明日(7/20)は土用です。
『土用の丑の日』という言葉はご存知ですよね。
2019年の『土用の丑の日』は7月27日ですが、すでにスーパーにもウナギが並んでいます(^_^)
夏にあまり売れないウナギを売るために、平賀源内が考えたキャッチコピーが『土用の丑の日に鰻を食べると滋養になる』。
本当かどうかはわかりませんが(笑)、有名なお話ですね。
じゃあ、土用ってなに…(^_^;)?
土用とは
季節の変わり目(立春、立夏、立秋、立冬)の前、18日前後を『土用』と呼びます。
つまり、各季節に必ず『土用』が存在しているのです。
今年の夏の土用の期間は 7/20(土)~8/7(水)で、土用明けの翌日である8/8(木)が、暦の上での秋の始まりの『立秋』です。
『立秋の前の18日前後』が夏の土用なのです。
そして、土用の入りになって初めての『丑』の日に、ウナギを食べるというのが『土用丑の日』です。
・・・夏限定じゃなく、季節ごとの土用にウナギを食べたらいいような気も(笑)
夏の土用の身体
高温で湿度が高いと、胃腸に負担がかかります。
胃弱、腹痛、下痢、口内炎、冷え、身体がだるくて重い、関節や神経が痛むなどの症状が起きやすい時期です。
身体全体の気の巡りも悪くなります。
夏の土用の過ごし方
土用は季節の変わり目ですから、無理をしないことが大事です。
そして『腹八分と白湯で胃にやさしく』がキーワードです。
胃腸に負担がかからないように、食べ過ぎに気を付けるだけでなく、よーーーーく噛みましょう(^_^)
唾液にも消化酵素が含まれているので、食べ物をよく噛むことで、消化を促進、胃腸の負担が軽くなります。
そして、胃腸の調子を整えるためには白湯がおすすめです。
白湯が面倒だなあという方は、温かいものを飲むようにすると、調子を取り戻せます。
ただし、カフェインのとり過ぎに注意することと、おなかがちゃぽちゃぽしていて水が溜まっている感じのときは、水余りが起こっているので、白湯も控えめに。
湿邪をとりましょう
人の身体に湿気が溜まってくると熱をもつことがあります。
湿気と熱を身体に抱え込むと、関節痛や神経痛が出てきたりします。
そんなときは身体を除湿します。
運動をして汗をかくことをおすすめしたいです。
運動が苦手な方は、お風呂や温泉でもいいと思います。
汗をかく=水の巡りがよくなる、なので、湿気からの嫌な症状が解消されていきます。
土用の食べ物
「土用の丑=ウナギ」と冒頭に書きました。
夏を乗り切る精力を付けるのにウナギはいいのですが、この時期(というより、どの季節の土用も)は胃の調子もイマイチな感じ。
胃の調子がすぐれないときは、無理してウナギを食べない方がいいです。ウナギは脂っこいですからね(^_^;)
元気のない胃腸にウナギを入れても負担ばかりで、消化吸収もできず、元気にはなれません。
元気になってからのお楽しみにとっておきましょう(^_^)
ヨガのクラスで、最近は「大豆たんぱくのものを食べましょう!(^_^)/」とお伝えしています。
骨を作るのに納豆がお手伝いしてくれますし、NHKの健康番組で、筋肉を維持するのに大豆製品をおすすめしていたからです(^_^)
実はこの大豆製品、身体から湿気を飛ばす(除湿する)ときにも役に立ちます。
枝豆、とうもろこしなど、ちょうど今が盛りですよね。
季節のものは間違いない、といつもここにも書いています。
枝豆、とうもろこしを食べましょう。
トマトとキュウリも今が盛りでとてもおいしいですが、利尿作用がありつつも、身体を冷やします。
暑い日なら大丈夫ですが、まだ夏になりきっていない時期の、身体に湿気がたまっている感じの時は、食べ過ぎないようにしたほうがいいです。
ほうろく灸
夏の土用に、暑気封じ、頭痛封じ、ぼけ封じなどのために、真言宗や日蓮宗のお寺で『ほうろく灸』をする催しが古くから行われています。
検索してみたのですが、奈良では行われていないよう(^_^;)
最近はご無沙汰していますが、せんねん灸の大阪のお店では、8/7(=立秋の前の日=土用の最終日)まで、無料でほうろく灸が体験できます(^_^)
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
季節の養生法に合わせて生活すると、次の季節も元気に過ごせますよー(^_^)/