今日は夏至(げし)です。
北半球では一年中で、日の出から日没までの時間がいちばん長く、夜がいちばん短い日です。
冬至のころと比較すると、昼間の時間差が4時間以上もあるそうです。
夏至の過ごし方
梅雨の時期特有のだるさがある時期です。
詳しくはこちらに書きました。
朝は早めに起きて、新鮮な空気を吸い、軽く身体を動かしたりして、新陳代謝をよくすることに努めましょう。
身体の水はけがよくなり、湿邪の影響が少なくなります(^_^)
夏至の食べ物
自然な甘みのある食材は、この時期の身体を優しく労わります。
もち米、トウモロコシ、大豆などの穀物や豆類、野菜ですと、山芋、カボチャ、ジャガイモ、ニンジン、枝豆、キノコ類などがおすすめです。
また、薬味になるもの(生姜、ネギ、しそ、みょうが、わさびなど)を、生ものや冷たいものを食べる時に一緒に食べると、いい食べ合わせになります。
気の巡りもよくしてくれますから、なんとなく身体が重いこの時期にぴったりです。
薬味についてはこちらにも書いてあります。
冬病夏治のお話
とうびょうかじ、と読みます。
ふゆのびょうきはなつになおす。
東洋医学では夏至のころから、冬に悪化しがちな病気の治療を始めるとされています。
冬に悪化しがちな病気とは、関節リウマチ、喘息、神経痛、気管支炎や、冷えなどです。
冬に陽の気が不足することで起こると考えられているため、陽の気が極まるこの夏至の時期が、治療に最適なんだそうです。
この時期からお灸を据えたり、身体が求めるままに冷たい食べ物や飲み物を摂るのではなく、温かいものも積極的に摂って、陽気を補うことで、冬の病気の症状を軽くすることができます。
(※ 炎症や熱がある方や、暑がりの方には当てはまりません)
冬のお悩みがない方でも、本来は暑いはずの夏に、冷たいものを食べ飲みし過ぎたり、冷房を不必要に強くして身体を寒くしたりしないようにしましょう。
おひさまをちょっとだけ浴びよう
クラスでもよくお話をしていますが、おひさまを浴びないことで、ビタミンDの欠乏が起こり、骨が弱くなります。そう、骨粗しょう症です。
イタリアのことわざに「太陽の入ってこないところに医者が入ってくる」というのがあるそうです。
現代医学では日焼けのし過ぎは皮膚がんなどの一因になると言われていますし、女性ですとシミやシワが気になるところ。
しかし、いいこともあるのです。
おひさまの光は、脳の内分泌系やホルモンバランスを司るところに刺激を与えてくれるので、身体の不調を整えてくれたり、若返りにも効果があるそうです。
晴れた朝、明るい窓の方を見ながら身支度をあれこれしたり、窓辺に立って外を見るとで、乱れがちな体内時計をリセットすることができますよ(^_^)(夜、眠りに就きやすくなります)
また、おひさまの光は、心を覆っている闇を払ってくれるような気もします。
梅雨で雨が続き、大きな地震もあったりで、うつうつとした気持ちの方もいらっしゃると思います。
今日と明日は、晴れ間の覗く時間帯もあるそうなので、そんなときは短い時間でいいので、おひさまの光の恩恵をいただいてみてはいかがでしょうか。
(室内の湿気をとるために、窓を開けて風通しをよくしてみましょう。)
繰り返しになりますが、過度におひさまを浴びることで、私達によくない影響もありますからご注意ください。
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雨の日が続くと、心もじめじめと湿ったような感じになりますが、あたたかで明るいおひさまの光のありがたみを再確認することができる、という考え方もできませんか(^_^)?
梅雨もずっとは続きません。
梅雨の向こうには、陽気な夏が待っています(^_^)/
(最近の夏は暑過ぎですが(笑))