今日もよい日

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ストレスのお薬としてのヨガ。お医者さんたちも、ヨガと瞑想に注目しています。

仙台でお勉強してきました 5

 

  

東北大学の笹野先生の講演のまとめです。

 

笹野先生の講演は、ヨガとはあまり関係ないものでしたが、健康に暮らすためにはとても大事なことだなあと思いながら拝聴しました。

 

 

笹野先生は口腔診断学の先生で、味覚障害についての研究をされています。

NHKの番組にもご出演されたことがあるそうです。

 

西洋医学側の先生なのに、副作用がある薬を使って味覚障を治すのではなく、身近な何かを使って治すことができないか、と研究を続けてきたとのこと。

 

その話を聞いただけで、心をぐっと掴まれてしまいました(笑)

 

 

味覚障害とは

 

何を食べてもおいしくない、味がわからない、砂を食べているみたい、と感じるようになってきたら味覚障害

検査では『甘味、塩味、酸味、苦味』の基本の4つの味をろ紙に染み込ませて、舌の上にのせるというのを濃度を変えて繰り返していくのだそうです。

 

目が見えなくなったり、耳が聞こえなくなったらみんな病院に駆け込むのに、味がわからないくらいで病院に行くという人は少ないそうで、3割くらいの人は味覚障害に陥っていることに気付かないこともあるのだとか。

 

 

うま味(うまみ)障害

 

 『甘味、塩味、酸味、苦味』の基本の4つの味はわかるけど、なんか食事がおいしくなくて食欲が減退してしまうという人がいるそうです。これをうま味障害と呼ぶそうで、味覚障害の人のうち、16%くらいの人が当てはまるのだそうです。

実はこのうま味障害は、高齢者に多いとのこと

 

味がわからないということは、食事をしても楽しくもないわけです。

しかし、食事は生きていく上での基本中の基本。生きる活力でもあります。

 

高齢になって味がわからなくなってくると、食べたくなくなり、食べられなくなり、栄養失調の状態に。

すると、骨折が多くなったり筋力の低下が起こったりします。

そのまま寝たきりになってしまう方もいらっしゃるので、味を感じるというのはとても重要なことなのだそうです。

 

 

ドライマウス

 

ドライマウスの人が増えています。

 

ドライマウスは唾液の分泌が悪くなる病気です。 

薬の副作用でそうなることもありますし、ストレス過多でなってしまう人も。

 

唾液にはいろいろな働きがありますが、『甘味、塩味、酸味、苦味』という基本の味質を溶かして、味蕾(みらい=舌にある、味の感覚受容器)の反応を促進させるという働きもあるのだそうです。

 

しかし、ドライマウスになると、唾液が不足して、味覚を感じにくくなる。

そう、味覚障害ドライマウスによっても引き起こされるのです。

 

唾液を増やしてドライマウスを改善しよう

 

古典的な方法としてうめぼしやレモンを想像する、というのを先生は挙げていました(笑)

 

唾液腺のマッサージは有効なのだそうです。詳しくは下記をご参照ください。

 

 

 

昆布水

 

先生が講演の中で教えて下さったのが『昆布水』です。

 

うめぼしなどのすっぱい刺激(酸味)でも唾液は分泌されるのですが(唾液反射といいます)、その反射は短時間で消失してしまいます。

しかし、うま味は酸味よりも唾液反射がよく、長く続くとのこと。

唾液を出す訓練としては、うま味が最適なんだそうです。

うま味の代表的なものにはグルタミン酸がありますが、昆布はこのグルタミン酸が豊富なのです。

 

 

昆布水の作り方は簡単です。

 

500mlのペットボトルにお水を入れて、そこに小さく切った昆布を40g入れて、冷蔵庫で一晩置くだけ。かなり濃いめのお出汁です。

 

その昆布水を口に含んで、30秒間ぶくぶくうがいをします。吐き出しても飲んでもいいそうです(笑)

1日10回ほど行います。

 

作った昆布水は、冷蔵庫保存でも3日以内に使い切るようにしましょう。

1日10回していたら、500mlなら使いきれると思います。

 

2週間~1か月続けてみましょう

 

先生はこの昆布水でのぶくぶくうがいを『世界が注目するUMAMI(うまみ)を活用した 味覚障害ドライマウス治療』とおっしゃっていました(^_^)

 

 

他にも

 

・食事のおいしさは、味覚だけでなく、嗅覚、聴覚と視覚も重要な関わりがある。

・体調も関係している。おなかを壊しているときは、味覚の変化が起こる。

・味覚の異常は早めに治して、楽しく、おいしく食事をすることで、元気でいられる。

 

とおっしゃっていました。

 

(笹野先生の講演のまとめはここまでです。)

 

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また、ためしてガッテンでは、出汁昆布を舐め続けることも推奨していました。

 

出汁昆布を1×1cm角に切ってひたすら舐めるだけ。

 

噛みたくなっちゃうけど、噛んだり飲み込まないで口の中に置いておくと唾液が出続けるのだそうです。

(口の中でじーっと残しておくというのは、まるで、食べる瞑想みたいです(笑))

 

うまみを感じるのは舌の奥の方なので、昆布水も出汁昆布も、舌の奥で味わうようにするとよいそうです。

  

 

 

 

唾液の分泌が悪くなることで、虫歯や歯周病が悪化したり、最近よく耳にする誤嚥性肺炎のリスクが高まります。

 

柔らかい食べ物ばかり食べていると、口の周りの筋肉の衰えなどから唾液の分泌が悪くなるそうなので、硬いものを食べるためにも、歯のケアも重要なのだと思います。

 

 

健康な状態でなかったら、ヨガのクラスにも足を運んでいただけません。

 

ヨガの学会では、ヨガに関することはもちろんですが、健康に暮らしていくためのお勉強もさせていただけるので、ありがたいことだなあといつも思っています。

 

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