今日は秋分です。昼と夜の長さが等しくなります。
日本での秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」と法律で決められています。
お墓参りに行けなくとも、関わりのあったご先祖さまたちを思い出すことで、感謝の気持ちを伝えることができるように思います。
ほっとできる時間を作って、お父さんやお母さん含めてご先祖さまに、感謝の気持ちを向けてみてはいかがでしょうか?(^_^)
秋分の過ごし方
ヨガのクラスでも「ここのところ体調がすぐれない」とおっしゃる方がとても多いです。
毎年恒例のことといえば恒例のことなのですが、今年は特に人数も多いですし、長引いていたり、ひどく体調を崩している方が多い感じがあります。
秋バテなのではないかと思います。
思い出してみると、今年の暑さは尋常ではありませんでした。
「暴力的な暑さ」という言葉がぴったりだなあと思う夏でした。
秋バテの症状として次のようなものが挙げられます。
思い当たることはありませんか?
・疲れやすく、身体がだるい
・やる気がでない
・食欲がない
・朝、すっきりと起きることができない
・風邪をひきやすい
・口や喉が渇く
秋バテは夏の疲れが出ているということです。
胃の不調として現れることが多いです。
胃が健康であれば、食べ物の消化吸収もうまくいって、栄養が全身にめぐっていきます。
しかし秋バテの状態では、胃腸もうまく働かず、食べられたとしても、栄養が全身に回らなくて、不調なままです。
・冷たい飲み物を控え、温かい飲み物をとる
・秋バテの症状が強いときは、休息に努める
・夜は早めに就寝する(眠れなくてもスマホは別の場所に置いて、横になって目をつぶっておきましょう)
・温度差に気を付ける(衣服で調整しましょう)
・リラックスする(ヨガのクラスへどうぞ(^_^))
秋バテが長く続くと、冬の間に下痢を起こしやすくなると東洋医学では言っています。
あまりにも症状がひどいようであれば、お医者様を受診なさってくださいね。
秋分の食べ物
秋バテしている人は
・やわらかく
・あたたかく
・やさしい味
の食べ物を、多くても腹八分目まで摂るようになさってください。
お粥やかぼちゃの煮物などが思い浮かびます。
お肉などの油の多いもの、元気が出そうな辛みのものは、もうちょっと回復してからでいいと思います。
忘れがちなのが、よく噛むということ。
よく噛むことで胃への負担が軽くなります。
しっかりと噛むためには歯のお手入れもしっかりしておきましょう。
里芋もおすすめしたい食材です。
数日前に山形の芋煮会のニュースがありましたね(^_^)
そういえば明日はお月見。里芋をお供えしますね(^_^)
里芋ってぬめぬめしていますよね(^_^)
里芋のぬめり成分は疲労回復によいので秋バテの方にぴったり。
この時期、乾燥しがちな粘膜を守ってくれる働きもあります。
里芋の 簡単下ごしらえ
洗った里芋を皮付きのままお皿にのせて、600wのレンジなら3分くらい加熱します。
里芋の鮮度によってもやわらかくなるまでの時間も変わるので、まだ硬いときは様子を見ながら追加で加熱なさってください。
冷めたら手でつるんと皮が剝けますので、小さな里芋でも皮むきが楽になります(^_^)
下ごしらえとしての方法をお伝えしましたが、私は、ちょっとあったかいうちに皮をむきながら、お味噌(みりんでのばしたもの)をのっけて、ぱくぱくと食べるのが好きです(^_^) お塩でもおいしいと思います。
下ごしらえした里芋をつぶして、牛乳とコンソメの素、お水といっしょにお鍋にかけて、よくつぶして塩コショウで味をととのえます。
秋バテの方は、こんな感じでスープにしていただくようにすると、食欲があまりないときでも食べやすいと思います。
秋バテの症状がなくなり、身体が楽になるといいですね(^_^)
秋の養生はこちらの記事にも書きましたのでよかったら(^_^)