春のお彼岸に入りましたが、例年より1週間ほど早く和歌山から桜の開花のたよりが届きました。
この雨と寒さではお花見もむずかしいですが、金曜日からまたぐっと気温があがり、晴れるようです。
奈良は毎年、関西の中でもちょっと遅れて桜のたよりが届きます。今年は何日になるのか、楽しみです(^_^)
表題のお話。
クラスでも「テレビでこんな番組が放送されていましたが、見ていた人いますかー?」とお聞きしましたが、手を挙げて下さる人は少なく(^_^;)
とってもいい番組が放送されていたのです。
最初に結論を書いてしまいますと、
関西は日本の中でも、大腿骨骨折の発生率が高い地域である(人口10万人あたり)、ということです。
去年の秋に新聞記事がでていて、テレビでようやく取り上げたこの件は、とっても気になります。
あらためて新聞記事をインターネットで検索すると、ちょっと結果が違っていたりしますが、
全国の40才以上の男女を対象にした調査で、大腿骨の骨折率は西高東低、関西が突出して多いということでした。
大阪と兵庫が1位と2位を争っていて、他の関西勢もワースト10に入っていると番組内では紹介されていました。
男性よりも女性の方が骨折率が高く、理由としては、閉経後のホルモンバランスの変化によって、骨粗しょう症になる方が多いからだそうです。
もろくなっていく骨、なにかいい手はないでしょうか。
関西の人は なぜ骨が弱いのか
この番組は、関西のテレビ局が制作、放送していたので、なかなか説得力があるなあと思って見ていました。
主な理由を挙げて行きます。
せっかち
せっかちなため、歩くのも速いというのが関西の人の特徴によく挙げられますが、うっかり転倒して、それが弱くなっている骨に負荷をかけ、折れてしまうのです。
急いては事をし損じるということわざがありますが、なにかを急いだ結果、骨折しては元も子もありません(^_^;)
お化粧
厳密には日焼け止めです。
紫外線は皮膚がんだけでなく、シミやシワに繋がりますから、女性は紫外線を防ぐために、お化粧、日焼け止めを施す人も多いです。
ビタミンDは骨の形成になくてはならないものです。
そのビタミンDは紫外線に当たらないと体内で生成されないそうです。
過度な日焼け対策が、骨の形成の妨げになっている、ということでした。
他の地域の人に比べると納豆を食べない
周りの方に伺っても、納豆を好まない人はかなりの割合でいらっしゃいます。
「嫌だけど薬と思って食べてる」「本当に嫌いだから食べない」いろいろなお話を伺いました。
納豆に含まれるビタミンKは、カルシウムを骨に運ぶのがお仕事。
ビタミンKが不足することは、せっかく小魚とか牛乳などをがんばって摂って、カルシウム摂取に気を遣っても、運び屋さんがいないということです。
カルシウムのサプリメントに頼るのであれば、先に書いたビタミンDと、納豆にも含まれているビタミンKを配合しているものを選択するといいと思います。
(※ 番組では触れていませんでしたが、抗凝固剤をお医者様から出されている方は、ビタミンKは逆の作用をするので、ビタミンKを含むサプリメントを服用されるときは、お医者様にご相談ください)
納豆は骨の役に立つだけでなく、眠りの役にも立ちます(^_^)
対策
番組内では骨を強くするためには「運動がいいよ」と言っていました。
やり方は簡単。
直立姿勢になって、軽くつま先立ちをして、かかとを下ろす時にトンッと落とすようにする。これだけです。
かかとをトンッと落とすと、脚の骨全体に振動が伝わります。
この振動が骨を強くしてくれます。
信号待ちやエレベーターを待っているときなど、こっそりとすることができますよね(^_^)
もう一つは片足立ち。普段は両脚で体重を支えていますが、片足立ちになると、片足だけに体重がかかります。
このことが骨に負荷をかけるので、骨が強くなるとのこと。
今月のクラスでは、片足立ちの動きを入れています(笑)
テレビを見ながらガッツポーズしました(笑)
他にも 痩せ が取り上げられていました。
痩せている人は骨が細いですし、もしかしたら、あまり食べ物を積極的に摂っていないのかもしれません。
これは過度なダイエットの影響や偏食、運動不足から来ているんだとか。
若い女性が早くから骨粗しょう症だと、将来がちょっと不安になりますよね。
今年の1月に放送されていた山中教授の番組でも骨が取り上げられていました。
とてもわかりやすいです(^_^)
よく歩くことも骨の形成にいいことだと思います。
寒さがなくなってきて、外出が気持ちいい季節はもうすぐそこです。
『関西の人たちは以前に比べて骨が強くなりました』 とお医者さまたちにびっくりしてもらえるように、一緒にがんばりましょう(^_^)/