今日もよい日

ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

心理テストの読み解き方をお勉強しました

  

  

昨日、奈良県にも『インフルエンザ警報』が出ました。

 

医療機関あたりのインフルエンザの患者数が31.45人になり、前の週に比べて4倍と急増したため、今シーズン初めて、インフルエンザ警報を出したのだそうです。

 

 

1.こまめな手洗い、うがい 

2.マスクの着用 

3.部屋の湿度を適正に保つ

4.睡眠時間の確保

 

などを心掛けて、インフルエンザや風邪の予防に努めたいと思います。

 

 

また、ヨガのクラスに来てくださるみなさまには、

 

・咳をするときはタオルや袖で口元を覆う

・こまめな水分補給

 

 をお願いしたいと思います。

 

 

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本題です。

 

『ヨガがいいのは身体だけじゃないです。心にもよい影響を与えるし、よくない考え方の傾向(クセ)なども改善されます』というお話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。← 私もヨガのクラスで言っています(^_^)

 

きちんと自分の身体や呼吸、気分を じっくりと観察しながら ヨガに継続して取り組むと、おのずとそうなります。

 

 『ヨガの恩恵は身体のみのものではない』ということは、一昨日、PTGの記事にも書きました。 

 

実際に私も、今のお師匠さんのところでお勉強させていただくようになってから、無理をして身体を傷めることもなくなりましたし、性格もおだやかになりました。

 

これは自覚している部分もありますし、自分ではない誰かからの評価でもあります。

 

心理テスト(心理検査

 

ヨガを継続した結果の心の変化を客観的に、正確に観るには、心理テスト(心理検査)がとても役に立ちます。

 

ヨガを始める前と継続後しばらくしてからの2回、それぞれ同じ心理テストをしてみると、ずいぶんと結果が変わっているということがあります。

 

テストの結果を見て、変化を客観的に知ることで、達成感や充実感のようなものを感じることもできると思います。

 

 

パーソナル(マンツーマン)でヨガを受けて下さる方には、効果計測のために心理テストを使っています。(現在はご新規さまの受け付けはお休みしています)

 

これまでは不勉強なこともあり、2回のテスト結果の数値(データ)の変化を見るだけでしたが、テスト結果をもっと深く読めるようになりたくて、今回、お勉強に出掛けました。

 

 

1日でたくさんのテストを受けました

 

7種類の検査(テスト)をしました(^_^;) 

すべて質問紙法という種類のもので、『はい/いいえ』や『まったくない~非常に多くあった』などの選択肢から選ぶ形で回答します。

結果表示が客観的で、解釈法もわかりやすいという長所があり、広く使われているので信頼性があります。

 

今回のお勉強で実際に受けたのは、POMS(過去1週間程度の気分の状態をみる)、SCI(ストレスに対してどのような反応や対処をする傾向があるかみる)などのポピュラーなテストや、初めて見るFFMQ(マインドフルネス尺度)のテストもありました。

 

心理テストでは、整合性を見るためのひっかけ問題(笑)みたいなのもあるようですが、いいこちゃんぶらないで直感で答えていったら大丈夫です(笑)

 

 

今回のお勉強は、テストを受けるだけではなくて、評価(点数の集計)も自分でします。

集計方法がややこしいものもあるので、頭がこんがらがったりします(^_^;)

 

 

さらに

 

3人一組になり、被験者さんの役、カウンセラーの役、傍観者の役に分かれて、テストの結果を見ながら、カウンセラー役が被験者役からお話を聞くということも、行いました。

 

途中で組み替えがあったりして、面白かったです。

 

いろいろなテストの客観的な数値(データ)から、被験者さんの今の心と身体の状態、置かれている環境などを読み取り、お話を聞いて確認しながら、どうしてこの結果になっているのかをお話(フィードバック)をします。

 

また、被験者さんのよい面や、その人の持つ強み(パーソナル・ストレングスというのだそうです)もテスト結果から読み取り、お伝えします。

 

 

・・・(^_^;)

 

 

