今日は二十四節季の 清明 です。
昨夜は久し振りに雨が降りました。
清明の頃に静かに降る雨のことを『桃花の雨』というそうです。なんだかロマンチックな響きですが、桜にとっては『花散らしの雨』。悩ましい感じがします(^_^;)
清明の頃は、雨が降り、気温も上がってくるので、作物の種まきに適している時期なんだそうです。
新しい年度になり、職場や周囲の環境ががらりと変わった方も多いと思いますが、春は心身にとっても一年の始まりと考えられています。
この時期をよい状態で過ごせると、次の季節からも快適に過ごせるとされています。
不摂生が続いてきた人も、これを機会に、暮らし方をちょっと見直してみるのもいいかもしれません(^_^)
過ごし方
春バテの記事にもちょっと書きましたが、ゆったり動くことをおすすめします。
周りが慌ただしくなってくると、つい、周りのスピードに置いていかれないように、そして、追い付こうとしてしまいますが、慌てて無理をしてもあまりいいことはありません。
どうしても急がなければいけないことは仕方がありませんが、そうではなくて、自分のスピードでも大丈夫な事柄は、ゆっくりと取り組むといいと思います。
そうすると失敗や遠回りも少なくなり、余分なストレスを溜めこまずに済みます。
そして、日差しも強くなってきました。
春の紫外線は、夏のそれよりたくさん降り注いでいます。
紫外線をたくさん浴びると、体内で脱水が起こり、身体がとても怠くなります。
日の光をたくさん浴びたあとは、水分もしっかりとってゆっくりと休息をしましょう。
日焼け止めを使う方も多いと思います。
日焼け止めと骨のもろさの関係については、こちらに書きましたので、興味ある方は読んでみてください(^_^)
食べ物
啓蟄の記事にも書きましたが、旬の山菜は引き続きおすすめです。
タケノコ をスーパーでも見るようになりましたが、私が行くスーパーでは、まだサイズが小さい感じがします。
皮をどんどん剥いていくことを考えると、可食部はほんの少しなのでは、と思ってしまいます(^_^;)
でもきっと、柔らかでおいしいに違いありません。
長細いものよりも、短くても太いもの、根元の赤いブツブツが少ないものがアクも少なく、おいしいそうです。
ふきのとう もこの時期にはとてもいいです。
ほろ苦さが、大人の食べ物という感じがします(笑)
春分の日の記事にも書きましたが、春のイライラには苦みがとてもいいのです。苦みには精神を安定させる働きがあります。
ふきのとうは、蕾が小さく硬く締まっているものがおいしいですし、東洋医学的にも食物としてのパワーを持っています。
スナップエンドウ も出回り始めました。
このスナップエンドウ、初めて食べたときは、なんて甘くておいしいんだ!と感動したものです(笑)
スナップエンドウ や さやえんどう(絹さや)、それから豆苗 は気の滞りを取り除いてくれますし、胃腸の不調にもよいとされています。
繊維が多いので、春の恵みだと思って、ありがたくよく噛んでいただくようにしましょう。
春はゆったりとした気持ちでのびのびと生活するようにしましょう(^_^)