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大神神社(おおみわじんじゃ) 番外編 / ササユリの行く先

 

 

大神神社では18日(月)まで、ささゆり園が開放されています。

 

 

どうして希少なササユリが、大神神社の中で栽培されているのだろうと、ちょっと気になったので、調べてみました(^_^)

 

 

率川神社(いさがわじんじゃ)と大神神社

 

率川神社(いさがわじんじゃ)は大神神社摂末社大神神社の管理下にある小さなお社)です。距離にして20km離れています。

 

率川神社では、神武天皇の奥さんであった五十鈴姫命(いすずひめのみこと)をおまつりしています。

五十鈴姫命のお父さんとお母さんも並んでおまつりされていて、その姿がまるで、両親が子どもを大切に守っている姿に見えることから、率川神社は子守明神と呼ばれ、安産や育児の神様としても信仰が厚いとのこと。

 

ちなみに、率川神社の所在地の地名は 奈良市本子守町 なんだそうです(^_^)

 

 

率川神社の大きなおまつり、三枝祭(さいくさのまつり)

 

五十鈴姫命はもともと、ササユリの咲き誇る三輪山の麓に住んでいたので、いまは率川神社にお住まいの五十鈴姫命に喜んでもらおうと、毎年6月17日、10時半から、ササユリをお供えしてのおまつりが開かれています。

 

大神神社で大切に育てられたササユリの行く先は、この率川神社なのです

 

17日は、特別なお供えがたくさんのササユリで飾られ、巫女さんはユリと同じ淡いピンク色に見える重ね衣で、頭にはヒゲカズラの冠、手にはササユリの生花を持って神楽を舞います。

また、午後1時15分からは奈良の町を五十鈴姫命に扮した女性や子供たち、ユリを描いた浴衣姿の女性や、同じくユリを描いた半纏(はんてん)の女性たちが練り歩き、沿道の人たちにササユリの造花を配るんだそうです。

 

そういえば、私が大神神社にお邪魔した日も、お守りを分けて下さるところの方々が、ササユリの造花を1本1本丁寧に作っていました(^_^)

 

 

ササユリ、電車に乗る(笑)

 

三枝祭(さいくさのまつり)は17日に執り行われます。

 

前日の16日(今年は土曜日)、ササユリたちはJRの三輪駅から電車に乗り、午前11時ごろ、JR奈良駅に到着します。

電車に乗っていくということに私はびっくりしました(笑)

 

奈良駅に到着したら「花車」の行列を組んで、ササユリたちは率川神社まで約700mの道を進んでいきます。

宵宮祭(前日のおまつり)が15時からあるそうなので、それに間に合うように運ばれるのでしょう。

 

【6月】ささゆり奉献神事 | 大神神社(おおみわじんじゃ)

 

 

 

ササユリが届けられた率川神社でも大神神社同様に、特別なお供えとササユリの舞いが見られるのだと思います。

 

お天気はどうなのかな…。

 

梅雨時なので仕方ないかもしれませんが、2日に渡って行われるおまつりの間だけでも、雨が降らないといいなあと思います(^_^)

 

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