書くと簡単なのですが、これがなかなか難しいのです。

 

テストの結果は一つなのに、観る人(カウンセラー役)によって着地点(ゴール)が少しずつ違っているのです。

 

傍観者役の人が助言をすると、またさらにややこしくなります(笑)

 

でもどれも間違いではなくて、テスト結果の着目点の違いと、聞き取りの仕方でゴールが少しずつ変わってくるのです。

 

普段は一人で観ることになりますから、このごちゃごちゃはなくなりますが、偏った見方をしないようにせねばと思いました。

 

 

レジリエンスのテスト

 

今回はありませんでしたが、今後この講座では、S-Hレジリエンス検査というのを取り扱うかもしれないとのことでした。

 

S-Hレジリエンス検査は、立ち直りの心理検査です。

 

レジリエンスというのは逆境や困難に見舞われたときに発揮する抵抗力のことです。困難やつらい出来事を乗り越える力と言い換えてもいいでしょう。

 

(話がそれますが、ここでふと思ったのが『レジリエンス』と『PTG(トラウマ後成長)』には相関性があるのかということ。調べてみたら、現段階では はっきりした結論は出ていないようです。)

興味のある方はこちらをお読み下さい

https://www.myschedule.jp/jpa2017/search/detail_program/id:295

 

話を戻します。

 

S-Hレジリエンス検査では、抵抗力だけでなく、協調性や問題解決能力、ポジティブな力をどのくらい持っているのか わかるのだそうです。

 

 このテスト、受けてみたかったなあと思います。

 

私にどのくらいのレジリエンス(逆境の中での抵抗力)があるのか…。

 

  

私のPOMSの結果

 

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これは昔のPOMSの画像です(^_^;)  写真撮った日付を見たら2011年でした。

 

 

私は7種類のどのテストも、おおざっぱに書くと『かなり健やかである』という結果が出ました。ヨガのおかげです(^_^)

 

気になる箇所もないので、被験者役としてはまったく役に立たないのでした(^_^;)

 

「役に立たなくてすみませーん(笑)」などと言いながら、他の人たちと結果の比較などをしていたら、たまたま先生がふらーっと回ってきまして、グループ内では「言うことなし。」とされた私のPOMSの結果を読み取ってくださいました。

 

 

POMS(気分プロフィール検査)の項目は7つあり、私の結果は

 

・怒り(敵意)、混乱(当惑)、抑うつ(落ち込み)、緊張(不安)の数値 → 標準より低い

・活気(活力)、友好の数値 → 標準よりかなり高い

疲労(無気力) → 標準

と出ました。

 

 

仲間内で評価していたときは「全然問題ないねー(笑)」で終わっていたのですが、先生は『疲労』の部分に着目。

 

ここから話を膨らませていこうと

「活気と友好の数値は高く、マイナス感情が低くていいんだけど、それに比べると疲労がちょっとあるみたい。最近何かありましたか?」

と私に質問をしてくださいました。

 

 私は「お正月に家で母の手伝いをして、親戚も集まったりして、ちょっと疲れたけど楽しかったです(^_^)」と答えました。

 

先生は

「この『疲労』の項目はお手伝いとお客さんが来たことでの身体の疲れってことなのかな。だったらこのテスト結果から見ると、とてもいい感じです(^_^)」

と締めてくださいました。

 

テスト結果がよくていい気分だったところに、先生からそう言われてみると『確かにいいお正月だったなあ』と思い出し、いい気分の上乗せになったのでした。 

 

素人の私達では目に止まらないあれこれをちゃんとキャッチして、そこから話を聞き出すことができる。専門家はやっぱり違うなあ。

 

 

私は心理の専門家を目指しているわけではないのでその域まで到達することはむずかしいと思いますが、ヨガで得られるよい効果を、テストの結果(数値)だけでなく、お話も伺いながら上手に解釈して、結果としてお示しできたらいいなあと思いました。

 

もちろん、よいヨガをご提供できるようにがんばります(^_^)

 

 

 ヨガで穏やかに(^_^)