新聞に
眠りに関連するビジネスが活況
という記事がありました。
経済開発機構(OECD)の調査によると、日本人の平均睡眠時間は 442分。
調査対象国の中で最も低いという結果でした。(アメリカ528分、イギリス508分、フランス513分、スペイン516分、中国542分)
原因として挙げられているのが
1.働き過ぎ(就労時間の長さが睡眠時間を削っている)
2.通勤時間の長さ(寝不足になるだけでなく、通勤ラッシュのストレスも)
3.スマートフォンの使い過ぎ
そして記事には『スリープテック』という言葉があり、それに関連する様々なサービスが紹介されていました
スリープテックとは
ITなど様々な先端技術を活用して良質な睡眠を促し、健康増進につなげようという試み。健康志向の高まりなどから注目され、睡眠関連ビジネスの市場規模は世界で約798億ドル(約8.6兆円)にまで膨らむとの海外調査もある。
眠りの状態に合わせてエアコンや照明を作動させるシステム
寝具大手 西川とパナソニックのコラボレーション。薄暗い照明の下でベッドに横たわると癒しのBGMがスピーカーから流れてきて、アロマ送風機が動き出す。エアコンは快適な湿度50%を維持する。眠りに落ちるとBGMの音が途絶えた。マットレスに体温や心拍数を測定するセンサーを組み込んでいて、睡眠パターンを分析。眠りの状態によって部屋の明るさや温度を自動調節。快適な眠りに誘うだけでなく、目覚めもよくするというサービス。(今年中にサービス提供を目指している)
ポケモンと睡眠を楽しむ
睡眠を楽しむゲームアプリ『ポケモンスリープ』を2020年に投入すると発表している。詳細は不明。
コーヒーと仮眠
ネスレ日本は東京の大井町に今年3月『睡眠カフェ』をオープン。寝る前にコーヒーを飲むと目覚めがすっきりするというコンセプトで、コーヒーには良質な睡眠を促す効果があることをアピールすることで、コーヒーの消費量を増やそうという狙い。(平日午後に仮眠を目的に来店するリピーターもいるとか)
企業研修で
東京のベンチャー企業『ニューロスペース』。近年、企業研修で睡眠研修を実施する企業が増加。1万人以上の睡眠障害のデータを収集して、そのデータをもとに睡眠改善のためのプログラムを提供している。
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記事を読んで私が思ったのが、
部屋の環境
部屋の環境を整えて、それに慣れたら、家以外の眠り(外泊)はどうなるんだろう。停電したら?
スマホからの強い光が入眠と睡眠の質を邪魔してるのにな。昼間に使うアプリかな。
コーヒー
お昼寝の前にしか使えないのでは?
研修
科学的データは魅力的だけど、企業研修だと、右から左の人が多かったり、そもそも睡眠不足で悩んでいる人は居眠りして聞いてないかも(笑)
そこでヨガの登場です!(^_^)/
クラスでもよくお話をしていることですが…。
・日中にヨガをすることでセロトニンが分泌されます。セロトニンは夜の眠りのお手伝いをしてくれます。
・身体のあちこちが凝り固まっていると、それが常に、脳へ信号として送られて続けています。脳への信号は入眠や良質な睡眠の妨げになります。凝り固まったあちこちを、のんびりとしたヨガでほぐしておくことで、送られる信号の量(?)が少なくなり、眠りの質が改善します。
・日中のあれこれで脳がパチパチと興奮したまま夜を迎えると、深い眠りに入れません。寝る前に軽くヨガのポーズをしてみましょう。ポーズをしている間は、身体や呼吸に意識を向けています。興奮状態が次第におさまり、眠気がやってきます。
ベッドにスマートフォンを持ち込まないように
と クラスでもお話をしています。
「なかなか難しいです(^_^;)」という方もいらっしゃると思いますが、そこで呼吸法の時によくお話している『セルフコントロール能力』が発揮されるはずです(^_^)v
睡眠に問題がある方へお伝えしたいこと
・夜10時以降はスマートフォンを見ない
・日中にヨガ、寝る前も軽くヨガをする
・体内時計のためには朝ごはんは抜かない
・納豆を食べる(乳製品、卵、鶏肉でもOK)
・おふろはぬるめの温度で、ゆっくりと浸かる(スマホは持ち込まない(笑))
伝統的なヨガをして、心、身体、呼吸に意識を向けるようにすることで、だんだんと『今の自分にとって必要なこと、不必要なこと』が見えるようになります。
お師匠さんの言葉をお借りすると、
自分の眠りのためのお薬を、自分で作れるようになります。
ITなどの先端技術に頼らなくても、いつでもどこでも自分でできます。
すでにお薬をお使いの方も、量を減らせるようになるかもしれません。
よい眠りのためにヨガをどうぞ(^_^)
すやすや…zzZ