国語の教科書で初めて見た『鳥獣戯画』。
2014年秋に初めて、京都国立博物館で本物を観ることができました。
それも気合を入れて、国立博物館が開館するよりも前に並びまして(笑)
鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)は甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻から成り立っていて、京都で観たのは甲と乙。
残りの2つも観たかったのですが、クチコミ効果もあったのか、そののち、平日でも180分待ちになるくらいの人気になってしまい、残り2巻を観るのは諦めていました(^_^;)
4年半の月日が過ぎ、大阪・中之島にある香雪美術館で鳥獣戯画の展示があることを知りました(^_^)/
観ることが叶わなかった丙と丁を、後期になるのを待って観てきました。
中之島香雪美術館について
2018年3月に開館した香雪美術館は、朝日新聞社の創業者である村山龍平(1850~1933年)が収集した日本と東アジアの古い時代の美術品を所蔵している美術館です。刀剣・武具、仏教美術、書跡、近世絵画、茶道具など、多岐にわたる収集品を紹介し、あわせて、日本の文化財を守ろうとした村山龍平の想いを伝えてまいります。
(HPより)
*****************
今回の展示は、高山寺から借りた鳥獣戯画の他に、高山寺をひらいた明恵上人の人生にまつわる展示物などもあって、見応えがありました。
鳥獣戯画の残り2つが観たくて出掛けたのですが、高山寺の明恵上人が仏様からどのようにメッセージを受け取っていたのか、シンボルとしての子犬や奈良の神鹿とのつながりなどを知ることもできて、とてもおもしろかったです。
本物の鳥獣戯画と明恵上人の夢記を観ることができるのは、5/6(月) まで。
中之島香雪美術館は、フェスティバルタワー・ウェストの4階にあります。
事前に建物の場所をよく確認してからお出かけください。←私は川沿いの大阪市役所のあたりにあると思い込んでいました(笑)
鳥獣戯画は日本最古の漫画と言われています(^_^)