今日は二十四節季の小満です。
梅雨や酷暑の時期に向けて、しっかり養生しておきたいものです。
小満の過ごし方
この時期は引き続き、ストレスのたまりやすい時期とされています。
ストレスがかかっていると、気の滞りがおきやすくなります。
普段頑張っている身体と心。
緊張を上手にほぐして、気の巡りを整えたいものです。
小満の食べ物
以前にも書きましたが、カツオが断然おすすめです。
季節の食材でもあります。
しかし、今年は生のカツオは店頭にあまり並んでいません。
今年の春先に、アニキサスという虫がカツオに寄生することで起こる食中毒が頻発したからです。
冷凍することや、タタキにすることで被害は防げるとされています。
カツオの血合い部分は、レバー並の栄養価があるそうです。
鉄(貧血予防)、ビタミンB(疲労回復)、ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)、タウリン(動脈硬化予防)、ナイアシン(精神を落ち着ける)などが豊富に含まれています。
森林浴のすすめ
外を見ると、植物の緑がとても綺麗ですし、鳥のヒナがかえったようで、あちこちでぴーぴーと鳴いている声が聞こえてきます(^_^)
生命が喜びに満ちているという感じ。
森林浴にもいい頃ですね。
森の中を歩くだけで、なんだかすがすがしい気持ちになります。
これは科学的に説明できるそうで、木々(特に葉)から「フィトンチッド」という名前の芳香物質が発散されていて、その香りがすがすがしい気持ちにしてくれるのだとか。
フィトンチッドには消臭や脱臭の効果があり、森の中のあまりよくない香り(動物の死骸や、発酵したものの香り)を消し、空気をきれいにしてくれる働きがあります。
私たちがフィトンチッドの香りをかぐと、脳内にα波が現れ、精神が安定するという実験結果もあります。
他にも
・交感神経優位(興奮状態)を穏やかにしてくれる
・不眠の解消
・肝機能の改善
という働きがあるそうです。
身近にあるフィトンチッド
森まで足を伸ばさなくても、実は身近なところにフィトンチッドはあります。
和菓子などに使われる葉っぱ類。桜餅や柏餅の葉の香りがそれです。
奈良の柿の葉すしもそうですね(^_^)
お茶の香りにもフィトンチッドが含まれているそうです。
木製品にも、自然ないい香りのするものがありますよね。
おふろに浮かべるひのき玉、木のまな板、木でできた新しい家など。
自然の香りを楽しみながらリラックスできるのはいいことだと思います。
普段頑張っている身体と心を、天然の香りを使って癒してあげましょう。
日焼け対策について
昨日の外ヨガイベントでは、すっかり日焼けしてしまいました(^_^;)
森林浴のときもそうですが、外に出るときは曇りの日でも紫外線対策は万全になさってください。
光老化という言葉も最近聞きます。
紫外線を浴びることで肌の老化が進み、肌荒れ、シミ、くすみなど肌トラブルの原因になります。
日焼け止めを適度に塗布して、帽子や手袋、ストールなどを使い、紫外線から肌を守りたいものです。
日焼け止めをよく使う方は、こちらの記事もご覧ください。
また、日焼けをしてしまった日は、お肌にたっぷり水分を与えクールダウンさせるのと同時に、身体もひそかに脱水を起こしていますから、水分補給(お水をしっかり飲む)にも気を配りましょう。
脱水は、疲労感をとても大きくさせます。
私も昨日から今日にかけて、やたらとお水がほしくて、何年かぶりにスポーツドリンクを飲みました(笑)
プラセボかもしれませんが『しみこんでいくねえ~』と心の中で思ったりしていました(笑)
身体の声を聴きながら、身体のほしがっているもの(身体によいもの)を取り入れて生活していきたいなあと思っています。
ヨガは、身体からの小さな声に耳を傾ける訓練にもなります。
身体からのサイン、見逃さないようにするためにも、ぜひヨガを生活の中に取り入れてみてくださいね(^_^)
取り入れ方のヒントは、クラスの中でいつもお話をしています。ぜひヨガのクラスにもご参加ください(^_^)/