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2019年5月27日のNHK『あさイチ』は膝痛さんによい特集でした。
40歳を超えると膝の痛みを訴える人が増えてくるのだとか。
本格的に痛くなる前に対処しましょう、という感じで番組は進んでいきました。
・膝痛予備軍チェック法
・太ももの前/後ろをテニスボールでほぐすことで膝を守れるかも
・太ももを強くする太極拳で膝への負担を軽く
・浮き指さんは膝の負担が大きくなる(体操)
・O脚さんも膝の内側に負担がかかる(外側が高くなってる靴の中敷き)
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番組では膝痛予防&対策によい3つを
1.浮き指の改善
2.O脚対策
3.ダイエット
と、紹介していました。ここからは番組の文字起こし的に。
浮き指さんが増えています
膝の痛みが出る原因の1つに姿勢がありました。
まっすぐに立った時に、耳、肩、足の中心が地面から見て垂直(一直線)の状態で立てているのが、指が地面についた正しい立ち方です。
足の中心よりも、耳や肩が後ろにある、のけぞった姿勢の人が最近では多く、この状態だと、重心が後ろに傾いてしまい、足の指が地面についていない姿勢になるそうです。
10万人の人を専門家が調べてみたら、6割以上の人が、重心が後ろに傾き、浮き指になっていたという結果もあります。
一番左の画像が、よい重心のかかり方。
足の指が映っていないのは浮き指さんです。
浮き指だと膝にどれくらいの負担がかかるのでしょうか
身体の重心を可視化する装置で、浮き指の人が立っている時の重心がどうなっているかを調べました。
指は浮いてしまっていて、なおかつ、重心の位置が小刻みに揺れています。
これはバランスを取ろうとして、膝など下半身に負担がかかっていることを意味しています。
一方、指がしっかりと地面についている人だと、重心の位置はほとんど動きません。
バランスが安定している証拠です。
先生「浮き指の人は指がついていない状態です。足裏全体のうち、指は約20%を占めているので、20%も狭い面積で立ったり、歩いていることになります。非常にバランスが悪いので膝にも大きな負担がかかります。」
簡単浮き指改善法
・まず、足の指がどのくらい開くかチェック(浮き指の人は開き方が足りない場合が多いそうです)。
☆足指ストレッチ(足の指が開くようになる)
手の指を足の指の間に入れます。
浮き指のアナウンサーさんは指が全然入らず、痛いようです。(開かない人は痛みがあります。無理をしないように。)
先生「可動域と指の柔軟性をまずつけないといけません。指を入れましたら、反対の手で押して、上の方にぐーっと曲げてください(そらす感じ)。今度は逆に下の方に曲げてください(指を丸める感じ)。」
先生「本来、指は開かないといけないのに、開いていません。指の柔軟性がないために、関節が硬くなっています。」
※回数は前と後ろ、それぞれ10回ずつ行ってください。
☆足指グー・パー運動(少し指が開くようになった人に)
かかとを床につけたまま、足先だけ浮かせて、両足とも開いて閉じてを繰り返します。グーパーを繰り返します。
アナウンサー「これ、力入れた方がいいですか?」
先生「そうですね。グーッと。」
※回数はグーとパーを10回ずつ。1日3セット行ってください。
アナウンサー「これはきついですね。足の裏がつるかつらないかの瀬戸際…」
先生「足の筋肉が弱っていることが、足の機能に関係しています。」
ここで浮き指チェック法
専門の機械を使わなくても、浮き指かどうかわかる方法があります。
用意するのは紙。ハガキなど普通の紙を1枚だけ。
チェックされる人は普段どおりに正面を向いて立って、別の誰かが足の指先に紙を差し込むのです。
足指がちゃんと地面についていると紙は入りませんし、足指が浮いていると、指の下に紙が簡単に入っていきます。
現代人に浮き指が多い理由
スタジオの先生「今の人は、靴下やストッキングを履き、そもそも靴も履いています。五本の指でしっかり土を掴むという習慣がありません。家の中では素足になるとか、靴を履くときも五本指の靴下を履く、最近では五本指のストッキングもありますので、そういうものを履くと、足の指をしっかり意識できるのではないかと思います。草履もいいです。ハイヒールばかり履いていると浮き指だけでなく、外反母趾にもなりやすいので、靴の中に滑り止めを入れていただくといいと思います。」
O脚対策
浮き指さんの特集の後に、O脚さん向けに靴の中敷きを使う方法が紹介されていました。O脚さんも膝に負担がかかります。
『中敷き使うのは、O脚さんに対しての対症療法でしかなく、今の痛みを軽くすることはできても、ずっと中敷き入りの靴を履いて暮らしているわけじゃないから、根本の解決にはならないよねー(^_^;) 』と、私は思いながら、番組を見ていました。
ダイエット
体重が3kg増えることで、膝への負担が9kg以上増えることになるそうです。
体重が3kg増えた状態で階段を降りる時を計測してみると、なんと40kgも負担が増えます。
体重をコントロールすることで、膝への負担を軽減するというのも重要なことだと紹介されていました。
スタジオの先生は「体重は、500gでも減らすと楽です」と。
そして「筋肉をいかに保って脂肪を落とすか。筋トレしながらダイエットするといいです。有酸素運動(バイク、水泳)から始めるといいでしょう。番組冒頭で紹介した太極拳もいいです。」
ここからQ&A
Q.テニスをしている30代女性から。運動は膝痛の原因になりますか?
A.激しいスポーツをしている人は半月板を傷めやすいです。太ももの筋肉をしっかりつけることで膝への負担を軽くすることができます。
Q.2か月の赤ちゃんのいるママ。だっこしたりしゃがんだりするので膝が痛いのですが。
A.太ももの筋肉を鍛えてください。それと、しゃがんだりするときに、つま先より膝が前に出ていないか、膝を曲げるときに膝頭がねじれて入っていないかを気を付けて、そうならないように工夫するといいと思います。
Q.すでに膝が痛い女性から。湿布はいいですか?
A.痛みどめの効果はあります。状態を診たほうがいいので、ぜひ整形外科に行ってください。
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この記事のタイトルに『ヨガの先生はガッツポーズ』と書きました。
私もいろいろなヨガのクラスにお邪魔してお勉強させていただきましたが、足指を動かすのを取り入れている先生はとても多いです。
クラスで足指を大事にしている先生や、その先生のクラスに参加なさっている方々は、番組を見てきっと『あ!これ、いつもやってる!!(^_^)』と嬉しい気持ちになったのではないかと思います。
もちろん、私のヨガのクラスでも取り入れています(^_^)
特に足指のグー・パー運動。
椅子ヨガのクラスでは、番組で紹介されていたやり方ではなくて、もっといいやり方で行っています(^_^)v
外反母趾の症状の改善にもお役に立ちます(^_^)
ぜひ足指に関心を持って動かしていただきたいと思います。
そして、体重を減らすことも膝への負担が軽くなるとのこと。
有酸素運動と筋トレ(特に太もも)の組み合わせがいいとスタジオの先生もおっしゃっていました。
ヨガの呼吸法は有酸素運動。
ヨガのポーズをキープすることは筋トレ。
膝が痛い方、そしてまだ痛くない方も未来の膝のために、ぜひヨガをお役立て下さい(^_^)
ちなみに。
これは昨年の夏に計測した、私の足の重心の写真です。
若干、足指の接地が弱いのですが、これは私の足指が標準より長いので仕方ないとのこと(笑)
土踏まずのアーチもしっかりありまして、重心も3点にきっちりのっています。
計測してくれたスタッフさんに褒められましたー(^_^)
ヨガのおかげだと思います(^_^)v