熱中症の季節が始まりました
今日の奈良の最高気温は30.7℃でした。
30℃を超えるのは今月2度目です。
そして、明日の天気予報を見ると、15時ごろに33℃に届くようです。
夏ですね(^_^;)
夏といえば熱中症に気を付けないといけない季節です。
実は、熱中症は、梅雨入り前の5月から発生しているのです。
暑いと人は、汗をかいて体温を下げようとするのですが、暑さに慣れていないと、汗をかくこともできません。
汗をかくことができない人は熱中症になりやすくなります。
汗は自然にかくことのように思いますが、エアコンが普及した現代人には、汗をかく練習が必要なのです。
その練習を『暑熱順化(しょねつじゅんか)』といいます。
2~3日続けて、やや暑い環境の下で汗をかくようにすると、練習は一段落。
汗をかくための自律神経の反応がよくなり、汗をかけるようになってくるのだそうです。
さらに3~4週間経つと、汗に無駄な塩分を出さないように身体が変わってくるので、熱痙攣などが起こりにくくなるのだそうです。
暑さに対応できるように進化していく、という感じですね(^_^)
暑熱順化の方法
①やや暑い環境(気温20~25℃くらい)で
②日よけの帽子をかぶって、涼しい服装で
③ちょっときついかなと感じるくらいのウォーキングや体操をする
ことで、暑熱順化が進みます。
普段から汗をかく作業をしている人が暑さに強いのは、毎日が暑熱順化になっているからなのかもしれませんね。
汗をかきにくい自覚がある方は、自分の身体とよく相談しながら、運動中、ちょっとでも気分が悪くなったら中止し、また別の日に汗をかく練習をしてみましょう。
暑熱順化できていない時期だからこそ、熱中症には注意が必要なのです。
気温が25℃を超えると夏日と呼ばれます。
夏日や真夏日の一番暑い時間帯は、暑熱順化はお休み。
外で汗をかくような運動、作業はしないようにします。
そんな日はエアコンを適切に使って、暑さからの疲労を防いでおくのも、暑さにやられないためには大切なことです。
汗をかくことと夏バテの関係
毎年春先に、クラスでもお伝えしていますが、梅雨に入る前に、冬に溜め込んだ老廃物をしっかり出しておかないと、夏バテの症状が強く現れます。
汗をかくことで老廃物を排出することができますから、暑さがきつくない時間に、汗ばむ程度、身体を動かすようにしましょう。
汗をかくには水分も必要です。
運動の前後だけでなく、運動中も お水(お茶、ジュース、スポーツドリンクではなく)をこまめに飲むようにして、夏の暑さへの準備をしておきましょう。
今の時期の過ごし方やおすすめの食べ物はこちらをどうぞ(^_^)