今日は二十四節季の 啓蟄 です。
「啓」は穴を開くという意味、「蟄」は虫などの小さな生き物が冬に土の下で縮こまっているという意味があります。
冬眠をしていた虫が穴から出てくるころで、実際に虫たちが活動し始めるのはもう少し先です。
先日、レッスンにおじゃました施設の受付で、ものすごく大きなハエが飛んでいたとかで、みんなびっくりなさっていました。
(大きいハエ、と聞いて、中村屋の伝説が頭に思い浮かぶ私は、文字通り歌舞伎にかぶれています(笑))
急に暖かくなって、ハエも、本格的な春が来たと勘違いして動き出しちゃったのかもしれません(^_^;)
啓蟄の過ごし方
虫が這い出してくるだけでなく、植物の芽吹きもあちらこちらで見られます。
春の新鮮な陽気が満ちてくる時期です。
陽気を受けることで、冬に眠っていた身体が少しずつ目覚め始めます。
お天気のいい朝にお散歩するなどして、春の恩恵を五感で感じながら、生まれたてのエネルギーをいっぱいに浴びましょう。
ただし、寒暖の差はまだ激しい時期なので、引き続き、衣服で温度調整をしましょう。
啓蟄の食べ物
冬眠していた熊が目覚めてまず最初に食べるのがタケノコだと言われています。
タケノコにはアクがあります。
そのアクが冬眠の間に溜まった毒素を排出しやすくしてくれるのを、クマは本能的に知っているからだそうです。
実はこれ、ヒトにも当てはまります。
寒さで猫背になっていたり、あちこちの筋肉が縮こまっていると、新陳代謝が悪くなります。
老廃物が溜まりやすくなるだけでなく、めまいや不眠、情緒不安定などの症状を引き起こすと言われています。
タケノコ、ワラビ、フキノトウ、ゼンマイなどの旬の山菜を食べて、新陳代謝をよくするようにしましょう。
急に暖かくなり、梅の花も満開です。
啓蟄だからというわけでもありませんが、私ももぞもぞと動き出しました(^_^)