の茎と花(つぼみ)のイメージを持つと、やりやすくなるかもしれません。
背骨は蓮の茎、頭は蓮のつぼみ または お花、という風に。
背すじをすっと立てることで、気の巡りもよくなります。
日常生活の中でも、丸くなっている背中を伸ばして、深い呼吸をしてみましょう。
元気になるかもしれません(^_^)
今日の西大寺
今日の西大寺の蓮の写真です。
一般的に、蓮の花の命は4日間ほどとされています。
見るのにいい時間は午前7~9時ごろ。それを過ぎるとつぼみに戻っていきます。
私が写真を撮るのは10時過ぎなので、よい時間を過ぎていますね(^_^;)
夕方になると、綺麗に開いていたお花も、すべてつぼみに戻ってしまうんだそうです。
綺麗な蓮を見ようと計画されている方、ちょっと大変ですが早起きをしたほうがいいかもしれませんね(^_^)