台風一過の朝。
少し涼しい感じがします。
久し振りにイソヒヨドリの美しい声が聞こえてきます。
酷暑のせいもあるのか、ここ数日、イソヒヨドリの姿を見ていませんでした。
鳴き声を聴きながら、無事でよかったと思いつつ、あの暴風雨の中、どこに隠れていたのかなと、気になります。
本題です。
ある日のこと。
日々、健康には気を付けているとおっしゃる方が、ご相談に。
お話を伺うと、更年期障害と診断されていることもあり、気分がどーんと落ち込むことが多いのだそうです。
家族が留守の時間は、布団の中にいることも多いのだとか…。
「ヨガのクラスで教えてもらういろんなこと、家でもやってるんですけど、体調がイマイチなんです…。」
いろいろお話を伺っていたのですが、ふとあることが思い浮かびました。
「スマホってよく使いますか?」
そう質問してみると
「はい(^_^;)」と。
・SNSで好きなアーティストの情報を追いかけるのが大好き
・スマホのゲームも大好き
ということでした。
そして
「体調が悪くてお布団の中にいるときも、暇なのでスマホを見ている。」とも。
私は
「スマホを見ない時間を増やしませんか?」
とお伝えしました。
苦笑いなさってます(笑)
スマホは便利。
スマホは楽しい。
スマホはとても刺激的。
でも、
スマホは麻薬だと思います。
スマートフォンやパソコンでSNSやゲームをしているときって、時間があっという間に経ってしまいます(^_^;)
でもその時実は、脳に対して、すごいスピードで、びっくりするほどのたくさんの情報が入ってきています。
目も疲れますし、脳も疲れます。
脳は身体への指令を出し、身体からのさまざまな情報をキャッチする大事な部分。
脳が疲れ果てていたら、正しいはたらきができないと思いませんか?
今の不調が、脳の疲れから来る不調だとしたら。
脳の疲れが軽くなったら、今の不調が軽くなるとしたら。
休憩時間になるとついスマホに手が伸びちゃう人。
休憩しているようで、実は普段以上に脳を使っています。
人生相談の回答として、柴門ふみさんが書いていた言葉です。
20年前に比べ、現在は明らかにヘトヘトに疲れている人の数が増えているように思います。それはSNSの発達で情報量が増え、知らなくてもいいことを知り、気にしなくてもいいことを気にするようになったことと関係が深いと思います。
スマホがなかった20年前を知っている私からすると『なるほど、そういうことかー』と納得してしまいます。
抑目静耳のことを記事にしたことがあります。
脳を休め、五感も休まる とてもいい養生法。
今月のクラスで取り入れているヨガニードラもいいですが、ご自宅で、時間のある時に抑目静耳をした方が、あちこちがよく休まると思います。
脳も元気になります。
『今日はだるいから、なんにもしたくないなぁ…』
それはまさに身体からの声。
< 何もしない=スマホもしない >
脳を休めようという行動を、意識して始めてみると、体調もよくなるかもしれませんし、身体が楽になるかもしれません(^_^)
たまには遠くの景色でも見て のんびり。